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影の軍団 服部半蔵 (森下愛子のヌード有り)

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上の半蔵と下の半蔵。二人の服部半蔵。
没落した服部家再興賭けた戦い
反逆のメロディーが今、はじまる!


今回も時代劇つながりで、昔の異色時代劇です!
どこが異色かというと、時代劇にアメフトを取り入れているのです。監督は「十三人の刺客」前作(1963年版)の工藤栄一です。
江戸時代の四代将軍に変わる時勢に服部家再興を期す、二人の服部半蔵の権力への抗争を描いた三十年前の東映の時代劇です。






このタイトルだけ見てしまうと、千葉真一のテレビシリーズを想い出してしまいますが、これはそれに先がけた映画版です。
この作品では森下愛子のヌードはあくまでも、おまけで、それがメインの映画ではありません。(最後に更なる別映画のおまけキャプがありますが・・)
低予算ながら、アイディアを絞って、とにかく映画の面白さを追求したB級エンターティーメントです。
それでは、かつてのカツドウ屋の心意気を続きを読む、からご覧あれ!
影の軍団 服部半蔵
1980年2月23日 東映系公開
監督:工藤栄一
企画:翁長孝雄、日下部五朗、松平乗道
脚本:高田宏治、志村正浩、山田隆之
撮影:中島徹
音楽:原田祐臣
特撮監督:矢島信男
●予告編
CAST
下の服部半蔵:渡瀬恒彦
上の服部半蔵:西郷輝彦
千里:森下愛子
小萩:原田エミ
青山図書:三浦洋一
お楽の方:中島ゆたか
矢田局:橘麻紀
秋野:奈三恭子
小六:本間優二
一飛:蟹江敬三
三々助:戸井十月
徳川家綱:植田孝則
松平伊豆守信綱:成田三樹夫
水戸光圀:金子信雄
内藤山城守:仲谷昇
先代上の半蔵:藤田まこと
保科正之:山村聡
甲賀四郎兵衛:緒形拳
2時間13分 シネマスコープサイズ
●ストーリー
時は慶安四年、徳川三代将軍・家光が死去して、その世継ぎの家綱はまだ幼く、家光の実弟である会津藩主・保科正之が家綱の補佐役になりました。
程なく、老中・松平伊豆守が殉死したとの報告が上がってきました。
しかし、それは松平伊豆守自らが仕組んだことで、保科正之を密かに暗殺して、やがては徳川の政権を我が物にしようと画策していたのです。
この四代将軍に変わる頃には、伊賀の服部家は既に没落していました。
服部家には上(かみ)と下(しも)の二家があり、上の服部半蔵(西郷輝彦)は、お家再興の為に、密かに保科正之に近づいていました。
下の服部半蔵(渡瀬恒彦)はというと、盗賊にまで成り下がり、仲間たちと大名屋敷から盗んだものを売りさばいて、それを生業としていました。
そんな時、下の服部半蔵もある者に呼び出されて寺に行くと・・・そこにいたのは死んだはずの松平伊豆守でした。
下の服部半蔵が、用件を聞くと、それは保科正之の暗殺に加担することでした。
下の服部半蔵は、先代の服部半蔵が幕府にいいように利用され、用済みになると失脚させられ、無念の切腹したことを忘れてはいませんでした。
半蔵が伊豆守の申し出をきっぱり断り出て行こうとすると、入り口に体全部を黒塗りした怪物が立ちはだかりました。
その黒塗りの怪物は、口から白い粉のようなものを吹くと、周りに火がつきました。下の服部半蔵は驚いて、ひとまずその怪物から逃げることにしました。
その怪物は松平伊豆守配下の甲賀忍びの頭領、甲賀四郎兵衛でした。
以来、下の服部半蔵たちは、その甲賀四郎兵衛の忍びに襲われるようになり、半蔵は仲間を次第に失っていきます。
そして、下の服部半蔵は上の服部半蔵と手を組み、保科正之の屋敷に忍びこみました。
そして、二人の半蔵は保科正之と結託し、松平伊豆守の陰謀を阻止しようと企てます。
上の半蔵の望みは服部家再興でしたが、権力に利用されるのを嫌っている下の半蔵はどうでもいいことでした。
しかし、松平伊豆守の陰謀を知ったからには、その追っ手である甲賀四郎兵衛らと戦わなければなりまん。
二人の服部半蔵は、松平伊豆守の陰謀を阻止して、生き残ることができるのか!?
ストーリーの紹介は以上です。
前記事で書いた通り、この映画は今から31年前に石川県の金沢東映で見ました。
地方にもシネコンの進出で、その東映の直映館はもうありません。
同時上映作品は「十三人の刺客」(1963)でした。どちらも監督は同じ工藤栄一です。
「十三人の刺客」は時代劇の名作として名高かったのですが、本作品は当時は評論家からはボロクソにけなされました。
何せ忍者集団の戦闘にアメリカン・フットボールのコスチュームと、そのフォーメーションを取り入れているのです。
本来は刀で斬り合う戦闘が、わざわざ正面きってタックルかまして肉弾戦にしているのです。
これには少しブッ飛びましたけどねぇ~
でも、時代劇が飽きられてた時代ですから、これくらいな斬新(?)なアイディアも必要だったような気がしますよ。
まあ、格式を重んじていた萬屋錦之介などは、目向いて怒ったでしょうね。
ただ、その萬屋錦之介主演で翌年公開された「徳川一族の崩壊」は、史実にもっとデタラメで思い切りコケましたけどね。
何せ、その映画で萬屋錦之介は幕末の松平容保演じたのですが、新撰組は全く出て来ないわ、皇室(多分、皇女和宮がモデル)の大谷直子の首は晒されるわ、最後は鳥羽伏見の戦いが始まるで終わるで、すべてが中途半端でしたよ。
この映画も、しっかりとコケましたけどね。
でも、見た当時は評価の高い「十三人の刺客」よりも、こちらの方が面白く感じました。
最近改めて、「十三人の刺客」の旧作も見直しましたが、やはり最近リメイクされた新作の方が圧倒的に面白いですね。
旧作「十三人の刺客」は、片岡千恵蔵を始めとしてやたら格式高くて、全体的に印象が暗くて重いのですよ。
リメイクは普通、前作を上回れないというのが多いのですが、この「十三人の刺客」に限っては新作リメイクされた方が勝っていますね。
再び、この「影の軍団 服部半蔵」に戻すと、面白く見れたのは、森下愛子のヌードシーンがあったから!?
まあ、それも確かにありますが、森下愛子のヌードは、この映画ではおまけみたいなもので、それで売っている映画ではありませんからね。
あくまでも、服部半蔵の忍者アクションであり、アウトローたちの権力への反逆のメロディーがメインの時代劇です。
いや、それにしても若い頃の森下愛子は、今見てもかなりそそるものがあります。
森下愛子は、この映画だけじやなく、いろんな映画で脱いでますけどね。
ちなみに、このシーンは下の服部半蔵の妹が甲賀四郎兵衛の手の者によって殺され、その復讐に半蔵が甲賀四郎兵衛の娘を犯すという場面です。
決して、エロを売り物をする映画ではないのですが・・・70~80年代の東映映画は、こういうエロシーンをたくさん入れることで男性客を呼び込もうとしていました。
今月亡くなられた、東映の元・社長の岡田茂氏も、積極的に女優の裸をもっと増やせと厳命していたエロ好きな映画会社社長でしたからね。
それに、この映画、いわゆる東映のB級プログラムピクチャーという捉え方をすれば、ただ単に見て楽しめばいいんだという感じですよ。
予算がなかったら、アイディアを出せ。
そんなカツドウ屋の映画屋魂みたいなものが感じられる、心意気のある娯楽作だと思いますよ。
工藤栄一の光と影のダイナミリズムは当時有名だったけれど、それよりも娯楽性というエンターティメントを評価したいです。
ひとつだけ、緒形拳の黒塗りだけは全く意味がないですけどね。何の攻撃性もなく、ただ相手を威嚇させ、不気味がらせる・・ああ、そう意味で有りなのかも!?
★おまけです。
翌年公開の1981年にっかつ映画「十八歳、海へ」(監督・藤田敏八)の森下愛子のヌードキャプです。
惚れ惚れする、美乳とはまさしく、この森下愛子です。
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こちらの映画、最近、DVDで借りて見ました。
この映画はいろいろツッコミ所がありましたね。アメフトのシーンもですが、特に甲賀四郎兵衛の最初の黒塗りの登場シーンは結局何がしたかったのか今だに私には分かりません(笑)でも四郎兵衛役の人は今は亡き緒形拳なんですね。あとで知りました。
森下愛子のヌードはまさに若々しいピチピチの体の一言ですね! 上の紹介画像でもありましたが、柱から上半身だけ這い出してくるシーンがすごくそそりました。あと、雪が降る中、外で水浴びするシーンもよかったです。
> この映画はいろいろツッコミ所がありましたね。アメフトのシーンもですが、特に甲賀四郎兵衛の最初の黒塗りの登場シーンは結局何がしたかったのか今だに私には分かりません(笑)でも四郎兵衛役の人は今は亡き緒形拳なんですね。あとで知りました。
あの当時は、型にはまらない新しい時代劇を目指していました。
流石にアメフトはやり過ぎで、公開当時も違和感しかありませんでした。
でも、リアルタイムで石川県の金沢の映画館で見ましたが、ガラガラで二週間ほどで打ち切られました。
> 森下愛子のヌードはまさに若々しいピチピチの体の一言ですね! 上の紹介画像でもありましたが、柱から上半身だけ這い出してくるシーンがすごくそそりました。あと、雪が降る中、外で水浴びするシーンもよかったです。
80年代、森下愛子は脱ぎまくっていましたからね。
あの可愛かった森下愛子も、昨年で還暦迎えましたから、若い頃がすごく懐かしいですね。
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