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未成年 第三回 俺たちのクソッタレ人生
2009/02/15
10:12/Sun





夏が来ると思い出すぅ~
この三話から四話にかけてが、ドラ序盤のひとつの山場ですね。特に、この三話のラストシーンは、泣けて仕方なかったですね。
第三話は、まさに青春残酷物語、です。
この続きは、下の追記を読む、からご覧下さい。




生まれる前の決まりごとを、ウダウダごねるつもりはないさ。
俺はもっとテキトーだからね。
クセー台詞でまとめちまうなら、第一志望は譲れないだけさ
ただ、いつも誰かを・いや・・何かを・・
うぁ~っと・・腹一杯・・愛したいんだ
オープニングのいしだ壱成の独り言は、この第三話あたりから"青年の主張"になりつつあります。




この三話あたりから、ストーリーが現代ぽくなってきますね。確か、95年あたりが女子高生の援助交際が問題になり始めた年だったと思います。
ゴローの上の組が地上げで廃墟となったビルで、電柱に貼ってあったテレクラのチラシを順平が持ってきて、そこで呼んでみるかとの話になりました。
高校生のヒロたちは、そんなお金を持ち合わせていませんから、ゴローが俺が買うから、お前らそこのロッカーに隠れて見ていろと、ヒロ、順平、デクの三人はロッカーに隠れます。
最初は、その場に秀才・勤もいましたが、そんなバカバカしい事よりお勉強と、さっさと自宅に帰ってしまいます。




はあ、はあ、と息を荒くしてロッカーに隠れて、覗き見している、ヒロたち。
前にも言いましたけど、それが若い男の子の本来の生態みたいなものです。別に覗き見を奨励してるわけではないですが、若い男の子は、まずは性欲ありき、なんです。
僕には、そんなの関係ねぇっ!と出て行った、勤君も、ヒロたちより先に、あゆのバレエレッスン覗き見して、"普通の男の子"しているのですから、人並みに女の子には興味がありますからねぇ~




しかし、ゴローが抱いていた女は・・ガーン!!何と、カコでした・・
お互いに気まずくなって、逃げるように去っていくカコ。ヒロは、モカを呼び出して、カコに援交をやめるように忠告してと頼みます。
ゴローの彼女、アリサに頼んだところで、ソープ嬢じゃ説得力ないですからね。




ヒロは兄貴の恋人、モカが好き。カコはヒロのことが好き。順平はカコのことが好き。
恋の三角関係というのは、現在放送中のラブシャッフルしかり。どのドラマにもある定番のようなものですね。
カコはヒロがモカのことを好きなのは知っていますから、そんな恋のライバルの大きなお世話な忠告より、
ヒロ、抱いて。ヒロがアタシを抱いてくれるなら、ウリやめるわ 、とヒロを誘惑します。




据え膳、食わぬが男の恥。という言葉もあるように、女の子の方から求められて拒否できる男、ましてや、やりたい盛りの10代ですからね。ヒロがカコの求めに応じてしまうのも無理からぬことです。
カコはヒロにとっても、気になる女の子でもありますしね。それが後に、カコに想いを寄せる親友・順平との亀裂にもなっていきます
アタシのこと気になる。エッチなことなんか想像してるんでしょ。
相変わらず、モカはヒロに直球ズバッと投げて、自分を諦めさせようとしてますが、恋の炎はそう簡単には消えないから厄介なのです。
しかし、モカ先生。飲み屋で未成年がしこたま酒飲んで、泥酔するまで、ほっといているんですから、これでいいのだーっ!はないでしょう。 (その飲み屋のカラオケで、デクがリクエストし曲が、バカボンの歌というオチです)
やがて、順平の野球部の夏の甲子園への切符があと一勝まで迫った、運命の決勝戦の日がやってきます。




夏の甲子園といえば、石川県で伝説となっている試合があります!
それは、今から29年前の1979年(昭和54年)、8月16日の星陵対箕島、延長18回までいった試合です。
ただ、この試合本来ならば星陵が勝っていた試合なんです。
延長16回裏、箕島最後の攻撃で既に2アウト。3-2で星陵が一点リード。最後のバッターが、一塁にフライを打ち上げて万事休止、と思われた瞬間。
一塁手が突然、転倒して、イージーフライを落球して、ファール!一塁手のエラーで、生き返った森川という打者は、次の投球を打った瞬間ホームランと判る打球を甲子園のラッキーゾーンに叩き込んで、土壇場の起死回生の同点劇。
天国と地獄、というのはまさに、このことでした。
延長18回をたった一人で投げぬいた、星陵の堅田という投手は既に肩で息をしている状態でしたから、力尽きた球は外野の間を抜けて、死闘は箕島の劇的な逆転勝利となりました。
その大会では、箕島が優勝しましたが、唯一苦戦したのが、この星陵戦でした。
あの時、ファースト・ミットに球がすんなり入っていたならば、優勝候補の箕島が二回戦で消えるという、大きな番狂わせが起こるとこでした。
高校野球史上でも、球史に残る名勝負、として語り継がれている試合です。
現在のヤンキースにいる松井は、その時小学生でしたから、まだ星陵には入ってません。
このドラマの作者の野島伸司は絶対、この試合をリアルタイムで見ているはずです!
たったひとつのエラーが命取りになって、土壇場でひっくり返るという悲劇を目の当たりに見て、野島伸司はこのドラマで再現したんだと思いますよ。




夏の甲子園まで、あと一球と迫り、ライトが守備で負傷した為に急遽、万年補欠の順平が代わりにライトの守備につきます。
運命の一球の凡フライが高々と順平目指して飛んでいきます。
太陽の光が目に入り、グラブをかすめながら、こぼれ落ちます。球は無情にも外野を転々として、打ったバッターも一気にホームに入り、土壇場で逆転サヨナラ負け・・
泣きながら、その後逸した球を必死で追う順平を見つめるヒロたち・・・




まぶしかっただけさ・・そうさ、それだけさ・・
俺たちの季節は・・いつだって真っ白になっちまう
何よりも一番大事な時に・・・
このいしだ壱成の致命的なエラーをした友を慰めるナレーションで綴られるこのシーンは、何度見ても泣けますっ!
そして、心を震わされる名シーンは、これからも続きます。
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