最近の記事
蛇にピアス
2009/02/04
01:30/Wed

今回の映画は2004年に芥川賞を受賞した金原ひとみの原作「蛇にピアス」を映画化した作品です。


その年は(2004年)の芥川賞は、「蹴りたい背中」の綿矢りさとの同時受賞でした。両者とも二十歳そこそこの若い女性だったので、当時は結構話題になりましたね。
この映画は去年の9月に公開されました。芥川賞取ってから、4年もの間空いて映画化されたのですから、少し遅い映画化でしたね。
2016年3月25日、画像の一部をBlu-ray版に差し替えました!
それでは、続きは下の追記を読む、から御覧下さい。


この映画、下の写真で見てわかる通り、かなりエロい映画です!
ぶっちゃけ、もうやりまくっているような映画でした!
この過激な役だと、なかなかやりたいという女優さんはいないでしょうねぇ~
よく成人映画指定にならなかったか不思議ですよ。R-15指定にはなっています。
この映画のヒロイン・ルイを演じるのが吉高由里子です。
本作品で、吉高由里子は今年の映画賞の新人賞を二つ受賞していますが、その前に2006年の「紀子の食卓」で翌年のヨコハマ映画祭の新人賞を受賞しています。








吉高由里子は、ドラマではフジの「あしたの喜多善男」、「太陽と海の教室」、最近ではTBSの「ラブシャッフル」に出演しています。
印象にはあったのですが、最近まで顔と名前が一致しない女優さんでしたが、よく見ると、かなりの美形ですねっ!
2007年に、その吉高由里子は事故に遭って入院中に、この原作本を読んで感銘を受けて自らを売り込んだとなっていますが、実際に売り込みしたのは事務所サイドでしようね。







この映画は゛脱ぐ゛というのが必須条件です!
女優やっていれば、脱ぐというハードルは、いつしか来ます。そのハードル越えないと、上にはいけないと昔、ボクに言った業界の芸能マネージャーもいました。
吉高由里子は、僅か二十歳でそのハードル越えをしたのですね。





この映画の内容はといいますと・・
蛇のように割れた舌を持つアマ(高良健吾)に惹かれた。
ルイ(吉高由里子)が体の関係を重ね、その男と同じ舌にピアスを入れたり、背中に刺青をしていき、アマの友人でもある彫り師・シバ(ARATA)とも関係するなど、愛の男性遍歴を重ねるというものです。
いわゆる二人の男の体を渡り歩いて、、エッチしまくっているというわけです。それもかなり激しいやり方で・・









二人の男たちの関係を重ねてる割には、その男たちの修羅場みたいなのは意外とないです。
主人公・ルイは彼氏の友達ともエッチしているんですけど、まあ、よくある話ですけどねぇ~
むしろ後半になって、ホモセクシャルが出てきます。両刀使いみたいな感じでね。それが、後半の事件のカギになってくわけです。
でも、これが人間の赤裸々な姿かな。




例え、それが友達の彼女でも、目の前で裸でいられたら、欲望を抑えろってのがドダイ無理な話ですからね。ましてや、若いうちは尚更、たぎるものがあるわけだし。
この映画の監督は、演劇界の大御所、蜷川幸雄です。
原作者からして若いのですから、監督は若手を起用してもよかったような気がしますね。
何か70年代の青春映画のような感じを少し受けました。
70年代の若者だって゛シラケ世代゛と言われて、決して熱くはなかっですからね。
濡れ場シーンの隠しも小道具使ったりと、何か昔ながらの手法で、今更という感じがします。
その濡れ場シーンの演出、昔と少しも変わっていないですね。いきなりかよ!みたいな・・





現代の渋谷が舞台なんですけど、う~ん、何か散漫な印象で終わりましたね。新人の吉高由里子に激しい濡れ場シーンやらせただけのね・・・
ただ、一人の女を二人の男が共有したというテーマは、何だか深いものを感じましたね。
原作からしてこんなにエロいのだろうか・・
この映画で吉高由里子は、ブルーリボンと、日本アカデミー賞の二つの新人賞を受賞しました。
●今年の各映画賞の新人賞受賞者です。
○報知映画賞 長渕文音 「三本木農業高校、馬術部」
○毎日映画コンクール 仲 里依紗 「純喫茶磯辺」
○ブルーリボン 吉高真由子 「蛇にピアス」
○日刊スポーツ映画賞 夏帆 「東京少女」、「うた魂」
同映画賞 石原裕次郎新人賞 松田翔太 「イキガミ」
○キネマ旬報賞 井之脇海 「トウキョウソナタ」
甘利はるな「ブタといた教室」
○ヨコハマ映画祭 月船さらら 「世界で一番美しい夜」
仲里依紗 「純喫茶磯辺」
石橋杏奈 「きみの友だち」
○日本アカデミー賞 小池徹平 「ホームレス●●●」
松田翔太 「イキガミ」
アヤカ・ウィルソン 「パコと魔法の絵本」
長渕文音 「三本木農業高校、馬部」、
福田沙紀 「櫻の園」
吉高由里子「蛇にピアス」




今年に限っては、新人賞取っても二つぐらいまでで、昔のように独占するような子はいませんね。
但し!相変わらず前年度の新人賞受賞者を二年連続で新人賞選出してる映画賞があります!
前年度で、夏帆は「天然コケコッコー」でヨコハマ映画祭の新人賞を、松田翔太も「ワルボロ」で日本アカデミー賞の新人賞を受賞しているのに、今年も新人賞を受賞しています。







夏帆と松田翔太の両者は共に、今年の日刊スポーツ大賞で二年連続新人賞を取っています。
新人賞は一生に一度しか取れない賞だから価値があるのでは?ましてや、二人共前年度の作品は主演ですよっ!
新人賞の選出が曖昧というより、いかにそこの審査員が映画を見ていないかを、さらけ出してるようなもんですけどねぇ~
↓ここからが、また前のDVD画像です。見比べれば、画質の違いが分かります。






◎追記
現在、吉高由里子は金曜10時TBS系で放送されている「ラブシャッフル」 にレギュラーで出ていますが、この映画のルイ役とは全く逆な随分と地味な役ですね。
有名な画家のお嬢様で美大生の役です。あんまり口数も少ない不思議少女で、よく注意して見ないと、吉高由里子かわかりませんよ。








玉木宏がゲーセンでムキになって、16万も使って、やっとゲットした、たれパンダのぬいぐみみをギューするなんて、吉高由里子の今までのキャラからしたら、ありえねー!ですけど、イメチェンした役でなかなか可愛いですよ。
このドラマ、脚本はあの野島伸司、なのに・・
らしからぬ、かる~い恋愛コメディーで、最初はヘンなドラマまた書いてるなと思いましたが、見てるとケッコーこのドラマ、くせになりそうです。







蛇にピアス (ブルーレイディスク)
↓クリックして頂けるこそが、何よりも疲労回復です。
いつもありがとうございます。

ランキングはここをクリック!
xx HOME xx
トラックバックURL
→http://chikinai.blog95.fc2.com/tb.php/33-6769e406
→http://chikinai.blog95.fc2.com/tb.php/33-6769e406
コメントの投稿
xx HOME xx