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食堂かたつむり
2010/09/06
17:05/Mon


おいしい料理を召し上がれ!
生きることは、食べること
それは愛すること
ここには願いを叶えてくれるごはんがある

今回は目においしい映画です!
9月入っても尚も猛暑が続いています。熱中症対策で、どうしても冷たい物を摂り過ぎて、胃がへばっている季節でもあります。
これだけ連日の酷暑が続くと、やはり冷たい麺類系の食事になりがちですが、この映画を見たらガッツリ系の食事をしたくなります。
そんな食欲増進(?)映画です。






主演は柴咲コウです。声を失った女の子が、ある村で食堂を開き、訪れた人々を幸せにしていくというストーリーです。
何でもない日常にある幸せ。それはやはりおいしい物を食べることです。
新作ですので全部のエピソードは紹介しません。どんなメニューがあるのか興味を持たれた方は、下の追記を読む、からご入店下さい。
食堂かたつむり
2010年2月6日 公開
監督:富永まい
原作:小川糸「食堂かたつむり」(ポプラ舎刊)
脚本:高井浩子
音楽:福原まり
主題歌 Fairlife『旅せよ若人』
製作委員会:ミコット・エンド・バサラ、東宝
アミューズ、キングレコード、TBSテレビ
ショウゲート、ポプラ社、SME Records
日本出版販売、毎日放送、大広、中部日本放送
ムRKB毎日放送、TSUTAYAグループ、Yahoo! JAPAN
撮影:北信康
料理制作:吉岡知子
VFXスーパーバイザー:佐竹淳
アニメーションディレクター:坂井治
制作プロダクション:ミコット・エンド・バサラ、東宝映像制作部
配給:東宝
CAST
倫子 - 柴咲コウ
ルリコ - 余貴美子
熊さん - ブラザートム
ネオコン - 田中哲司
桃 - 志田未来
ミドリ - 満島ひかり
お妾さん - 江波杏子
シュウ - 三浦友和
桜田通
徳井優
佐藤二朗
佐々木麻緒
山崎一
上田耕一
おばあちゃん-草村礼子
上映時間 119分 ビスタサイズ





ストーリー
とある山深い、おっぱい村に倫子という少女がいました。
その倫子の倫という名前は、母親が不倫をして出来た不倫の倫でしたが、その村では、 "りんごちゃん"と呼ばれていました。
その倫子も少女から大人になり、恋をしましたが失恋に終わり、そのショックで声が出なくなりました。
倫子は、子供の頃からバスを乗り継いで都会のおばちゃんの家によく通っていました。
おばちゃんちに行くと、いつもおばあちやんは倫子のためにいろんな美味しい食事をたくさん作ってくれます。それが、倫子の何よりも楽しみでした。





その中でも、倫子はおばちゃんの糠床で漬けた漬物が大好物でした。
いつしかそれは倫子の"夢のレシピ"に追加され、食堂を開くのが倫子の夢でした。
ある日、おばちゃんちに行くと、おばちゃんは冷たくなっており、既に亡くなっていました。
おばちゃんが最期に倫子のために作ってくれたのはドーナツでした。そのドーナツを食べながら、また倫子は食堂を開く夢を見ます。





それから倫子は、その夢を実現するために、カフェに居酒屋と、いろいろな店で修行してお金を貯め、おっぱい村に帰ってきました。
倫子が家に帰ると、母・ルリコはペットの豚のエルメスとベットで寝ていました。
倫子は母が嫌いでした。
そんな時、森にいるとヒゲ面の熊さんがやって来ました。熊さんは、倫子が小さい時から、ザクロをくれたりといろいろと優しくしてくれたおじさんでした。
熊さんと再会した倫子はある決意を熊さんに打ち明けます。





"食堂をやります"
声が出ない倫子は、常にメモを携帯してますので、それは筆談でした。
熊さんの協力を得て、遂に倫子の念願だった、"食堂かたつむり"が開店しました。
その開店第一号のお客様は勿論、熊さんです。倫子はその熊さんに出す料理のカレーに、子供頃に熊さんにもらったある食材を入れてみました。
ガツガツとキレイに完食した後、熊さんはいきなり泣きはじめました。





"シニョリータ"
どうやら、そのザクロの隠し味は熊さんが離婚した奥さんとの想い出の味だったようです。
熊さんと、その別れた奥さんとは間に小さな娘がいました。
その料理を食べた直後に、元奥さんのシニョリータから国際電話がかかってきました。
倫子が作ったカレーはシニョリータの作ったものとよく似ており、それを食べた夜に、熊さんが電話しようとしたその矢先に向こうから電話がかかってきたそうです。
たったそれだけのことでしたが、熊さんは何だか幸せそうでした。





熊さんが、"それはあのザクロカレーを食べたからた゛"と、倫子の作る料理には不思議な魔法の力があると言いました。
それがいつしか口コミとなって評判が広がり、予約が増えました。
ただし、行列が出来ても倫子一人では、さばき切れませんから、倫子の店の予約は、一日に一組のみです。
メニューは特にありません。
しかし、そんな倫子の店の評判に嫉妬する者も現れ、ある女子グループ客に出したデザートに嫌がらせをされてしまいます。





そのせいで倫子の店の評判は落ち、倫子もすっかりヤル気を失ってしまいます。
そんな時、ある日、母のルリコが末期癌だということを母自身から倫子は聞きました。
倫子はそんな余命幾ばくもない母の為の料理を作ろうと決意します。
今まで、絶縁状態に近かった母と料理を通して、その距離が縮まろうとしています。
果たして、倫子はその料理で奇跡を起こせるのか!?





ストーリーの紹介は以上です。
最初に見た時は、アニメーションを多用していて、やたらメルヘンチックな変な映画だな、という印象がありました。
二度見てみると、これがけっこー、しっくり心に染みる映画でしたね。
倫子の作る料理には不思議な魔法の力がある。
というのが、この映画の宣伝コピー的なものですが・・・
いや、特別な魔法の力なんてないですよ。
映画で起こる奇跡は、偶然の産物の・ようなものです。





元々、おしい料理には人を元気にしてくれる、"魔法の力" みたいなものがあると思います。
この映画の倫子の場合は、たまたま自分の思い出から、その懐かしい味を再現したに過ぎません。
食事というものは、空腹を満たすばかりではなく、心をも満たしてくれるものだと思います。
そのおいしい物食べたおかげで、今までためらってた心の一部を一歩踏み出せるという含みを、この映画から感じさせられました。





だから、その食の幸福感は、当ブログの冒頭に出したフルコース料理(あるお妾さんのコース料理)じゃなくたっていいんです。
現在250円セール中の松屋の牛めしだって、充分に幸せな気分になれます。
料理の幸福感は何も食材の高級さや値段だけではないと思います。
そのいい例が、この映画の後半で出てくる倫子が作ったお茶漬けです。





倫子の母のスナックで酔いが回った常連客・ネオコンに"何か作れよ"と言われて倫子は、その嫌な客の為の料理で、お茶漬けを出します。
そのネオコンは、それを見るなり・・
"何だよ、これ・・さんざん待たしといて茶漬けかよ。こんなの俺だって作れるよ"、と悪態つきつつも・・
一口入れると夢中で食べ始め、一気に完食します。
倫子の作った、お茶漬けはただのお茶漬けではありません。
ちゃんと鰹節を削って、ダシを取ったダシ茶漬けです。



しこたま酒を飲んで、疲れた胃にはうってつけの、これが一番うまいメシです。
その嫌な客・ネオコンは一言も、うまかったとは言いません。
ただ一万円札をポンと置いて、黙って去っていきます。
まあ、丼も漬物もひとつとして残ることなくキレイに平らげているのですから、それだけでも満足したのが分かりますけどね。
それにしても、一万円のお茶漬けなんて・・・
黙って、一万円札だけ置いて出て行きましたから、釣りは要らないということですね。
それに、その客の一万円は倫子の母のスナックでの飲み代込みだったにしても・・・その一万はお茶漬けに払った感じです。
それが倫子の料理に対する評価みたいなものですね。
エピソードの中で、これが一番好きですね。





この映画で、倫子が作るおいしい料理は、人と人を結ぶ絆を再び復活させる役目を果たしていました。
画像編集したキャプ写真を改めて見ていると、食べている時の表情が演じている役者も一番いい顔していますね。
生きていれば嫌なこと、辛いことは日々、掃いて棄てるほどあります。
そんな嫌なことがあっても、おしいしい物食べれば、一瞬ですが忘れられるじゃありませんか。
やはり人間に限らず、生きとし生けるものすべて、食べている時が、一番幸せで、それが自分が今、元気であるという証しみたいなものですからね。
体を壊して入院でもしたら、食べたい物も食べれなくなります。
元気でおいしい物を食べれている幸せ。
そんな当たり前のことが、健康を崩した時に身を持ってわかることですから・・



日常にある何でもない幸せは、探せばいくらだってあります。
この映画で起こる奇跡は、自分たちの身近にもあります。そんな大げさなものではないけれど、
小さな幸せを気づかせてくれる映画でもありました。
あー、この映画見ながら、そんなこと書いてたら・・マジで腹、減ってきましたっ!
追記
これは、熊さんに頼まれて倫子が作った
、お妾さんのフルコース料理の子羊のローストです。
倫子の今回作る料理の中で、ビーフは残念ながら登場しなかったような気がします。
やはり夏バテにはビーフ!というわけでもないですが、ビーフ好きな方はこちらも→豊後牛 クリックして見て下さい。

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2010年2月6日 公開
監督:富永まい
原作:小川糸「食堂かたつむり」(ポプラ舎刊)
脚本:高井浩子
音楽:福原まり
主題歌 Fairlife『旅せよ若人』
製作委員会:ミコット・エンド・バサラ、東宝
アミューズ、キングレコード、TBSテレビ
ショウゲート、ポプラ社、SME Records
日本出版販売、毎日放送、大広、中部日本放送
ムRKB毎日放送、TSUTAYAグループ、Yahoo! JAPAN
撮影:北信康
料理制作:吉岡知子
VFXスーパーバイザー:佐竹淳
アニメーションディレクター:坂井治
制作プロダクション:ミコット・エンド・バサラ、東宝映像制作部
配給:東宝
CAST
倫子 - 柴咲コウ
ルリコ - 余貴美子
熊さん - ブラザートム
ネオコン - 田中哲司
桃 - 志田未来
ミドリ - 満島ひかり
お妾さん - 江波杏子
シュウ - 三浦友和
桜田通
徳井優
佐藤二朗
佐々木麻緒
山崎一
上田耕一
おばあちゃん-草村礼子
上映時間 119分 ビスタサイズ






ストーリー
とある山深い、おっぱい村に倫子という少女がいました。
その倫子の倫という名前は、母親が不倫をして出来た不倫の倫でしたが、その村では、 "りんごちゃん"と呼ばれていました。
その倫子も少女から大人になり、恋をしましたが失恋に終わり、そのショックで声が出なくなりました。
倫子は、子供の頃からバスを乗り継いで都会のおばちゃんの家によく通っていました。
おばちゃんちに行くと、いつもおばあちやんは倫子のためにいろんな美味しい食事をたくさん作ってくれます。それが、倫子の何よりも楽しみでした。






その中でも、倫子はおばちゃんの糠床で漬けた漬物が大好物でした。
いつしかそれは倫子の"夢のレシピ"に追加され、食堂を開くのが倫子の夢でした。
ある日、おばちゃんちに行くと、おばちゃんは冷たくなっており、既に亡くなっていました。
おばちゃんが最期に倫子のために作ってくれたのはドーナツでした。そのドーナツを食べながら、また倫子は食堂を開く夢を見ます。






それから倫子は、その夢を実現するために、カフェに居酒屋と、いろいろな店で修行してお金を貯め、おっぱい村に帰ってきました。
倫子が家に帰ると、母・ルリコはペットの豚のエルメスとベットで寝ていました。
倫子は母が嫌いでした。
そんな時、森にいるとヒゲ面の熊さんがやって来ました。熊さんは、倫子が小さい時から、ザクロをくれたりといろいろと優しくしてくれたおじさんでした。
熊さんと再会した倫子はある決意を熊さんに打ち明けます。






"食堂をやります"
声が出ない倫子は、常にメモを携帯してますので、それは筆談でした。
熊さんの協力を得て、遂に倫子の念願だった、"食堂かたつむり"が開店しました。
その開店第一号のお客様は勿論、熊さんです。倫子はその熊さんに出す料理のカレーに、子供頃に熊さんにもらったある食材を入れてみました。
ガツガツとキレイに完食した後、熊さんはいきなり泣きはじめました。






"シニョリータ"
どうやら、そのザクロの隠し味は熊さんが離婚した奥さんとの想い出の味だったようです。
熊さんと、その別れた奥さんとは間に小さな娘がいました。
その料理を食べた直後に、元奥さんのシニョリータから国際電話がかかってきました。
倫子が作ったカレーはシニョリータの作ったものとよく似ており、それを食べた夜に、熊さんが電話しようとしたその矢先に向こうから電話がかかってきたそうです。
たったそれだけのことでしたが、熊さんは何だか幸せそうでした。






熊さんが、"それはあのザクロカレーを食べたからた゛"と、倫子の作る料理には不思議な魔法の力があると言いました。
それがいつしか口コミとなって評判が広がり、予約が増えました。
ただし、行列が出来ても倫子一人では、さばき切れませんから、倫子の店の予約は、一日に一組のみです。
メニューは特にありません。
しかし、そんな倫子の店の評判に嫉妬する者も現れ、ある女子グループ客に出したデザートに嫌がらせをされてしまいます。






そのせいで倫子の店の評判は落ち、倫子もすっかりヤル気を失ってしまいます。
そんな時、ある日、母のルリコが末期癌だということを母自身から倫子は聞きました。
倫子はそんな余命幾ばくもない母の為の料理を作ろうと決意します。
今まで、絶縁状態に近かった母と料理を通して、その距離が縮まろうとしています。
果たして、倫子はその料理で奇跡を起こせるのか!?






ストーリーの紹介は以上です。
最初に見た時は、アニメーションを多用していて、やたらメルヘンチックな変な映画だな、という印象がありました。
二度見てみると、これがけっこー、しっくり心に染みる映画でしたね。
倫子の作る料理には不思議な魔法の力がある。
というのが、この映画の宣伝コピー的なものですが・・・
いや、特別な魔法の力なんてないですよ。
映画で起こる奇跡は、偶然の産物の・ようなものです。






元々、おしい料理には人を元気にしてくれる、"魔法の力" みたいなものがあると思います。
この映画の倫子の場合は、たまたま自分の思い出から、その懐かしい味を再現したに過ぎません。
食事というものは、空腹を満たすばかりではなく、心をも満たしてくれるものだと思います。
そのおいしい物食べたおかげで、今までためらってた心の一部を一歩踏み出せるという含みを、この映画から感じさせられました。






だから、その食の幸福感は、当ブログの冒頭に出したフルコース料理(あるお妾さんのコース料理)じゃなくたっていいんです。
現在250円セール中の松屋の牛めしだって、充分に幸せな気分になれます。
料理の幸福感は何も食材の高級さや値段だけではないと思います。
そのいい例が、この映画の後半で出てくる倫子が作ったお茶漬けです。






倫子の母のスナックで酔いが回った常連客・ネオコンに"何か作れよ"と言われて倫子は、その嫌な客の為の料理で、お茶漬けを出します。
そのネオコンは、それを見るなり・・
"何だよ、これ・・さんざん待たしといて茶漬けかよ。こんなの俺だって作れるよ"、と悪態つきつつも・・
一口入れると夢中で食べ始め、一気に完食します。
倫子の作った、お茶漬けはただのお茶漬けではありません。
ちゃんと鰹節を削って、ダシを取ったダシ茶漬けです。


しこたま酒を飲んで、疲れた胃にはうってつけの、これが一番うまいメシです。
その嫌な客・ネオコンは一言も、うまかったとは言いません。
ただ一万円札をポンと置いて、黙って去っていきます。
まあ、丼も漬物もひとつとして残ることなくキレイに平らげているのですから、それだけでも満足したのが分かりますけどね。
それにしても、一万円のお茶漬けなんて・・・
黙って、一万円札だけ置いて出て行きましたから、釣りは要らないということですね。
それに、その客の一万円は倫子の母のスナックでの飲み代込みだったにしても・・・その一万はお茶漬けに払った感じです。
それが倫子の料理に対する評価みたいなものですね。
エピソードの中で、これが一番好きですね。






この映画で、倫子が作るおいしい料理は、人と人を結ぶ絆を再び復活させる役目を果たしていました。
画像編集したキャプ写真を改めて見ていると、食べている時の表情が演じている役者も一番いい顔していますね。
生きていれば嫌なこと、辛いことは日々、掃いて棄てるほどあります。
そんな嫌なことがあっても、おしいしい物食べれば、一瞬ですが忘れられるじゃありませんか。
やはり人間に限らず、生きとし生けるものすべて、食べている時が、一番幸せで、それが自分が今、元気であるという証しみたいなものですからね。
体を壊して入院でもしたら、食べたい物も食べれなくなります。
元気でおいしい物を食べれている幸せ。
そんな当たり前のことが、健康を崩した時に身を持ってわかることですから・・


日常にある何でもない幸せは、探せばいくらだってあります。
この映画で起こる奇跡は、自分たちの身近にもあります。そんな大げさなものではないけれど、
小さな幸せを気づかせてくれる映画でもありました。
あー、この映画見ながら、そんなこと書いてたら・・マジで腹、減ってきましたっ!

追記
これは、熊さんに頼まれて倫子が作った
倫子の今回作る料理の中で、ビーフは残念ながら登場しなかったような気がします。
やはり夏バテにはビーフ!というわけでもないですが、ビーフ好きな方はこちらも→豊後牛 クリックして見て下さい。


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