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魔界転生・前編 (1981年版) 

2016/08/02 20:52/Tue
チラシ表&裏
エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。
我は求め訴えたり!
古き骸を捨て、蛇はここに蘇りべし。

朽ち果てた遺体よ。眠りから醒めよ。天草四郎と対決する柳生十兵衛 
 今回は「魔界転生 (1981年版)」です。
監督 深作欣二。原作 山田風太郎。出演 沢田研二、千葉真一佳那晃子、真田広之、室田日出雄、成田三樹夫、若山富三郎。

復讐するは我にあり柳生十兵衛と対決する宮本武蔵我ら魔界につかまつるが・・仰せの通り細川ガラシャ武蔵が身につけていた甲冑を手にする十兵衛
 今回は魑魅魍魎の時代劇ファンタジーです。

 島原の乱で制圧され、首を晒された天草四郎時貞が突然蘇り、宮本武蔵、法蔵院胤瞬、細川ガラシャ、柳生但馬守を魔界への導き徳川幕府転覆を狙おうとして、柳生十兵衛が迎え撃つというストーリーです。

 豪華絢爛たるキャスト、辻村ジュサブローの衣装、千葉真一VS若山富三郎の今まで見ることが出来ないであろう見事な殺陣。

 どれを取っても、色褪せていない異色時代劇の決定版です。

 今回は思い入れの強い作品なので、前編と後編に分けます。

 それでは、興味のある方は下の追記を読む、から魔界ワールドにお入り下さい。

1981年6月6日東映系公開
監督 : 深作欣二
製作 : 角川春樹
原作 : 山田風太郎
企画 : 角川春樹事務所
プロデューサー : 佐藤雅夫・本田達男・稲葉清治
脚本 : 野上龍雄・石川孝人・深作欣二

撮影 : 長谷川清
録音 : 中山茂二
照明 : 増田悦章
美術 : 井川徳道・佐野義和
編集 : 市田勇
助監督 : 土橋亨
進行主任 : 長岡功
スチール : 遠藤功成
音楽 : 山本邦山・菅野光亮
衣裳アドバイス : 辻村ジュサブロー
特撮監督 : 矢島信男
製作会社:角川春樹事務所 / 東映
配給:東映
2時間2分 ビスタサイズ

CAST
柳生十兵衛光厳・・・千葉真一
天草四郎時貞・・・・沢田研二
細川ガラシャ・・・・佳那晃子
宮本武蔵・・・・・・緒形拳
宝蔵院胤瞬・・・・・室田日出男
伊賀の霧丸・・・・・真田広之
徳川家綱・・・・・・松橋登
松平伊豆守・・・・・成田三樹夫
柳生左門友矩・・・・大場順
柳生又十郎宗冬・・・島英津夫
酒井雅楽頭・・・・・内田朝雄
板倉内膳正・・・・・角川春樹
おつう・・・・・・・神崎愛
村正・・・・・・・・丹波哲郎
柳生但馬守宗矩・・・若山富三郎 
2時間2分 ビスタサイズ

●予告編




ストーリー
 寛永十五年のキリシタン弾圧に端を発する島原の乱で、天草四郎時貞を始めとする2万人近い信者が惨殺された。

 しかし魔界の力を得て蘇った四郎は、徳川幕府へ復讐を決意。蘇った四郎はグリモワールを身につけ、「エロイムエッサイム 我は求め訴えたり」と唱えながら、自らと同じように現世で無念の思いを抱き、死んでいった者たちを魔界衆に引き入れようとする。

 細川忠興に見捨てられ、火の海に取り残された細川ガラシャ。柳生但馬守宗矩・柳生十兵衛光厳親子と、戦えなかった宮本武蔵。

 女性への煩悩を捨てられず、自殺した宝蔵院胤瞬。甲賀組頭・玄十郎が率いる甲賀衆に伊賀の隠れ里を襲われ、殺された伊賀の霧丸。次々と四郎の手で蘇っていった。

 伊賀衆が襲われた直後に十兵衛は隠れ里へ向かっていたが、破壊尽くされた里を目にし呆然とする。
島原の乱後の晒された天草四郎の首勝利の美酒に酔ったという

晒された首戦勝祝いの能の舞

カッと見開く天草四郎の首宙を飛ぶ四郎の首
 それでも霧丸ら生存者がいないか探し続けている十兵衛と、馬に乗る5人の魔界衆と遭遇。胤舜が馬を走らせ十兵衛に襲いかかるが、木の上へ飛び魔界衆を躱す。

 十兵衛は先年亡くなっていた武蔵や胤舜がいることに驚愕。四郎はそのまま江戸へ向かうことを十兵衛に宣言し、4人を先導して駆け去っていった。

 この時の十兵衛は彼らが魔界衆だとわからなかったが、異様で不穏な雰囲気を持っていたため、宗矩に至急書状で伝える。

 ガラシャは巫女のお玉の方に化け、日光東照宮に参詣した四代将軍徳川家綱に見初められ、側室となった。

 その美貌・肢体と妖しい色気を振りまくガラシャに籠絡された家綱は、政に無頓着となっていく。家綱の溺れぶりに危機感を募らせた松平伊豆守は、玄十郎にお玉を暗殺するよう指示した。

 この密談の場に四郎と霧丸が突然出現。暗殺阻止のほか、四郎は島原の乱で幕府軍司令官だった伊豆守に、霧丸は玄十郎に、復讐を果たそうと目論んでいた。

 四郎は乱で亡くなった女たちの髪で編んだムチで伊豆守を、霧丸は玄十郎を惨殺したのだった・・

晒された子供の首を撫でる四郎神よ!全能にして万物の作り主たる神よ!

安らかに天国の門を叩かんことを呪いの闇に巣食う者よ。毒持てる蛇。

汝の力を我に与えよ細川ガラシャの御霊に・・
 前半のストーリーの紹介は以上です。

 映画の冒頭、梟首された天草四郎時貞の眼がカッと見開き、首が飛んで行っています。

 これは、明らかに“平将門伝説”を意識したものですね。

 蘇った天草四郎訳の沢田研二の中の長台詞に、“復讐するは我にあり”というのがあります。
 これは、1979年に緒形拳・主演で製作された佐木隆三の小説の映画化権争奪で深作欣二が敗れてしまった無念さを表してます。

 2004年に同じ東映で、佐藤浩市が柳生十兵衛を演じてリメイクされましたが、この1981年版を公開当時、佐藤浩市は渋谷東映で見ているそうです。
呪文を唱える四郎うぉー

何と申した誠、わらわは美しゅう見えるか

類ものうこれも天の摂理か 
 僕は当時、石川県に住んでいましたから、この作品は金沢東映で見ています。

 当時は、見たくてたまらない映画でした。

 何せ山田風太郎の奇想天外なストーリーがすごく魅力的でした。

 島原の乱で殺された筈の天草四郎が蘇り、数々の歴史上の有名な人物を蘇らせて・・
柳生十兵衛VS宮本武蔵の夢の対決をさせてしまうのです。

 宮本武蔵は、実際に島原の乱に参加していたようですが、柳生十兵衛とは世代が違いますので、剣を交えたことは一度もありません。
あなたの転生はかないまする死した宮本武蔵にくちづけをする細川ガラシャ

柳生十兵衛の声が聞こえるご案内申す
 もう、“映像”からして違いますよね。すごい“いい絵”ばかりですので、キャプチャー作業して楽しいです。

 こんな展開、何度見てもゾクゾクします。

 この「魔界転生」は何度も映画化、オリジナルビデオ化されていますかせ、やはり1981年の深作欣二版が圧倒的に軍を抜いています。

 まあ、キャストからして違いますからね。

 殺陣ではこの人に右に出る者は言われた、柳生但馬守を演じる若山富三郎の殺陣は凄く速いですよ。

 一瞬のうちに、“シュツ、シユツ゜”と斬り殺してしまっています。

 この時代にCGはありません。全てリアルな殺陣アクションです。対する主役の千葉真一も当時はアクションスターの第一人者でした。

武蔵殿美しい・・

生きたいか・・驚く十兵衛

笑う影丸霧丸・・
 真田広之は、公開当時はまだ若手でしたから、若山富三郎のことを“若山先生”と呼んでいました。

 時代劇が好きな者としては、これほど血が騒がせる映画も当時はなかったですね。
 何せ有り得ない対決が見られるのです。

 加えて、佳那晃子の細川ガラシャの色っぽいこと!

 この映画、
余りにも役者が揃い過ぎています。

将軍・家綱を迎えようとする裸のがラシャお待ち申し上げておりました

光る霧丸の眼キリシタン教徒首魁・天草四郎時貞
 さあ、後半はどんな展開が待っていたのでしょうか。

 何度も見ている作品だとは思いますが、忘れてしまっていることもたくさんありますよ。

 本記事で俄然、興味が沸いた方は、是非レンタル店で手に取って改めてご覧下さい。

 後編に続く、です。


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