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愛と誠
2012/11/04
02:55/Sun


天使が不良に恋をした
究極の純愛エンターティメント!
究極の片思いは一体どうなる?


今回は新作映画「愛と誠」です。
1974年に松竹で西城秀樹・早乙女愛で映画化されています。今回の新作映画は、38年ぶりのリメイクです。
監督は三池崇史。主演は妻夫木聡、武井咲。その他の出演に安藤サクラ。伊原剛志、斉藤工、一青窈、市村正親です。






原作は70年代に「巨人の星」などのスポ根もので一世風靡した劇作家の梶原一騎です。
今回は不良とブルジョアのお嬢様の一途な純愛ストーリーです。
38年の時を経てリメイクされた新作は、ミュージカル仕立てになっています。
賛否両論あったリメイク作は、果たしてどうなっているのでしょうか?
今回は新作映画ですので、当然ラストのネタバレはなしです。
特に今回のリメイク作は、現在活躍中のヒロイン・武井咲の美少女ぷりが弾けていました。
興味のある方は、下の追記を読む、からご覧になってみて下さい。
2012年6月16日公開
監督 - 三池崇史
脚本 - 宅間孝行
原作 - 梶原一騎、ながやす巧「愛と誠」講談社漫画文庫所載
エグゼクティブプロデューサー - 井上伸一郎、椎名保
企画 - 伊藤秀裕、土川勉
撮影 - 北信康
美術 - 林田裕至
音楽 - 小林武史
主題歌 - 一青窈「愛と誠のファンタジア
エンディングテーマ - かりゆし58「笑っててくれよ」
振り付け - パパイヤ鈴木
製作 - 「愛と誠」製作委員会
(角川書店、ハピネット、東映、テレビ朝日、オー・エル・エム、NTTドコモ、木下グループ、エクセレントフィルムズ、コンセプトフィルム、ホリプロ)
配給 - 角川映画、東映
CAST
太賀誠 - 妻夫木聡
大賀誠・幼少期 - 加藤清史郎
早乙女愛 - 武井咲
岩清水弘 - 斎藤工
高原由紀 - 大野いと
ガムコ - 安藤サクラ
座王権太 - 伊原剛志
先生 - 前田健
早乙女美也子 - 一青窈
早乙女将吾 - 市村正親
2時間13分 シネマスコープサイズ
予告編
ストーリー
ブルジョアのお嬢様・早乙女愛は幼少期にスキー場で滑っている時に暴走して崖にまっくぐらの危機一髪の時に体を呈して救ってくれた少年がいました。
少女・早乙女愛を救ってくれた少年は、彼女とぶつかって止めた時に額に大きな傷を負ってしまいました。
それ以来、早乙女愛はその時の少年に再び会える日を夢見ていました。
それから10年ぐらいの月日が経ち、早乙女愛は美しい高校生に成長していました。彼女が偶然、新宿にいた時、街で一人の男子高校生が現れます。
その男子高校生は大賀誠。額に大きな三日月の傷があり、愛はあのスキー場で自分を助けてくれた少年だということに気づきました。
その大が誠は街の不良たちと派手な喧嘩を始め、たった一人で次々と不良をなぎ倒していきます。
愛はそんな大賀誠の前に立ちはだかり、彼の暴力を止めさせようとします。





やがて、警察の機動隊が駆けつけ、不良たちも逃げて、大賀誠も逃げようとしますが、愛が足にまとわりついて動きを止められた為、誠は機動隊に取り押さえられてしまいます。
そして、大賀誠は少年院送りになってしまいますが、すぐに釈放されました。愛が父親に頼んで、誠を少年院から釈放にして彼が住むアパートまで借りてあげたのでした。
何せ大賀誠は、昔早乙女家の令嬢の命を救ってくれた大恩人なのですから・・
それから大賀誠は愛の通っている名門・青葉台学園に編入します。その学費も娘の頼みで愛の父親が出していました。しかし、誠はその高校でも改心することなく、街の不良たちとの喧嘩に明け暮れる毎日です。






愛は誠に会って彼が今何を考えているのかを聞いてみることにします。
誠 俺がまっとな高校生活を送るのに必要なものがある。
愛 私があなたが立ち直るためなら何でもするわ。
誠 そうか。じゃあ、金よこせ。
愛 え?これ以上、まだお金を要求するの?
誠 生活費稼ぐのにバイトしてたら、勉強する暇ないだろう。俺に真面目になってほしいんだろう。
愛お譲さんよ。どうする?お譲様。
アパート代と学費まで面倒を見ている誠に月々の生活費まで要求されて、愛は父親に再び頼もうとしますが、父親は不良少年・大賀誠にそこまでの援助する気はなさそうでした。
愛は仕方なく校則に反して、いかがわしい喫茶店のウエイトレスのバイトを始めました。
果たして、早乙女愛の一途な愛は大賀誠に届くのか!?





ストーリーの紹介は以上です。
映画のキャンペーンで主演の妻夫木が、“ふざけた映画ですね”と言ってしまった影響からでしようか・・・
興行的に公開初週の興行成績11位からのスタートで、思いっ切りコケたようです。この映画の興行成績調べようと検索しても、全くといって具体的な数字が出てきませんから、多分何千万円という大コケレベルの数字だったのでしようね。
妻夫木の“ふざけた映画”発言も興行成績には少し影響出たでしよう。実際に見たら、やっぱりふざけた映画でしたからね。
でも、70年代の一途な純愛ものですから・・・こんなの大真面目に撮ったところで、もはや時代遅れですから、ラブ・コメディーにするしかなかったように思います。
まあ、ミュージカル風に出演者がいきなりミュージカル風に歌い出すというのは、どうもふざけ過ぎのような気がしましたけどね。





原作者の梶原一騎は既に故人となられていますから、もし生きていてこの映画見ていたら、“原作を冒涜している”と激怒していたのではないでしようか。
映画の時代背景は原作通り1972年です。現代には置き換えていませんでした。
そもそもが時代が70年代でなければ、成立しない純愛青春映画です。
その最もたる例が早乙女愛に思いに寄せる。秀才メガネ男子・岩清水弘がやたらと口にする・・・
君の為なら僕は死ねる。
これ、舞台が70年代だから言える台詞で、これが現代でこんなこと言おうものなら確実にドン引きされてしまいますからね。
今じゃあ、恥ずかしくてこんな言葉は誰も言えませんよ。
今回のリメイク作品で大賀誠を演じる妻夫木聡は31歳で高校生を演じていますが、意外と違和感は全くなかったです。
妻夫木自体が顔が童顔なせいですね。まさか十年後の40歳になっても高校生を演じたりして・・





この映画のもう一人の主役・早乙女愛を演じる武井咲は今年で18歳です。実年齢では武井咲と妻夫木とはひと周りも違う13歳も離れています。
今回の早乙女愛役は武井咲しかいないだろう、というくらいブルジョアお譲様役が似合っていました。
できることなら、制服がもっとかわいかったら、彼女が出演したドラマ「大切なことは君がすべて教えてくれた」の今ドキ女子高生制服なら、もっと胸キュンものだったでしよう。
70年代の女子高生の制服なら、これが精一杯ってとこでしょうね。
今回のリメイク作の監督はあの三池崇史です。さすがに三池崇史ならでのバイオレンスとちょいエロシーンがありました。
妻夫木がスケ番役の安藤サクラを逆さ吊りにして、パンツ丸見えにしてしまうシーンがそれです。





でも、安藤サクラのパンツなんかどうでもいいなあ・・
できれば武井咲ちゃんのが見たかった。武井咲のバイト先のウェイトレスのミニスカメイド制服で、あともうちょっと!というシーンがあります。それが上のキャプ写真です。
武井咲は正統派アイドル女優なので、残念ながらそんなお下品なパンチラシーンなんかあるわけないですけどね。
1974年の西城秀樹版には、そんなスケ番を宙吊りにしてパンツ丸見えにするシーンはありません。
その当時、西城秀樹はバリバリのアイドルでしたからね。西城秀樹がそんな下品なことやったら、ファンから“ヒデキ、やめて!”という悲鳴になっていたことでしょう。
70年代当時の西城ヒデキの人気は凄かったですからね。





それにしても、今回の大賀誠が唯一苦戦する不良番長・座王権太を最初誰が演じているか判らなくて、この映画の公式HPのキャストを見たら、何と!伊原剛志でした。
伊原剛志って、もうすぐ50歳ですよ。50近いオッサンが高校生を演じてしまうなんて・・・
伊原の実年齢では高校生の親の年齢ですよ。
映画の中では、中学生の頃から老け顔という設定でしたが、50近いおじさん男優に学ランを着せてしまうとは・・そこはいかにも何でも有りな三池崇史です。
多分、高校生を演じた役者の最高齢なのではないでしようか。
回想シーンで学生を演じる場合はありますが、そのまんまの高校生役で50近い役者が演じた例って殆ど記憶にありません。





今回のリメイク作品では、70年代の懐かしい歌謡曲が随所に出てきます。妻夫木が西城秀樹の「激しい恋」。武井咲が「この素晴らしい愛をもう一度」。
子供の頃のリアルタイムで聴いていた懐かしい曲です。その他には・・
岩清水弘を演じる斉藤工が『空に太陽がある限り』
高原由紀を演じる大野いとが『夢は夜ひらく』
座王権太を演じる伊原剛志が『オオカミ少年ケン』
太賀誠の母親を演じる余貴美子が『酒と泪と男と女』
女番長ガムコを演じる安藤サクラが『また逢う日まで』
などの昭和に流行った懐かしい歌謡曲が随所に出てきました。
それを今回の映画で歌わされた妻夫木、武井咲共にそんな昭和の歌謡曲は初めて知ったでしようね。
特に「夢は夜開く」は、宇多田ヒカルのお母さんの藤圭子の代表曲でした。また曲名を「股は夜開く」と、下品なタイトルの替え歌に変えられたりしていましたね。





そう言えば、最近の武井咲って、もの凄い勢いで主演ドラマやっていますね。
4月の「Wの悲劇」(テレビ朝日)、7月の「息のできない夏」(フジテレビ)、10月から現在放送中の「東京全力少女」(日本テレビ)と三クール連続で主演ドラマをやっています。
武井咲は去年あたりから、かなりの勢いで売れてきた子ですが、その割には映画も興行的にコケて、ドラマも低視聴率です。
主演ドラマがどれも平均視聴率が一桁台でそうですが、それを武井咲のせいにするにはかわいそうです。
ドラマに関しては武井咲のドラマだけが低視聴率というわけではなく、テレビドラマ全体が低調ですからね。。
2008年の武井咲のデビュー映画「櫻の園」から、彼女に注目してきましたが、まさかこんな急激に売れっ子アイドル女優になるとは少し予想外でした。





映画の内容に話を戻します。今回のリメイク作では妻夫木がスケ番グループの女の子に誘われてラブホテルに行きます。
そこで、“ムチャクチャにしていいよ”と、女の子にエッチを誘われるシーンがあります。
当然、妻夫木は何もしないで帰ります。
70年代の男子なら、“ガッツリいただくのが普通”でしよう・・・それが何もしないとはね。
まあ、大賀誠の硬派キャラとしては、“好きな女としか関係しない主義”なのでしようが・・・だったら、何でラブホの部屋までついて行くのよってな感じです。
それも、明らかに高校生の制服でラブホに行くなんて、ブッ飛び過ぎですよ。
今なら私服に着替えてラブホに行くでしょうから、学校の制服でラブホに行くなんて有り得ないですねぇ~
これでは女子からラブホに誘った手前として、“恥をかかされた”と大賀誠に復讐したくなるでしょう。
“据え膳”してやったのに、食わなかったのですからね・・女子の面目(?)を潰されて、赤っ恥、もいいとこです。
これは1974年の西城秀樹版にはなかった展開だったと思います。

この映画、何かと評判の悪かったのもうなずけましたが、娯楽作品と単純に楽しむ分には、それなりに面白かったです。
よく言われている三池崇史の怪作といつたところでしよう。
それはヒロイン・武井咲の可憐な魅力があったから、一応は見れる作品になったのだと思います。
こんなふざけた映画でも、武井咲の映画女優としての輝きを垣間見たという点においては、楽しめた作品でした。
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監督 - 三池崇史
脚本 - 宅間孝行
原作 - 梶原一騎、ながやす巧「愛と誠」講談社漫画文庫所載
エグゼクティブプロデューサー - 井上伸一郎、椎名保
企画 - 伊藤秀裕、土川勉
撮影 - 北信康
美術 - 林田裕至
音楽 - 小林武史
主題歌 - 一青窈「愛と誠のファンタジア
エンディングテーマ - かりゆし58「笑っててくれよ」
振り付け - パパイヤ鈴木
製作 - 「愛と誠」製作委員会
(角川書店、ハピネット、東映、テレビ朝日、オー・エル・エム、NTTドコモ、木下グループ、エクセレントフィルムズ、コンセプトフィルム、ホリプロ)
配給 - 角川映画、東映
CAST
太賀誠 - 妻夫木聡
大賀誠・幼少期 - 加藤清史郎
早乙女愛 - 武井咲
岩清水弘 - 斎藤工
高原由紀 - 大野いと
ガムコ - 安藤サクラ
座王権太 - 伊原剛志
先生 - 前田健
早乙女美也子 - 一青窈
早乙女将吾 - 市村正親
2時間13分 シネマスコープサイズ
予告編
ストーリー
ブルジョアのお嬢様・早乙女愛は幼少期にスキー場で滑っている時に暴走して崖にまっくぐらの危機一髪の時に体を呈して救ってくれた少年がいました。
少女・早乙女愛を救ってくれた少年は、彼女とぶつかって止めた時に額に大きな傷を負ってしまいました。
それ以来、早乙女愛はその時の少年に再び会える日を夢見ていました。
それから10年ぐらいの月日が経ち、早乙女愛は美しい高校生に成長していました。彼女が偶然、新宿にいた時、街で一人の男子高校生が現れます。
その男子高校生は大賀誠。額に大きな三日月の傷があり、愛はあのスキー場で自分を助けてくれた少年だということに気づきました。
その大が誠は街の不良たちと派手な喧嘩を始め、たった一人で次々と不良をなぎ倒していきます。
愛はそんな大賀誠の前に立ちはだかり、彼の暴力を止めさせようとします。






やがて、警察の機動隊が駆けつけ、不良たちも逃げて、大賀誠も逃げようとしますが、愛が足にまとわりついて動きを止められた為、誠は機動隊に取り押さえられてしまいます。
そして、大賀誠は少年院送りになってしまいますが、すぐに釈放されました。愛が父親に頼んで、誠を少年院から釈放にして彼が住むアパートまで借りてあげたのでした。
何せ大賀誠は、昔早乙女家の令嬢の命を救ってくれた大恩人なのですから・・
それから大賀誠は愛の通っている名門・青葉台学園に編入します。その学費も娘の頼みで愛の父親が出していました。しかし、誠はその高校でも改心することなく、街の不良たちとの喧嘩に明け暮れる毎日です。






愛は誠に会って彼が今何を考えているのかを聞いてみることにします。
誠 俺がまっとな高校生活を送るのに必要なものがある。
愛 私があなたが立ち直るためなら何でもするわ。
誠 そうか。じゃあ、金よこせ。
愛 え?これ以上、まだお金を要求するの?
誠 生活費稼ぐのにバイトしてたら、勉強する暇ないだろう。俺に真面目になってほしいんだろう。
愛お譲さんよ。どうする?お譲様。
アパート代と学費まで面倒を見ている誠に月々の生活費まで要求されて、愛は父親に再び頼もうとしますが、父親は不良少年・大賀誠にそこまでの援助する気はなさそうでした。
愛は仕方なく校則に反して、いかがわしい喫茶店のウエイトレスのバイトを始めました。
果たして、早乙女愛の一途な愛は大賀誠に届くのか!?






ストーリーの紹介は以上です。
映画のキャンペーンで主演の妻夫木が、“ふざけた映画ですね”と言ってしまった影響からでしようか・・・
興行的に公開初週の興行成績11位からのスタートで、思いっ切りコケたようです。この映画の興行成績調べようと検索しても、全くといって具体的な数字が出てきませんから、多分何千万円という大コケレベルの数字だったのでしようね。
妻夫木の“ふざけた映画”発言も興行成績には少し影響出たでしよう。実際に見たら、やっぱりふざけた映画でしたからね。
でも、70年代の一途な純愛ものですから・・・こんなの大真面目に撮ったところで、もはや時代遅れですから、ラブ・コメディーにするしかなかったように思います。
まあ、ミュージカル風に出演者がいきなりミュージカル風に歌い出すというのは、どうもふざけ過ぎのような気がしましたけどね。






原作者の梶原一騎は既に故人となられていますから、もし生きていてこの映画見ていたら、“原作を冒涜している”と激怒していたのではないでしようか。
映画の時代背景は原作通り1972年です。現代には置き換えていませんでした。
そもそもが時代が70年代でなければ、成立しない純愛青春映画です。
その最もたる例が早乙女愛に思いに寄せる。秀才メガネ男子・岩清水弘がやたらと口にする・・・
君の為なら僕は死ねる。
これ、舞台が70年代だから言える台詞で、これが現代でこんなこと言おうものなら確実にドン引きされてしまいますからね。
今じゃあ、恥ずかしくてこんな言葉は誰も言えませんよ。
今回のリメイク作品で大賀誠を演じる妻夫木聡は31歳で高校生を演じていますが、意外と違和感は全くなかったです。
妻夫木自体が顔が童顔なせいですね。まさか十年後の40歳になっても高校生を演じたりして・・






この映画のもう一人の主役・早乙女愛を演じる武井咲は今年で18歳です。実年齢では武井咲と妻夫木とはひと周りも違う13歳も離れています。
今回の早乙女愛役は武井咲しかいないだろう、というくらいブルジョアお譲様役が似合っていました。
できることなら、制服がもっとかわいかったら、彼女が出演したドラマ「大切なことは君がすべて教えてくれた」の今ドキ女子高生制服なら、もっと胸キュンものだったでしよう。
70年代の女子高生の制服なら、これが精一杯ってとこでしょうね。
今回のリメイク作の監督はあの三池崇史です。さすがに三池崇史ならでのバイオレンスとちょいエロシーンがありました。
妻夫木がスケ番役の安藤サクラを逆さ吊りにして、パンツ丸見えにしてしまうシーンがそれです。






でも、安藤サクラのパンツなんかどうでもいいなあ・・
できれば武井咲ちゃんのが見たかった。武井咲のバイト先のウェイトレスのミニスカメイド制服で、あともうちょっと!というシーンがあります。それが上のキャプ写真です。
武井咲は正統派アイドル女優なので、残念ながらそんなお下品なパンチラシーンなんかあるわけないですけどね。
1974年の西城秀樹版には、そんなスケ番を宙吊りにしてパンツ丸見えにするシーンはありません。
その当時、西城秀樹はバリバリのアイドルでしたからね。西城秀樹がそんな下品なことやったら、ファンから“ヒデキ、やめて!”という悲鳴になっていたことでしょう。
70年代当時の西城ヒデキの人気は凄かったですからね。






それにしても、今回の大賀誠が唯一苦戦する不良番長・座王権太を最初誰が演じているか判らなくて、この映画の公式HPのキャストを見たら、何と!伊原剛志でした。
伊原剛志って、もうすぐ50歳ですよ。50近いオッサンが高校生を演じてしまうなんて・・・
伊原の実年齢では高校生の親の年齢ですよ。
映画の中では、中学生の頃から老け顔という設定でしたが、50近いおじさん男優に学ランを着せてしまうとは・・そこはいかにも何でも有りな三池崇史です。
多分、高校生を演じた役者の最高齢なのではないでしようか。
回想シーンで学生を演じる場合はありますが、そのまんまの高校生役で50近い役者が演じた例って殆ど記憶にありません。






今回のリメイク作品では、70年代の懐かしい歌謡曲が随所に出てきます。妻夫木が西城秀樹の「激しい恋」。武井咲が「この素晴らしい愛をもう一度」。
子供の頃のリアルタイムで聴いていた懐かしい曲です。その他には・・
岩清水弘を演じる斉藤工が『空に太陽がある限り』
高原由紀を演じる大野いとが『夢は夜ひらく』
座王権太を演じる伊原剛志が『オオカミ少年ケン』
太賀誠の母親を演じる余貴美子が『酒と泪と男と女』
女番長ガムコを演じる安藤サクラが『また逢う日まで』
などの昭和に流行った懐かしい歌謡曲が随所に出てきました。
それを今回の映画で歌わされた妻夫木、武井咲共にそんな昭和の歌謡曲は初めて知ったでしようね。
特に「夢は夜開く」は、宇多田ヒカルのお母さんの藤圭子の代表曲でした。また曲名を「股は夜開く」と、下品なタイトルの替え歌に変えられたりしていましたね。






そう言えば、最近の武井咲って、もの凄い勢いで主演ドラマやっていますね。
4月の「Wの悲劇」(テレビ朝日)、7月の「息のできない夏」(フジテレビ)、10月から現在放送中の「東京全力少女」(日本テレビ)と三クール連続で主演ドラマをやっています。
武井咲は去年あたりから、かなりの勢いで売れてきた子ですが、その割には映画も興行的にコケて、ドラマも低視聴率です。
主演ドラマがどれも平均視聴率が一桁台でそうですが、それを武井咲のせいにするにはかわいそうです。
ドラマに関しては武井咲のドラマだけが低視聴率というわけではなく、テレビドラマ全体が低調ですからね。。
2008年の武井咲のデビュー映画「櫻の園」から、彼女に注目してきましたが、まさかこんな急激に売れっ子アイドル女優になるとは少し予想外でした。






映画の内容に話を戻します。今回のリメイク作では妻夫木がスケ番グループの女の子に誘われてラブホテルに行きます。
そこで、“ムチャクチャにしていいよ”と、女の子にエッチを誘われるシーンがあります。
当然、妻夫木は何もしないで帰ります。
70年代の男子なら、“ガッツリいただくのが普通”でしよう・・・それが何もしないとはね。
まあ、大賀誠の硬派キャラとしては、“好きな女としか関係しない主義”なのでしようが・・・だったら、何でラブホの部屋までついて行くのよってな感じです。
それも、明らかに高校生の制服でラブホに行くなんて、ブッ飛び過ぎですよ。
今なら私服に着替えてラブホに行くでしょうから、学校の制服でラブホに行くなんて有り得ないですねぇ~
これでは女子からラブホに誘った手前として、“恥をかかされた”と大賀誠に復讐したくなるでしょう。
“据え膳”してやったのに、食わなかったのですからね・・女子の面目(?)を潰されて、赤っ恥、もいいとこです。
これは1974年の西城秀樹版にはなかった展開だったと思います。


この映画、何かと評判の悪かったのもうなずけましたが、娯楽作品と単純に楽しむ分には、それなりに面白かったです。
よく言われている三池崇史の怪作といつたところでしよう。
それはヒロイン・武井咲の可憐な魅力があったから、一応は見れる作品になったのだと思います。
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