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魔界転生・後編 (1981年版)
2016/08/09
15:48/Tue

何を企んで死者を再生するのか、天草四郎
迎え撃つは柳生十兵衛
最後の決戦、来る


今回は、「魔界転生」(1981)の後編です。いよいよ天草四郎と柳生十兵衛の最期の死闘のクライマックスです。






遂に、歴史上、有り得ない組み合わせが実現します。
柳生十兵衛VS宮本武蔵
柳生十兵衛VS柳生但馬守宗矩
そして、最後は柳生十兵衛VS天草四郎時貞
凡そ、世代が違う、この組み合わせは映画ならでの、架空幻想ワールドです。
何度も見ている映画、なのですが、見る度のわくわく感が沸いてくるのは何故でしょう。
それでは、続きは下の追記を読む、から魔界の世界へとお入り下さい。
後半ストーリー
お玉が魔界衆と睨んだ宗矩は、刀匠村正にお玉を斬るための妖刀を依頼。不治の病に冒されていた宗矩は妖刀を携え、乱心を装いお玉の方を斬ろうと江戸城へ向かった。
入れ代わりに武蔵が柳生家へ現れ、佐々木小次郎を倒した木刀を手にし、宗矩か十兵衛との決闘を望む。十兵衛の弟・柳生左門友矩が対したものの、一撃で頭を叩き割られ撲殺された。一方登城の宗矩には、胤瞬が立ちはだかる。
戦いの末、宗矩は一刀両断で胤瞬を切り捨てるが、死地を彷徨う。
四郎は宗矩を魔界へ誘うが、「生涯に悔いなし」と拒んだ。
しかし十兵衛を息子というよりも天才的な剣豪として愛していた宗矩は、一介の剣士として十兵衛と戦いたいという望みを四郎に見透かされ、魔界衆への転生を受け入れた。
宗矩が魔界衆に加わったことにショックを受けた十兵衛だが、宗矩と武蔵を倒すため、かつての武蔵の恋人・お通の姪である二代目・おつうを養女にしていた村正に、魔界衆を斬れる妖刀を打ってもらうよう、宗矩同様に依頼した。








だが村正は、宗矩に渡した妖刀で精魂を使い果たしてしまい、一旦断る。その時、武蔵が十兵衛と決闘しようと、不意に村正の家へ乗り込もうとする。
四郎は霧丸を連れ、天領である佐倉の農村で呪いをはじめ、社会を不穏にしていこうと画策した。
十兵衛とも再会し、かつての交流を取り戻し、四郎が首領であることを十兵衛に伝える。しかし霧丸の裏切りを知った四郎は、逃亡しようとする霧丸を情け容赦なしにムチで絞殺してしまう。
十兵衛はおつうやお光と共に、一揆で亡くなった多くの農民や霧丸を葬っていた。
四郎たちを倒すことを改めて誓っていた十兵衛は武蔵から決闘を申し込まれ、村正最後の妖刀を身に帯び、舟島へ向かう。
おつうの笛は武蔵に優しさを思い出せようと奏でられるが、武蔵は動揺せず戦い続ける。幾度も剣を交えた末、十兵衛は高く飛び、空中から脳天割りで武蔵を倒した。
急ぎ江戸城へ向かう十兵衛だが、城では相変わらず家綱がガラシャに溺れていた。
ところが、ガラシャは忠興の名を口にしたため家綱から追及され、もみ合っているうちに灯を倒したことで出火し、明暦の大火へなっていく。紅蓮の炎で破壊されていく喜びに四郎はうち震え、宗矩は十兵衛を待ち焦がれていた。
やがて火の海に包まれていた江戸城に、身体中を魔除けの梵字で埋め尽くした十兵衛が登場。今まさに十兵衛vs宗矩・四郎との最終決戦が始まろうとしていた。








後半ストーリーの紹介は以上です。
この後、すぐに沢田健之と真田広之の男同士のキスシーンが有ります。
公開当時、沢田研二のラジオ番組を聴いていたら、この映画のキャンペーンで、監督の深作欣二と共演の千葉真一を招いての特別番組がありました。
沢田研二の方は、慣れているのが何でもなかったそうですが、真田広之は相当なショックを受けていたそうです。
1981年といえば、真田広之はまだ若手のアクションスターで売り出された頃で、本格的なラブシーンは、翌年1982年の松坂慶子と共演した「道頓堀川」が最初でしょう。
もしかしたら、真田広之の映画でのキスシーンは沢田研二が初めて、だつたのかもしれません。








この後、真田広之演じる霧丸が沢田研二に殺されて、いよいよ夢の対決がやってきます。
柳生十兵衛VS宮本武蔵。二人の剣豪、夢の対決です。
まるで、佐々木小次郎の巌流島をイメージした対決ですね。
波うち際を千葉真一と緒形拳が併走しますが、実はこの時に緒形拳が千葉真一を追い抜いてしまったそうです。
緒形拳は、学生時代は陸上の選手だったそうで、足は千葉真一より速かったようですね。
それも沢田研二のラジオ番組で、当時の撮影エピソードを監督の深作欣二が語っていました。








この頃の千葉真一といえば、柳生十兵衛が定番の役でした。
テレビドラマシリーズでも、「柳生一族の陰謀」で柳生十兵衛をやっていたし、その他のシリーズでもありましたね。
とにかく柳生十兵衛といえば、千葉真一でした。
それから数々の役者が柳生十兵衛を演じましたが、やはり千葉真一以外はしっくりと来なかったですね。
2004年に東映で佐藤浩市で「魔界転生」がリメイクされましたが、とにかく佐藤浩市の柳生十兵衛は、とにかく弱かった。
黒谷友香の助けがなかったら、佐藤十兵衛は、完全に佐々木小次郎のように頭蓋を割られていましたからね。





そして、父・但馬守との対決、天草四郎との最後の対決のクライマックスです。
当時はCGなんてありませんでしたから、実際の炎のセットの中で、衣装を水に濡らしての撮影だったようです。
それでも、よく衣装に火がつかなかったかと思います。沢田研二は、この時の撮影で手に火傷したようですね。
十兵衛に首に刎ねられても、まだ生きている天草四郎。まさに化け物です。



やはり何度、この1981年版の「魔界転生」を見直しても面白いです。
役者、監督、衣装、音楽と全ての面で他の作品を圧倒しています。何といっても絵が印象的で綺麗なんですよ。
古き良き日本映画の系譜とも言うべき、この作品。
もう何度もご覧になられたかと思いますが、今回の記事で興味を持たれた方は、是非もう一度見直してみて下さい。

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お玉が魔界衆と睨んだ宗矩は、刀匠村正にお玉を斬るための妖刀を依頼。不治の病に冒されていた宗矩は妖刀を携え、乱心を装いお玉の方を斬ろうと江戸城へ向かった。
入れ代わりに武蔵が柳生家へ現れ、佐々木小次郎を倒した木刀を手にし、宗矩か十兵衛との決闘を望む。十兵衛の弟・柳生左門友矩が対したものの、一撃で頭を叩き割られ撲殺された。一方登城の宗矩には、胤瞬が立ちはだかる。
戦いの末、宗矩は一刀両断で胤瞬を切り捨てるが、死地を彷徨う。
四郎は宗矩を魔界へ誘うが、「生涯に悔いなし」と拒んだ。
しかし十兵衛を息子というよりも天才的な剣豪として愛していた宗矩は、一介の剣士として十兵衛と戦いたいという望みを四郎に見透かされ、魔界衆への転生を受け入れた。
宗矩が魔界衆に加わったことにショックを受けた十兵衛だが、宗矩と武蔵を倒すため、かつての武蔵の恋人・お通の姪である二代目・おつうを養女にしていた村正に、魔界衆を斬れる妖刀を打ってもらうよう、宗矩同様に依頼した。








だが村正は、宗矩に渡した妖刀で精魂を使い果たしてしまい、一旦断る。その時、武蔵が十兵衛と決闘しようと、不意に村正の家へ乗り込もうとする。
四郎は霧丸を連れ、天領である佐倉の農村で呪いをはじめ、社会を不穏にしていこうと画策した。
十兵衛とも再会し、かつての交流を取り戻し、四郎が首領であることを十兵衛に伝える。しかし霧丸の裏切りを知った四郎は、逃亡しようとする霧丸を情け容赦なしにムチで絞殺してしまう。
十兵衛はおつうやお光と共に、一揆で亡くなった多くの農民や霧丸を葬っていた。
四郎たちを倒すことを改めて誓っていた十兵衛は武蔵から決闘を申し込まれ、村正最後の妖刀を身に帯び、舟島へ向かう。
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急ぎ江戸城へ向かう十兵衛だが、城では相変わらず家綱がガラシャに溺れていた。
ところが、ガラシャは忠興の名を口にしたため家綱から追及され、もみ合っているうちに灯を倒したことで出火し、明暦の大火へなっていく。紅蓮の炎で破壊されていく喜びに四郎はうち震え、宗矩は十兵衛を待ち焦がれていた。
やがて火の海に包まれていた江戸城に、身体中を魔除けの梵字で埋め尽くした十兵衛が登場。今まさに十兵衛vs宗矩・四郎との最終決戦が始まろうとしていた。








後半ストーリーの紹介は以上です。
この後、すぐに沢田健之と真田広之の男同士のキスシーンが有ります。
公開当時、沢田研二のラジオ番組を聴いていたら、この映画のキャンペーンで、監督の深作欣二と共演の千葉真一を招いての特別番組がありました。
沢田研二の方は、慣れているのが何でもなかったそうですが、真田広之は相当なショックを受けていたそうです。
1981年といえば、真田広之はまだ若手のアクションスターで売り出された頃で、本格的なラブシーンは、翌年1982年の松坂慶子と共演した「道頓堀川」が最初でしょう。
もしかしたら、真田広之の映画でのキスシーンは沢田研二が初めて、だつたのかもしれません。








この後、真田広之演じる霧丸が沢田研二に殺されて、いよいよ夢の対決がやってきます。
柳生十兵衛VS宮本武蔵。二人の剣豪、夢の対決です。
まるで、佐々木小次郎の巌流島をイメージした対決ですね。
波うち際を千葉真一と緒形拳が併走しますが、実はこの時に緒形拳が千葉真一を追い抜いてしまったそうです。
緒形拳は、学生時代は陸上の選手だったそうで、足は千葉真一より速かったようですね。
それも沢田研二のラジオ番組で、当時の撮影エピソードを監督の深作欣二が語っていました。








この頃の千葉真一といえば、柳生十兵衛が定番の役でした。
テレビドラマシリーズでも、「柳生一族の陰謀」で柳生十兵衛をやっていたし、その他のシリーズでもありましたね。
とにかく柳生十兵衛といえば、千葉真一でした。
それから数々の役者が柳生十兵衛を演じましたが、やはり千葉真一以外はしっくりと来なかったですね。
2004年に東映で佐藤浩市で「魔界転生」がリメイクされましたが、とにかく佐藤浩市の柳生十兵衛は、とにかく弱かった。
黒谷友香の助けがなかったら、佐藤十兵衛は、完全に佐々木小次郎のように頭蓋を割られていましたからね。





そして、父・但馬守との対決、天草四郎との最後の対決のクライマックスです。
当時はCGなんてありませんでしたから、実際の炎のセットの中で、衣装を水に濡らしての撮影だったようです。
それでも、よく衣装に火がつかなかったかと思います。沢田研二は、この時の撮影で手に火傷したようですね。
十兵衛に首に刎ねられても、まだ生きている天草四郎。まさに化け物です。



やはり何度、この1981年版の「魔界転生」を見直しても面白いです。
役者、監督、衣装、音楽と全ての面で他の作品を圧倒しています。何といっても絵が印象的で綺麗なんですよ。
古き良き日本映画の系譜とも言うべき、この作品。
もう何度もご覧になられたかと思いますが、今回の記事で興味を持たれた方は、是非もう一度見直してみて下さい。

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