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ハッピーフライト・後編
2009/05/25
23:22/Mon






さて、後編です。
今のところ羽田発ホノルル行1980便は順調にフライトしていますが、機内の客席内では一難去って、また一難です。
何と、ファーストクラスのフルコースに出す最後のデザートのチョコレートケーキを焦がしてしまいました。
同じ同僚のCAの田中真理(吹石一恵)は、焦げたチョコレートケーキを見て思わず・・・
駄目だ、こりゃ。
はるかちゃんのせいではありません。その時、はるかちゃんはトイレで大泣きしてましたからね。
さて、困りました。デザートはマンゴープリンがあったのですが、それは既に出し尽くしてました。
どうするかといったらチーフパーサーの山崎(寺島しのぶ)は、食いしん坊グルメの、はるかちゃんに目をつけます。






゛あなた、料理は得意?゛
チーフパーサーにそう言われて、なんと!ドジCAのはるかちゃんがデザート作りのリーダーになります。
何とかと、はるかちゃんは使いよう、ですね~
これは、これから起こるフライトトラブルの岸部一徳のしょぼくれ上司にも当てはまっちゃいます。
機内の寄せ集めをかき集めて、みんなでケーキ作りです。
今は、炊飯器でケーキなんかできちゃったりするんですねぇ~






それもはるかちゃんの奮闘で何とかクリアーしましたが、次なるトラブルはフライト中に機体に異常が発生していました。
思うようにスピードが出ず、副操縦士の鈴木(田辺誠一)は操縦に悪戦苦闘していました。
機長の原田は機体が揺れた時に、落ちてきたスーツケースがチーフパーサーの原田(寺島しのぶ)の頭上に落ちてきたのを支えた時に、右手を打撲して操縦不可能になってしまいました。
マジっスか!焦る鈴木副操縦士。もう、このジャンボジェット機の操縦できるのは、彼一人だけになりました。






次第に機内の計器が思うように作動しなくなり、機長の原田は遂にエマージーシー・コールを宣言します。
もう、羽田に引き返す、以外ないようです。
すぐに羽田のオペレーション・コントール・センター(0CC)に連絡を取り、原因の究明と気象状況の分析と予測を依頼します。
その連絡は、グランドスタッフにもすぐに入り、これから帰ろうとしていた木村(田辺智子)と吉田(平岩紙)も急遽残業で居残りとなります。
田畑智子は、すぐに思い立ち、ロビーにたむろしている、飛行機おたくを見つけて、さっきのブログを見せてと頼みます。
そのブログの映っている画像をOCCの無線担当・中島(肘井美佳)が、画像ソフトを立ち上げて拡大してみると、かもめ、のようなものが写っていました。
どうやら、そのかもめが原因らしく、エンジンに入り込んでトラブルを起こしてるようでした。






1980便の緊急羽田引き返しに、その対応に騒然となるOCC。
そこで颯爽と登場する、しょぼくれオヤジ岸部一徳。
パソコンが全く使えないダメダメオヤジですが、こういう時にはスーパーオヤジに大変身!
バカとオヤジは使いよう。はるかちゃんの時は、この言葉は遠慮していましたが、岸部一徳にはいい(?)でしょう。
そのスーパーオヤジに変身した岸部一徳は、暴風雨の中、ロビーにあった飛行場の模型を皆で運びだし、各配置を的確な指示で動かし始めました。






その頃、機内の客席内では、吹石一恵が例のクレイマー客からまた゛洗礼゛を受けてました。
バカにするなっ!こんなチケット持ってくるのは俺がタカってると思ってるんだろ!と怒鳴り散らされてました。
その後で対処した寺島しのぶのチーフパーサーの対応は素晴らしかったですね。
自分たちの非を認めた上で、一人のお客様の都合で他のお客様を危険にさらすことはできない、と毅然とした態度で告げます。
その上で、先ほどの客室乗務員にもう一度お客様のサービスをさせるチャンスを下さいと懇願します。
このシーン、何度見ても感動します。
これはマニュアルにないサービスだと思います。
いってみれば、絵空事の映画だからこそ描ける理想論でもありますけどね。
現実には、いくらそれが仕事だといえ、なかなかそこまで言える人は少ないと思いますよ。






その頃、まだ空の上では副操縦士・鈴木が苛立っていました。
予報、全然外れてる。そっちから降りても風がすぐに戻っちゃうんだよぉ~わかってねぇーな、もうっ!
そんなこと無線係りの女の子(肘井美佳)に言われたって、中にいる者は、もっと状況がわかりません。
所詮、コンピュータのデータで弾き出した予報なんて当るはずもありません。
そこで頼りになるのは、数々の修羅場をくぐっている岸部一徳。この一見、しょぼくれ上司は、マシンでは不可能なことをやってのけます。
今までの経験から、風の向きが変わったら、それに対応できる対応策を随時、臨機応変に打っていきます。
機転を利かす、という言葉はこんな時の為にあるのでしょうね。






しかし、気象は更に悪化して暴風雲になり、鈴木や原田の視界も段々とさえぎられていきます。
羽田に降りるも、その出口すら見えない状況・・・
奇しくもこのフライトの前に副操縦士・鈴木は訓練シュミレーションで、これとほぼ似たような状況で結果・・・海に突っ込んでいます。
果たして、1980便は無事、羽田に帰還できるのか!?






ここでこの映画の紹介を切ります。ラストのネタバレだけはさすがに新作映画では、できませんからね。
この映画で一番胸が熱くなったのは、人は宝だ、という描き方ですね。 (ちょっと大げさですけどね)
特に岸部一徳のキャラのように、パソコンなんか使えなくったって、今までの経験から緊急時の危機を救うスーパーな活躍をできる人もいる、ということです。
実際、最初の頃の岸部一徳のキャラなんて、いつ会社から肩叩かれてもおかしくない存在(リストラ)でしたからね。
でも、彼のように変化する気象の流れを読み取り、誘導する人間がいなかったら、最悪の事態(大惨事)、も有りえましたからね。






この映画、最初コメディーで後半パニック映画、一粒で二度美味しい映画になっています。
ANAの全面協力で、飛行場で働く様々なプロの人たちの仕事が見れて、そこも実に興味深くて面白かったですね。
これこそエンターテイメント!だと思います。






最後に、この映画でOCCの無線担当・中島詩織を演じた、肘井(ひじい)美佳という若い女優が強く印象に残りました。
最初は岸部一徳をダメ上司扱いしますが、緊急時のスーパーな活躍で認めて、エンドロールではパソコンの熱血指導しているシーンが微笑ましいですね。
彼女、肘井美佳のこれからの活躍にも注目したいですね。


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by. KINGYO
好きな映画ですね。
綾瀬はるか という女優さんは、演技は誉められたものではありませんが、大きなスクリーンが似合う人だとおもいます。
なんとなく、ジャンルわけの難しい映画ですが、
彼女が出演しているだけで、おさまりがよく見えるのが不思議ですね。
綾瀬はるか という女優さんは、演技は誉められたものではありませんが、大きなスクリーンが似合う人だとおもいます。
なんとなく、ジャンルわけの難しい映画ですが、
彼女が出演しているだけで、おさまりがよく見えるのが不思議ですね。
2011.03.16
(22:22)
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綾瀬はるかは・・ by. じんのすけ
天然ですからねぇ~
この間のブルーリボンの授賞式の司会でも、やらかしました。
配給元をどしたら、"ゲンキュウモト"と読めるのか・・・逆に呼んでも、そんな読み方にならない。
この「ハッピーフライト」の斉藤悦子のキャラ、そのまんまですね。
だから、最近の映画「インシテミル」はそんな天然キャラとかけ離れた役で、実に綾瀬はるかぽくなかったですね。
今の日本映画で一番のコメデアンヌ女優ではないでしょうか。
この間のブルーリボンの授賞式の司会でも、やらかしました。
配給元をどしたら、"ゲンキュウモト"と読めるのか・・・逆に呼んでも、そんな読み方にならない。
この「ハッピーフライト」の斉藤悦子のキャラ、そのまんまですね。
だから、最近の映画「インシテミル」はそんな天然キャラとかけ離れた役で、実に綾瀬はるかぽくなかったですね。
今の日本映画で一番のコメデアンヌ女優ではないでしょうか。
2011.03.16
(23:45)
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by. KINGYO
確かにタイプはライトコメディーの人ですね。
「JAMFILMS」の中の「ジャスティス」や、「オッパイバレー」などは彼女の魅力が十分に出ていたと
思いますが「ICHI」のような作品は、どうもイマイチだと感じました。
得がたいキャラではありますよね。
注目株の筆頭だと思います。
「JAMFILMS」の中の「ジャスティス」や、「オッパイバレー」などは彼女の魅力が十分に出ていたと
思いますが「ICHI」のような作品は、どうもイマイチだと感じました。
得がたいキャラではありますよね。
注目株の筆頭だと思います。
2011.03.17
(05:28)
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