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東京難民

忍び寄る格差社会の歪み
突然、大学生がネットカフェ難民に
そこから堕ちて這い上がれるのか!?


今回は「東京難民」です。
監督 佐々部清。主演 中村蒼。共演に大塚千弘、山本美月、金子ノブアキ、中野明慶、吹越満。本年(2014)、二月に公開された日本映画の新作です。






もし、突然住む場所を奪われて、行き場を失ったら・・・
今回の映画は自分には関係ないと心では願いつつも、実はこの格差社会において、その危険は常に孕んでいるという、ごく身近にあるテーマの問題作です。
それに加えて、準主役でホストにハマる看護師役で、最後はソープ嬢に落ちる女の子を大塚千弘が演じて、初ヌードを披露しています。
その大塚千弘のヌードは意外と・・・・美乳でした!
それでは、この作品の興味にある方は下の追記を読む、から作品の一部をご覧になりレンタル等の参考にして下さい。
2014年2月22日公開
監督 - 佐々部清
原作 - 福澤徹三
脚本 - 青島武
製作・プロデュース - 森山敦
撮影 - 坂江正明
プロデューサー - 臼井正明
美術 - 若松孝市、小林久之
音楽 - 遠藤浩二
主題歌 - 高橋優「旅人」(ワーナーミュージック・ジャパン)
照明 - 守利賢一
録音 - 福田伸
制作プロダクション - シネムーブ
配給 - ファントム・フィルム
製作幹事 - キングレコード
製作 - 『東京難民』製作委員会(キングレコード、ファントム・フィルム、シネムーブ)
CAST
時枝修・・・中村蒼
北条茜・・・大塚千弘
順矢・・・・・青柳翔
川辺瑠衣・・山本美月
小次郎・・・・中尾明慶
児玉篤志・・金子ノブアキ
鈴本・・・・・・井上順
軽部・・・・・・金井勇太
俊・・・・・・・・落合モトキ
芹沢・・・・・・田村三郎
長沼・・・・・・岡村洋一
毛利・・・・・・大谷ノブ彦(ダイノジ)
荒木(不動産管理部の男)・・・吹越満
警官・・・・・・福士誠治
警官・・・・・・津田寛治
小早川 ・・・・小市慢太郎
2時間10分 ビスタサイズ
●予告編
ストーリー
真っ暗な夜、鉄道の陸橋がある川のほとりで一人の男が運ばれてきました。運ばれてきた若い男はボコボコに殴れられていました。
運んで来た男の一人がリーダーに、“篤志さん、川にほおり込みますか”と聞いています。
篤志 そいつは、もう終わっている。
リーダーの男がそう言うと、そのまま男をそこに放置して五人のグループは立ち去って行きました。 放置された男の名前は時枝修という若い男でした。
その半年前、時枝修は都内に親にマンションを借りてもらい、仕送りで悠々自適な生活をしている大学生でした。
ある日、彼は内容証明の郵便物を受け取りますが、それを開封しないで、机に置きっぱなしにしました。その内容証明郵便には彼のこれからの運命を左右する重大な告知があることを彼はまだ知りませんでした。
修は翌日、持っていた学生証で大学の講義室に入ろうとしますが、エラーでそのIDカードが認識されずに、彼は講義室に入れませんでした。
すぐに友人に言われて学生課に行くと、二ヶ月間学費が未納で既に除籍処分になっていることを知らされます。
修は既に除籍になったことを今知らされたので、仕送りしてくれている北九州の父親に連絡取りますが、“お掛けになった番号は現在使われておりません”とのメッセージで、父親とは連絡が取れなくなっていました
仕方がないので、彼は北九州の実家に行ってみると、既にその家は売りに出されていました。玄関には鍵がかかって入れませんでしたが、何とかよじのぼって二階に上がると、ドアは施錠されておらず部屋に入ることは出来ました。
部屋に入ると、部屋は散らかり放題のままで亡くなった母の遺影も残されており、フィリピンハブにハマって、そのバーの女の子と写つている父親の写真に修は煙草を押し付けました。
修の父親はフィリピンパプに通い詰めて借金を作って、家を取られ、息子の知らない間に失踪していたのでした。
東京に帰ってすぐに修の部屋に、不動産会社の管理部の男が訪ねてきました。
その管理部の男は、二ヶ月間家賃が滞納しているので、すぐに滞納している家賃を支払うか退去するかを通知して帰っていきました。
修の部屋は二年間の賃貸契約をわけではなく、敷金、礼金なしの月ごとに支払う賃借人が家主に支払う一時金システムなので、家賃を払えなれば即退去しなくてはいけないのでした。
管理部の男は、準備もあるでしょうからと二日間の猶予を与えました。
修は早速、チラシ配りのバイトを始めましたが、配っている時にマンションの管理人に注意を受け、嫌気が刺してすぐに辞めてしまいパチンコ三昧になりました。
修は夜に帰宅すると鍵が合わず部屋に入ることが出来なくなりました。家賃滞納で不動産管理会社に鍵を変えられた為で、それは住んでいた部屋からの強制退去でした。
かくして、修は住む場所を無くして彷徨う、“東京難民”となってゆくのでした・・・
ストーリーの紹介は以上です。
最近、何かとニュースに出ている、“貧困による格差社会”と“ネットカフェ難民”がテーマの作品ですので、とても興味深い映画でした。
現代は終身雇用制度が崩壊して、非正規雇用者が全体の三割を超えているようです。
つまりは10人のうち3人が正社員ではない。保障がないという雇用状況にあるということです。
自分のような一人親方の自営業者も、大別すると非正規雇用者の中に入るのでしょうね。
仕事があるうちは収入はあっても、なければゼロなわけですし、入院とかの重度の病気なんかしたら、それこそ収入は止まってしまうのです。
近い将来を見据えて、最近はネットビジネスの無料セミナーに数回足を運んでいますが、そこで聞いたところによると誰のサポートも受けずにネットビジネスで稼げた人は数人程度しかいないそうです。
つまりは、本気でネットビジネスで稼ぎたいと思ったら、やはり実際に稼いでいる人の有料サポートを受けないと無理だな、というのが何回かの無料セミナー行って実感しました。
今回の新作映画は、突然を失って住所不定の浮浪者になる、という内容です。
これは、最近のテレビやヤフーのトップページなどで、若者の住居を持たないで生活している人が増えたというニュースを目にしますが、殆どの人は自分には関係ない話、と思っている筈です。
しかし、それは他人事では決してなく、自分たちも一歩間違えれば、その危険性を孕んでいるのです。明日は我が身、という例えもありますからね。
私も若い頃見ていた「北の国から」というドラマの中で、借金でその家を取られてしまい、突然引越しの通知を玄関にはって、故郷の地を去っていくというシーンを何気なく見た記憶があります。
それはドラマの中の出来事で、まさか自分の身に降りかかってくるなんて夢にも思いませんでした。
それが今から11年前に、自分の身にそれが起きてしまい、一夜にして故郷の帰る実家を失いました。
その当時も東京でにいて、丁度年度末の忙しい時期でしたが、実家の何千万もの借金を肩代わり出来るまでの貯金はありませんでした。
今回の映画の主人公も若い男も、父親と連絡取れなくなって田舎の実家に帰ったら、家は既に売りに出された誰も住んでいなかったという展開から始まります。
それだけでは済まず、父親が失踪したことで学費のみならず、家賃も二ヶ月以上滞納していたせいで、今住んでいる部屋からも退去させられてしまうのです。
大学生ともなれば、友達もたくさんいて、友人宅に転がり込むことも出来たでしようが、この主人公の若い男はそんな友達もいないという設定のようです。
まあ、何日かは友人宅に泊まれたとしても、ずっと居候というわけにはなかなかいきませんからね。
所持金も数万円ということで、仕方なくネットカフェを泊まる“ネットカフェ難民”となったのです。
その大学生は、たまたま入ったネットカフェで残されていたネットの履歴で医療治験、一週間で15万それも三食付というおいしいバイトを見つけることが出来るのです。
ところが、いきなりあぶく銭が入って浮かれた彼は、パチンコで使って、夜に若い女の子から逆ナンされます。飲みに誘われて、その二件目のその子の行き付けのホストクラブに連れていかれるのです。
すぐにホテルにエッチできるかと思っていたら、その当ては、まんまと外れてしまいます。
そこで調子こいた彼は高い酒を一気飲みして酔い潰れて店で寝てしまい、その隙に連れの女の子がさっさと帰ってしまっていて、起きた時に会計をさせられてしまいます。
その店の支払い額は26万円。当然、所持金では足りませんから、彼は土下座して頼み込み、その店のホストとして働くことになります。
主人公の男がホストで働くことになって、そこで出会うのが大塚千弘が演じる看護師です。
この大塚千弘演じる看護師も地味キャラですから、自分からホストクラブに来たわけではありません。
たまたま街で知り合った、主人公の男を騙した山本美月に誘われてホストクラブに来て、ホストらしくない主人公の青年に常連客となっていくわけです。
その中村蒼演じる大学生も、何かリクルートスーツみたいな地味なスーツ来て、チャらい他のホストとは違った朴訥で誠実そうなキャラだったので、看護師の彼女がハマった原因でしようね。
折角、彼女が中村青年の成績上げようとシャンパンタワーの百万円用意したのに、彼女のことを気遣って、中村青年はわざと安いウィスキーに変更するなど、凡そホストらしくないところに彼女は益々、彼のことが好きになっていきます。
それで何回か店に通ううちに店外デートで、その帰りでホテルでエッチとなります。
ここで、ようやく大塚千弘の初ヌードが見れました。
最初の印象では、大塚千弘はそんなに胸は大きくなく、フツーかなという印象受けましたが、いやいや後半にソープ嬢に転落して、おっぱいポロリするシーン見たら、意外と“ちょい巨乳ちゃん”でしたよ。
でも、濡れ場シーン的にはですね・・・平凡というよりは、つまらないです。
中村蒼の大学生は親のスネかじりの“ボンボン”のくせして、いざ千弘姉さんとベットインしたら、“僕、実は女性とエッチするのが今回で初めてなんですぅ~”のような、千弘姉さんにずっとリードされっぱなしです。
いつも言っていることですが、若いんだったら、男の本能むき出しにして、おっぱいにしゃぶりつけ!ですよ。
それがお姉さんに終始リードされるなんて・・・実に情けない。
大塚千弘が年上ということで、女性がリードするベットシーンにしたのでしょうね。
千弘姉さんが青年をリードして、“アタシのおっぱい触りなさい”と自らで手を持つっていますからね。
それで二度目のエッチは裸で向き合ってキスして終わりです。
おいおい!キスして終わるなよ、その先は、えっ!?割愛されてました・・・これじゃ濡れ場シーンとしての“官能”には程遠いです。
大塚千弘のおっぱいは、すごくキレイだっただけに、もう少し見たかったは最後のソープランドのシーンでありますが、そこではおっぱいを見せる程度です。
千弘姉さんのたわわなおっぱいが揺れるシーンが殆どなく終わっていました。
この映画は、転落していくのは主人公の青年だけできなく、その男に恋をしてしまった千弘姉さんもソープ嬢に身を落としていきます。
中村青年につく客といったら、千弘姉さんぐらいですから彼女は彼の成績を上げようとして、わざと高い酒を頼み、結局は看護師の収入だけでは追いつかず、多額の借金を背負う羽目になり、やがてソープ嬢へと転落していきます。
そして、中村青年はある日、事情が出来てホストを辞めて、突然彼女の前からしばらく消えることになります。
千弘姉さんには支払いの済んでいない店の売掛金(つけ)が残り、借金だけが膨らんだというパターンです。
そして、ホストを辞めて数ヶ月が経ち、看護師を辞めてソープ嬢になったことを知った彼は、今度は客として彼女に会いに行くというわけです。
かつては二人は恋人同士だったのです。
ソープにいる子が元カノと判って、わざわざお金払って会いに行くというのも現実には、まずないことでしようね。
そんなところに行かなくても、昔はセックスに対価を払うなんてことなかったですが、彼はそこで彼女と再びセックスするのが目的ではなく、自分のせいでそうなってしまったことをただ謝りたかったのです。
でも、一応は部屋に通されたらサービス料(多分、四万)払わなければいけないとお金を出しますが、彼女は“そんなにアタシを惨めにさせたいの”とその金をほおり投げます。
恋人同士だった頃はそんなセックスしたからと言ってお金なんか要求しなかつたわけで、それでソープ嬢で働いているから、そこではお金払うと言われたって・・・“馬鹿にしないでよ”と言うのは無理ないでしょう。
その青年と過去にしたセックスには、確かに“愛”がありました。
中村青年だって、店の上客だったから付き合ってやつたというのではなく、確かに彼女を一人の女として愛していたのです。
だから、自分のせいでそうなってしまったことを、総額六万円という大枚はたいて彼は謝りに来たのです。
というより、彼はかつて愛した彼女に“再び、愛を乞う”のです。
ホストを辞めて、また“難民”に逆戻りした彼にとっての総額六万円は大変な出費なのです。
でも、彼には彼女への未だに消えていない“彼女への愛”が残っていた。
“あなたが好きでした”
彼が劇中で彼女に告白したのは別の言葉ですが、言ってる意味はそんなものです。
そこには一遍の曇りもない正直な自分の気持ちを彼女にぶつけたのです。
何よりもう一度、大好きだった彼女に会いたかった・・・
“あなたに出会えて僕は幸せでした”
こんな言葉も、中村青年は言っていませんが、多分彼はそういう気持ちで一杯だったろうし、それは彼女にも充分に伝わっていました。
だから苦しい生活しているのに、彼女にお金を払ってまで会いに来たのです。
そんな彼の本心を聞けたことで、彼女は彼に使ったお金も愛した時間も決して無駄ではなかったことを知ります。
最後の方のシーンをネタバレしちゃいましたが、どうしてもここは触れておきたかったので敢えて書きました。
このシーン、もの凄く切なかったです。
看護師の彼女は彼と出会った場所がホストクラブでなかったら、別の生き方があったに違いありません。
でも彼と出会って恋人だった時間は、振り返っても楽しい時間だった。少なくとも彼に騙されて貢いだわけではなかったのです。
最後のソープでの再会シーンでの大塚千弘の芝居は心を衝いてくるものがありました。
この作品を見るまでは、大塚千弘は地味な印象しかありませんでしたが、この作品ではすごくかわいい女の子を演じて、彼女の切ない表情が迫ってきました。
この作品の大塚千弘、すごく美しかったです。そして、愛おしく見えました。
人は生きていれば何処かで道を誤ることもあります。
確かにお金がたくさんあれば幸せな暮らしも出来るでしょう。
だけど、どんなに底辺で生きていても、根底にある大事なものを失っていなければ、いつかは再生することは誰にでも可能な筈です。
そんなパッション(情熱)を与えられた作品でした。
何よりもこの映画では、ヒロイン・大塚千弘が輝いていました。
彼女はこれからもっと伸びる素材で女優さんで、是非とも来年、何処かの映画賞で助演女優賞を取ってもらいたいものです。
東京難民 参考価格 5,184円
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週刊スピリッツで連載されていた原作漫画「ショコラ」は見た記憶はありますが・・・
ドラマで実写化されていたのは知りませんでした。
調べてみたら大塚千弘は“ちひろ”とひかがな表記のまだ現役JKでしたね。
それから11年、すっかり色っぽいお姉さんに成長しましたね。
よくヌードになってくれたと思います。
> よくヌードになってくれたと思います。
でも、今回ヌードになったことで大塚千弘の知名度もグンと上がるでしょうね。
彼女は将来、尾野真千子のような女優になれるような気がします。
シンさんがコメントくれた時間は、記事メンテナンスで朝まで作業していたので寝ていました。
見た時はおかしな箇所がたくさんあったと思いますが、直したり加筆したり画像もちょこっと
追加していますので、改めて見て下さい。
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