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地獄 THE INFERNO・前編 (VHS版・原田美枝子・主演)
2011/07/29
19:46/Fri


姦通して地獄に落ちた女
実兄と関係した娘の因果。
輪廻転生。生まれし宿命を辿る。
堕ちる前に見ておけ・・


今回はカルトな日本映画のホラー、地獄 THE INFERNO(1979年版)です!
主演は原田美枝子。監督は鬼才・神代辰巳です。
本作品は、今から32年前の東映映画で、現世と地獄を結ぶ、母と娘が同じ姦通の罪で地獄に堕ちる輪廻転生の物語です。




原田美枝子は、若かかりし、21歳の時の美しいヌードも披露しています。
この作品も残念ながら、DVD化はされておらずVHSのみです。
ホラーらしく、おどろおどろしい中にも、普遍的な母娘の愛情が心打つものがあり、まさにカルト映画と呼ぶに相応しい作品です。




この映画は単なるホラーではなく、狂おしいまでの人間の情念をじっくりと描いています。
多分、見たことがある人が少ないと思いますので、今回は下の追記を読む、から見た気分になって下さい!
1979年6月2日公開
監督 神代辰巳
企画 翁長孝雄、日下部五朗、松平乗道、奈村協
脚本 田中陽造
撮影 赤塚滋
美術 鈴木孝俊
照明 金子凱美
音楽 真鍋理一郎
主題曲/主題歌 山崎ハコ 「心だけ愛して」 (名曲!)
特撮監督/特技監督 矢島信男
SFX/VFX/特撮 高梨昇、大澤哲三、日出義幸
製作・配給 東映
●予告編
CAST
水沼アキ、生形ミホ・・原田美枝子 (二役)
生形幸男・・林隆三 (アキの実兄)
生形シマ・・岸田今日子
生形松男・・石橋蓮司 (アキの実兄)
生形久美・・栗田ひろみ (生形家の養女)
生形竜造・・西田健
生形雲平・・・田中邦衛 (アキの伯父)
山尾治・・加藤嘉
尼僧・・佐藤友美
閻魔大王・・金子信雄
茶吉尼天・・天本英世 (地獄の案内人・死神博士)
※本作品でナレーターも兼任しています
2時間10分 シネマスコープサイズ





ストーリー
昭和三十年。山に一組の男女が逃避行していました。
その男、竜造は、奥さんも息子二人いる身でミホと不倫していました。
ミホのお腹には竜造の子供が宿っていました。ミホは事もあろうに、竜造の弟・雲平の妻だったのです。
つまりは義兄とミホは不義密通をして、その子供を宿してしまったのです。
嫁を寝取られて激怒し、弟の雲平はすぐに竜造たちに追いつきました。竜造は、"自分は殺されてもいいから、ミホだけは助けてくれ"と弟に懇願しますが、雲平は聞く耳持ちません。



雲平は兄・竜造の肩を撃ち、それでも竜造はミホを逃がす為に弟と格闘しますが、あえなく殴り殺されてしまいました。
逃げる際に、ミホは仕掛けられた獣罠に足を挟まれ、そこから動けなくなりました。
雲平の憎悪は兄だけでなく、兄と関係した、自分の妻であるミホにも向けられていました。
雲平は足で思い切り、ミホの臨月のお腹を足で踏みつけます。
二人を殺すように命じたのは、竜造の妻でもあるシマでした。
生形家に戻って、雲平はシマに、兄を殺したことと合わせて、敢えてミホだけは生殺し状態にし、苦しみをより一層味あわせる為、敢えて止めをしなかったことをシマに報告しました。
それを聞いたシマは、すぐにその現場に行きました。





息絶え絶えのミホは、お腹の子供だけは助けてほしいとシマに懇願しますが、シマは夫と関係して子供まで宿したミホを助けるつもりなど毛頭ありません。
シマにとってのミホは自分の夫を寝取った、憎悪以外の何物でもなかったのです。
シマそのままミホをそのまま放置し、見殺しにしてしまいます。
雲平に腹を散々踏みつけられ、獣罠にはまって動けないミホは朝になり、とうとう死んでしまいました。
そのミホの死に呼応するかのように、金輪が逆方向に廻り出し、地獄からミホを呼んでてました。





ミホの捜索に山に入った村人たちによつて、ミホは見つけられます。
余りにも酷いミホの死に様に村人たちは、哀れみの目でミホの体の足から獣罠を外してあげました。
すると、どうでしよう。死んでいる筈のミホの腹が鼓動し始め、ミホの足が開き、股間から赤ん坊が生まれてきたのです。
赤ん坊を産むとミホは、何かの力によつて引きずられていき、そのまま崖から落ちていきました。
驚いた村人たちは、その生まれた女の子の赤ん坊を抱いて、生形(うぶかた)家に向かいました。





死んだミホは、吸い込まれるかのように地獄へと真っ逆さまに堕ちてゆきました。
そこは、子供の頃聞かされていた地獄の風景がありました。ミホは茫然と歩くと、地獄の案内人が待っていました。
地獄の案内人は、ミホの着物を無理やり剥ぎ取ると、木の枝にかかります。
その枝がどれだけ下がるかで、生前の罪の重さを量るです。
枝がぐいっと下に下がりました。
"姦通の罪。罪は重いな"そう案内人は言います。
ミホは自分の腹に子供がいないことに気づきました。
"あの世に産み落としてきたのよ。またひとつ罪を重ねたな。己と共に地獄に落ちべき不倫の子。例え現世に生きようとも地獄がついて廻るぞ"
ミホは錯乱しています。それから、ミホは地獄の業火に焼かれていくことになります。





その頃、現世ではミホから生まれた赤ん坊を村人たちによって生形家に届けられていました。
シマもミホが死んだことは確認していす。連れてられたきた女の子の赤ん坊を見て、"死人から子供が生まれるなんて・・"と、驚きを隠せません。
しかし、その死んだミホから赤ん坊が生まれた一部始終は村人何人もが見ているわけですから、信じないわけにはいけません。
仕方なく、シマはそのま赤ん坊を引き取り、桶の湯に入れて洗いました。
その赤ん坊の尻には、洗っても落ちない赤いアザがありました。シマは、隣の浴槽で赤ん坊を沈めようとますが、使用人の山尾治がそれを制止ます。
山尾治 いけません、奥様!それでなくとも村の連中は奥様が、どんな具合に育てるか面白がって見物しているんです。
もし、赤ん坊が風呂の中で死んだら、みんな何と言いますかね。
しかし、山尾治は憎いミホの子供をこの家で育てるわけにはいかないとシマを諭し、別の捨て子の女の子を拾ってきたので、その子とミホの子供をすり替ることを提案します。シマもそれを受け入れることにしました。



それから、二十年後。ミホの娘は孤児院で育ち、水沼アキと名乗り美しい娘に成長していました。
アキはサーキットのカーレーサーになっていました。
アキがマシンを走らせて、レース中にどこからともなく・・・
不気味なアキ、アキ・・・という女の声が聞こえてきます。
そして、そのレース中に母・ミホの亡霊が現れ、アキは衝突事故でマシンを大爆破してしまいますが、その身は投げ出され、不思議にも無事でした。
そのレース事故からアキは静養の為に鬼涙の温泉に向かい、その車中のデッキに背中をもたれて本を読んでいました。





ところが、走行中に開くはずのない列車のドアが開き、アキは外に投げ出されてしまいます。
必死に列車にしがみつき、その悲鳴を聞いた男が助け、アキは命拾いをします。
その男・生形幸男はアキを自分の実家に招待します。
幸夫の母・シマはアキの顔を見て驚きました。生前のミホと瓜二つだったからです。
生形(うぶかた)家には、長男の幸男の他に次男・松男と長女・久美がいました。妹の久美は、あの時、ミホとすり替えられた赤ん坊だったのです。
シマの薦めるままに、アキは入浴します。そのアキの裸を覗いているスケベじじいがいました。





それは、この家の使用人の山尾治でした。山尾治はアキの尻に赤いあざがあるのを確認し、シマにそのことを報告します。
あのミホの娘だと判ったシマは村男たちにミホを襲わせる計画を練ります。
アキが寝ていると、母の形見である赤い着物がはためき、アキを呼ぶ声がします。
アキはその声に誘われるかのように地獄の金輪のところまで行き、その時首に巻きつけていた包帯がいきなり延び、そのまま崖に引きずられるように落ちていきました。





アキは首に巻かれた包帯で首を絞められ、首吊りの状態になります。
苦しむアキが見たものは、地獄でした。そこにはまだ見ぬ母の姿がありました。
アキが目を醒ますと、男がいます。それは生形の次男・松男でした。アキは松男に助けられたようです。
すると、アキは人が変わったように松男に抱きつき、松男もそれに反応してアキと関係していまいます。
生形家に戻ると、シマはアキの母親の形見の着物を与えました。
しかし、その着物はアキではなく、久美の体に落ち、それを着た久美はふらりと何かに憑りつかれたように外に出て行きました。





その赤い着物こそがアキの目印であり、村の若い男たちはアキだと思い込み、久美を代わる代わる犯しました。
久美は家に帰るなり、慕っている兄・幸男がアキとキスしているところを見て、棒のようなもので殴りました。幸男は必死で自分が盾となってアキを守り、妹の久美をなだめます。
それが落ち着いたのちに、シマからアキと幸男は血のつながった兄妹だということを知らされます。
障子から手が突き破って出てきました。久美がその話を聞いていたのです。久美の自分が捨て子だったことを知り、ショックの余り気を失いました。。
それは幸男も知らないことでした。
幸男を愛し始めていたアキもショックを受け、外に飛び出し、幸男はアキを追いかけました。





二人は川に入りました。幸男はアキが実の妹だと判っても、アキを愛する気持ちには変わりなく、幸男はアキに求婚します。
全裸になった二人は、血のつながつた兄と妹でもあるにも関わらず、遂にその川で関係していまいます。
それが、アキが母と同じ運命を辿る、地獄の入り口でもありました。
しきりに地獄からアキを呼ぶ、母・ミホの声が鳴り響いていました・・
後編に続く・・・





以上がこの映画の序盤のストーリーです。
いや、それにしてもこの映画の原田美枝子は美しい。
実は、今までは、そんなに原田美枝子に魅力を感じてなかったのです。
1999年のヨコハマ映画祭で、「愛を乞う人」で主演女優賞を取った時に、授賞式で生・原田美枝子を最前列で見たけど、その時は好きでもなかったから、特に何も感じませんでした。
なんか、フツーに年取ったな、ぐらいしか・・
その時の原田美枝子は41歳です。最前列の真近で見れていたのに、何も憶えていないとは・・・失敗したっ!





原田美枝子は、おっぱい大きくても、形が丸型で、そんな形のいい胸でもない・・・まあ、私の若い時は、原田美枝子は、ぶっちゃけ好みの女優さんではなかったわけですね。
でも、この映画見たら、原田美枝子にひと目掘れ、しました。(30年前の若い頃の原田美枝子にですけど・・)
そういえば、昔から長い髪の女性が好きでした。





若い頃、すごい好きだった女優さんも、若い頃は原田美枝子並みに髪が長かった。
その人は原田美枝子と違って、胸が小さかったですけどね。
若い頃の昔は、小ぶりな胸の女性が好みで、大きな胸は全くダメでした。今はどっちもいいのですから、変われば変わるものですね。
それに何といっても、この映画の原田美枝子には凄い色気があります。





この映画、昔からずぅーっと見たかったのですが、ようやく念願が叶いました。
今までは借りたくても、ビデオデッキが壊れてテープが巻きつきそうで怖くてレンタルできませんでした。
知人に使っていないビデオデッキもらって、ようやく見れた次第です。
やっぱり期待に違わぬ、カルト・ホラー&原田美枝子の美乳に、大満足な映画でした。
この続きは後編に続きます。
尚、前編と後編をつなげて読んでいただきたいので、アップ時間を変更して、前編→後編の流れにします。

●告知
現在(1/15AM深夜)、地獄DVDを入手しキャプ画像編集中です。
キャプ写真を入れ替えるつもりでしたが、DVDの中のスクリーンサイズがビスタサイズにトリミング変更されていましたので、また改めて新記事としてアップします。
1/15日アップ目指して編集中です。しばらくお待ち下さい。
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監督 神代辰巳
企画 翁長孝雄、日下部五朗、松平乗道、奈村協
脚本 田中陽造
撮影 赤塚滋
美術 鈴木孝俊
照明 金子凱美
音楽 真鍋理一郎
主題曲/主題歌 山崎ハコ 「心だけ愛して」 (名曲!)
特撮監督/特技監督 矢島信男
SFX/VFX/特撮 高梨昇、大澤哲三、日出義幸
製作・配給 東映
●予告編
CAST
水沼アキ、生形ミホ・・原田美枝子 (二役)
生形幸男・・林隆三 (アキの実兄)
生形シマ・・岸田今日子
生形松男・・石橋蓮司 (アキの実兄)
生形久美・・栗田ひろみ (生形家の養女)
生形竜造・・西田健
生形雲平・・・田中邦衛 (アキの伯父)
山尾治・・加藤嘉
尼僧・・佐藤友美
閻魔大王・・金子信雄
茶吉尼天・・天本英世 (地獄の案内人・死神博士)
※本作品でナレーターも兼任しています
2時間10分 シネマスコープサイズ






ストーリー
昭和三十年。山に一組の男女が逃避行していました。
その男、竜造は、奥さんも息子二人いる身でミホと不倫していました。
ミホのお腹には竜造の子供が宿っていました。ミホは事もあろうに、竜造の弟・雲平の妻だったのです。
つまりは義兄とミホは不義密通をして、その子供を宿してしまったのです。
嫁を寝取られて激怒し、弟の雲平はすぐに竜造たちに追いつきました。竜造は、"自分は殺されてもいいから、ミホだけは助けてくれ"と弟に懇願しますが、雲平は聞く耳持ちません。




雲平は兄・竜造の肩を撃ち、それでも竜造はミホを逃がす為に弟と格闘しますが、あえなく殴り殺されてしまいました。
逃げる際に、ミホは仕掛けられた獣罠に足を挟まれ、そこから動けなくなりました。
雲平の憎悪は兄だけでなく、兄と関係した、自分の妻であるミホにも向けられていました。
雲平は足で思い切り、ミホの臨月のお腹を足で踏みつけます。
二人を殺すように命じたのは、竜造の妻でもあるシマでした。
生形家に戻って、雲平はシマに、兄を殺したことと合わせて、敢えてミホだけは生殺し状態にし、苦しみをより一層味あわせる為、敢えて止めをしなかったことをシマに報告しました。
それを聞いたシマは、すぐにその現場に行きました。






息絶え絶えのミホは、お腹の子供だけは助けてほしいとシマに懇願しますが、シマは夫と関係して子供まで宿したミホを助けるつもりなど毛頭ありません。
シマにとってのミホは自分の夫を寝取った、憎悪以外の何物でもなかったのです。
シマそのままミホをそのまま放置し、見殺しにしてしまいます。
雲平に腹を散々踏みつけられ、獣罠にはまって動けないミホは朝になり、とうとう死んでしまいました。
そのミホの死に呼応するかのように、金輪が逆方向に廻り出し、地獄からミホを呼んでてました。






ミホの捜索に山に入った村人たちによつて、ミホは見つけられます。
余りにも酷いミホの死に様に村人たちは、哀れみの目でミホの体の足から獣罠を外してあげました。
すると、どうでしよう。死んでいる筈のミホの腹が鼓動し始め、ミホの足が開き、股間から赤ん坊が生まれてきたのです。
赤ん坊を産むとミホは、何かの力によつて引きずられていき、そのまま崖から落ちていきました。
驚いた村人たちは、その生まれた女の子の赤ん坊を抱いて、生形(うぶかた)家に向かいました。






死んだミホは、吸い込まれるかのように地獄へと真っ逆さまに堕ちてゆきました。
そこは、子供の頃聞かされていた地獄の風景がありました。ミホは茫然と歩くと、地獄の案内人が待っていました。
地獄の案内人は、ミホの着物を無理やり剥ぎ取ると、木の枝にかかります。
その枝がどれだけ下がるかで、生前の罪の重さを量るです。
枝がぐいっと下に下がりました。
"姦通の罪。罪は重いな"そう案内人は言います。
ミホは自分の腹に子供がいないことに気づきました。
"あの世に産み落としてきたのよ。またひとつ罪を重ねたな。己と共に地獄に落ちべき不倫の子。例え現世に生きようとも地獄がついて廻るぞ"
ミホは錯乱しています。それから、ミホは地獄の業火に焼かれていくことになります。






その頃、現世ではミホから生まれた赤ん坊を村人たちによって生形家に届けられていました。
シマもミホが死んだことは確認していす。連れてられたきた女の子の赤ん坊を見て、"死人から子供が生まれるなんて・・"と、驚きを隠せません。
しかし、その死んだミホから赤ん坊が生まれた一部始終は村人何人もが見ているわけですから、信じないわけにはいけません。
仕方なく、シマはそのま赤ん坊を引き取り、桶の湯に入れて洗いました。
その赤ん坊の尻には、洗っても落ちない赤いアザがありました。シマは、隣の浴槽で赤ん坊を沈めようとますが、使用人の山尾治がそれを制止ます。
山尾治 いけません、奥様!それでなくとも村の連中は奥様が、どんな具合に育てるか面白がって見物しているんです。
もし、赤ん坊が風呂の中で死んだら、みんな何と言いますかね。
しかし、山尾治は憎いミホの子供をこの家で育てるわけにはいかないとシマを諭し、別の捨て子の女の子を拾ってきたので、その子とミホの子供をすり替ることを提案します。シマもそれを受け入れることにしました。




それから、二十年後。ミホの娘は孤児院で育ち、水沼アキと名乗り美しい娘に成長していました。
アキはサーキットのカーレーサーになっていました。
アキがマシンを走らせて、レース中にどこからともなく・・・
不気味なアキ、アキ・・・という女の声が聞こえてきます。
そして、そのレース中に母・ミホの亡霊が現れ、アキは衝突事故でマシンを大爆破してしまいますが、その身は投げ出され、不思議にも無事でした。
そのレース事故からアキは静養の為に鬼涙の温泉に向かい、その車中のデッキに背中をもたれて本を読んでいました。






ところが、走行中に開くはずのない列車のドアが開き、アキは外に投げ出されてしまいます。
必死に列車にしがみつき、その悲鳴を聞いた男が助け、アキは命拾いをします。
その男・生形幸男はアキを自分の実家に招待します。
幸夫の母・シマはアキの顔を見て驚きました。生前のミホと瓜二つだったからです。
生形(うぶかた)家には、長男の幸男の他に次男・松男と長女・久美がいました。妹の久美は、あの時、ミホとすり替えられた赤ん坊だったのです。
シマの薦めるままに、アキは入浴します。そのアキの裸を覗いているスケベじじいがいました。






それは、この家の使用人の山尾治でした。山尾治はアキの尻に赤いあざがあるのを確認し、シマにそのことを報告します。
あのミホの娘だと判ったシマは村男たちにミホを襲わせる計画を練ります。
アキが寝ていると、母の形見である赤い着物がはためき、アキを呼ぶ声がします。
アキはその声に誘われるかのように地獄の金輪のところまで行き、その時首に巻きつけていた包帯がいきなり延び、そのまま崖に引きずられるように落ちていきました。






アキは首に巻かれた包帯で首を絞められ、首吊りの状態になります。
苦しむアキが見たものは、地獄でした。そこにはまだ見ぬ母の姿がありました。
アキが目を醒ますと、男がいます。それは生形の次男・松男でした。アキは松男に助けられたようです。
すると、アキは人が変わったように松男に抱きつき、松男もそれに反応してアキと関係していまいます。
生形家に戻ると、シマはアキの母親の形見の着物を与えました。
しかし、その着物はアキではなく、久美の体に落ち、それを着た久美はふらりと何かに憑りつかれたように外に出て行きました。






その赤い着物こそがアキの目印であり、村の若い男たちはアキだと思い込み、久美を代わる代わる犯しました。
久美は家に帰るなり、慕っている兄・幸男がアキとキスしているところを見て、棒のようなもので殴りました。幸男は必死で自分が盾となってアキを守り、妹の久美をなだめます。
それが落ち着いたのちに、シマからアキと幸男は血のつながった兄妹だということを知らされます。
障子から手が突き破って出てきました。久美がその話を聞いていたのです。久美の自分が捨て子だったことを知り、ショックの余り気を失いました。。
それは幸男も知らないことでした。
幸男を愛し始めていたアキもショックを受け、外に飛び出し、幸男はアキを追いかけました。






二人は川に入りました。幸男はアキが実の妹だと判っても、アキを愛する気持ちには変わりなく、幸男はアキに求婚します。
全裸になった二人は、血のつながつた兄と妹でもあるにも関わらず、遂にその川で関係していまいます。
それが、アキが母と同じ運命を辿る、地獄の入り口でもありました。
しきりに地獄からアキを呼ぶ、母・ミホの声が鳴り響いていました・・
後編に続く・・・






以上がこの映画の序盤のストーリーです。
いや、それにしてもこの映画の原田美枝子は美しい。
実は、今までは、そんなに原田美枝子に魅力を感じてなかったのです。
1999年のヨコハマ映画祭で、「愛を乞う人」で主演女優賞を取った時に、授賞式で生・原田美枝子を最前列で見たけど、その時は好きでもなかったから、特に何も感じませんでした。
なんか、フツーに年取ったな、ぐらいしか・・
その時の原田美枝子は41歳です。最前列の真近で見れていたのに、何も憶えていないとは・・・失敗したっ!






原田美枝子は、おっぱい大きくても、形が丸型で、そんな形のいい胸でもない・・・まあ、私の若い時は、原田美枝子は、ぶっちゃけ好みの女優さんではなかったわけですね。
でも、この映画見たら、原田美枝子にひと目掘れ、しました。(30年前の若い頃の原田美枝子にですけど・・)
そういえば、昔から長い髪の女性が好きでした。






若い頃、すごい好きだった女優さんも、若い頃は原田美枝子並みに髪が長かった。
その人は原田美枝子と違って、胸が小さかったですけどね。
若い頃の昔は、小ぶりな胸の女性が好みで、大きな胸は全くダメでした。今はどっちもいいのですから、変われば変わるものですね。
それに何といっても、この映画の原田美枝子には凄い色気があります。






この映画、昔からずぅーっと見たかったのですが、ようやく念願が叶いました。
今までは借りたくても、ビデオデッキが壊れてテープが巻きつきそうで怖くてレンタルできませんでした。
知人に使っていないビデオデッキもらって、ようやく見れた次第です。
やっぱり期待に違わぬ、カルト・ホラー&原田美枝子の美乳に、大満足な映画でした。
この続きは後編に続きます。
尚、前編と後編をつなげて読んでいただきたいので、アップ時間を変更して、前編→後編の流れにします。


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