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二百三高地・雑記 遠い忘却の彼方 

2009/08/04 03:27/Tue
勝利の日章旗を振ろうとしている木下 
明治は遠くなりにけり
忘却の彼方で歴史が語るもの
時を経ても忘れてはならないことがある

 これも記事が長いので、2011.7/14に二つに分けました。

 二百三高地・雑記は
下の追記を読む、からご覧下さい。

 何か後編はただストーリーを紹介しただけになりました。久々に、余りにも詳しく紹介してしまったので、この映画を見たこともない人も見た気分になったのではないでしょうか。
 司馬遼太郎の「坂の上の雲」の話もからめることができませんでしたので、再度ここで書きたいと思います。

 何年かぶりかで、この作品を見直しましたが、やはり凡百の戦争映画から抜け出た名作であることを再認識させられました。
予告編・海も哭いた予告編・山も哭いた
●戦時中の人事はご法度
 
司馬遼太郎の「坂の上の雲」の中で、戦争の真っ最中で伊藤博文らが乃木を更迭しようとして明治帝がその更迭論を一蹴する場面での司馬遼太郎の見解でこんな言葉を憶えています。

 戦時中の人事はご法度である。もし、そこで司令官を代えてしまったら、兵たちは自分の仲間は、そんな者の命で死んだのかと、士気は一気に落ちる。      
 事実結果として、明治帝の判断は正しかった、ということですね。

 といっても、実際に旅順を陥落させたのは、乃木ではなく、盟友・児玉源太郎である、ということは明白ですけどね。

予告編より、さだまさし命の賛歌予告編、この世にいきとし・・予告編・すべての命に予告編・限りがあるならば予告編・海は死にますか予告編・山は死にますか
明治帝に愛された乃木将軍
 
明治帝が乃木の更迭を一蹴したことで、乃木の明治帝への恩義は更に強くなったと思います。
 明治帝と乃木は、まるで江戸時代から残る主従関係そのもので、明治帝もそんな乃木の高潔で部下思いな所を愛されたのではないでしょうか。
 日露戦争前、閑職にあった乃木を明治帝はたいそう気にされていたらしいですね。
 多分、乃木希典の半生は、我、生涯は明治帝と共にあった゛と言って過言ではないでしょう。
 もし明治天皇が乃木をかばってくれなかったら、乃木は惨めな最期を迎えたでしょうね。

 だから、明治帝が崩御した際に夫人と共に゛殉死゛したのは、何となくわかるような気がしますね。

 
でも、何も奥さんを道連れにしなくてもいいと思いますが、長男、次男とも旅順で戦死して、他の長女、三男も日露戦争前に亡くなっていたらしいですから、老いた夫人を一人残されるのを不憫に思ったのでしょうか。 (乃木には孫が一人もいませんでした。)

最前線にある者が死ぬ運命にあるのは、当然だ゜と申し上げているのです。小賀を見つめる乃木
●乃木将軍は軍人として無能でも人しては魅力的な人物
 ボクの亡き祖父という人は、軍人大嫌いな人だったのですが、乃木将軍だけは認めていましたね。

 乃木将軍にまつわる逸話はたくさんあって、祖父から聞いた話によれば、死んだ兵士の墓参りまでしたとか。
 日露戦争が終わった後にも、死んだ兵士の遺族を訪ねて、援助もしたらしいです。

 だから、この人は旅順を陥落させた英雄とは自分自身でも思ってなかったらしく、幾万の兵士を殺したという十字架を生涯、背負っていたのだと思います。

 司馬遼太郎も、「坂の上の雲」では手厳しく、乃木無能論を書いてますが、同氏の著書「殉死」を読んだところでは、人間・乃木希典としては認めていたのではという気がしました。

 日本海海戦でパーフェクト勝利を収めた、東郷平八郎元帥と乃木はまったく対照的ですね。

やっと取った陣地激闘
●凄まじい乃木将軍の最期
 これは乃木希典のキーワードでググってわかったことですが、静子夫人は乃木将軍の短刀で胸を一突きで絶命していますが、乃木将軍の最期は切腹だったのですね。

 切腹たって、腹を切ったぐらいではすぐには死ねないでしょうから、腹を裂いた刀を抜いて頚動脈を切って果てたとありました。

 江戸時代のように、介錯人でもいたらと思いますが、いたら絶対に止められるのは目に見えてたでしょう。

 そんな凄まじい死に方をしてまで、明治帝の後を追ったのかと驚愕しますね。

 そういえば、映画の中で、次男・保典の会話でこんな台詞がありました。  

今は木石に徹しちょる。木石では腹も切れんじゃろ・・
ラスト、牛若の講談ラスト、米川の遺児たちと遊ぶ佐知
●自分が死んで、何の国家ぞ!
 
この映画は、お国の為に命を捧げた兵士たちというより、自分が生きて帰ってこその国家がある、というアウトロー的なメッセージを感じました。

 それは脚本家・笠原和夫が「仁義なき戦い」から通して一貫して描き続けた、アウトロー魂ではなかったのではないでしょうか。

 特に、トップである軍司令官・乃木にあおい輝彦が激しく訴えるシーンは、笠原脚本ならではですが、実際には上官にあんなことは言えなかったでしょう。

 深作欣二は、笠原の脚本の完成度の高さを愛して、闘病中の晩年に笠原の脚本作品を読み返したそうですね。

 ただ、松竹の五社英雄と組んだ「226」だけは、かなり微妙な出来でしたね。

予告編・血と涙の二百三高地予告編・君の祖国
 自分自身、この映画をリアルタイムで見たのは高校生の時で、それまで今の若い人と同様に、゛二百三高地゛という地名すら知りませんでした。
 そんな地名は、日本の何処探してもありませんけどね。

 教科書が教えてくれなかった歴史を知れただけでも、この映画の持つ意義はあったと思います。

 高校時代に、社会科の先生、まだ20代の若さでしたが、何故その時日本はロシアに勝てたのかを論理的に説明してくれました。

 当時、ロシアには革命があり、厭戦ムードだったとか。それ以外にも、ロシアが日本をナメていた、ということもロシアの敗因のひとつでしょうね。
予告編・愛は死にますか予告編・心は死にますか
 公開当時湧き上がった、右よりである゛という的外れな見解に、映画評論家への不審が高まりました。

 結局は、いいか悪いかを判断するのは観客なのです。その点でも、脚本家の笠原和夫は批評の不在、を嘆いていましたね。

 これほどまでに名もなき兵士たちの生き様を描いた戦争映画が日本映画にかつてあったか、というほどの力作です。

 それは30年近くの時を経ても色褪せない輝きでした。

笑顔の着任早々の乃木希典今のわしは木石に徹しちょる。木石じゃ、腹も切れんじゃろ。
 明治は遠くなりにけり。
 これは、この映画が公開された29年前にも言われたことですが、更に現代となっては、明治時代からおよそ百年経つわけで、明治生まれの先代も少なくなりました。

 よりいっそう遠い昔のことになりましたが、忘れてはいけない悲しい歴史あったことを心に留め置いておきたいものです。


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