サヨナライツカ

2010年07月04日22:25  2010年日本映画新作 写真あり

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サヨナライツカ、チラシ
誰にでも、忘れられない恋がある
バンコク、東京、ニューヨーク
25年の時を越えて・・
あの一瞬が、永遠の愛になる
デートしている主人公、二人近づく沓子
  今回は、泣ける恋愛映画です!
 かつてのアイドル女優・中山美穂の久しぶりの主演映画です。
  いつ以来の映画かというと、1997年の竹中直人が監督した「東京日和」の12年ぶりの中山美穂・主演映画です。

 タイ・バンコクを舞台に繰り広げられる、婚約者のいる男との叶わない恋の物語です。
 今回の新作も、中山美穂の濃厚なラブシーンが何度も、あります!勿論、見せてはいませんが・・

 久々のミポリン映画に興味のある方や、ラブストーリー好きな方は、下の追記の読むから、御覧下さい。

●サヨナライツカ、スタッフ&キャスト
2010年1月23日 公開
監督 イ・ジェハン
製作総指揮 キャサリン・キム
製作 シム・ジェソプ
ファン・ヨンサン
脚本 イ・ジェハン、イ・シンホ、イ・マニ
原作:辻仁成
音楽 ソ・ジェヒョク
主題歌 中島美嘉「ALWAYS」
撮影 キム・チョンソク
配給 アスミック・エース
製作国 韓国 

CAST
真中沓子・・・中山美穂
東垣内豊・・・西島秀俊
尋末光子・・・石田ゆり子 
木下恒久・・・マギー
安西康道・・・須永慶
山田夫人・・・川島なお美
桜田善次郎・・加藤雅也
 2時間13分 シネマスコープサイズ
婚約者が書いている詩の原稿用紙その原稿を声を上げて呼んでいる婚約者の東垣内豊もう、早く返して何しに・・さよならの用意するんだろ好青年なんて、嘘ばっかり約束したでしょ、新婚旅行まで我慢するって 
●ストーリー
 1975年、東京。結婚が決まっている東垣内豊(ひがしがいとう・ゆたか)は、婚約者・尋末光子の未完成の詩の原稿を見つけて勝手に読んでいます。
 婚約者の光子は恥ずかしがって、その原稿を返してもらおとしているうちに、豊に押し倒されて婚前交渉されそうになりますが、何とかキス止まりにしました。

 やがて、航空会社に勤める豊はタイ・バンコク支社に赴任して行きました。
 豊の歓迎コンパが現地の同僚たちで開かれ、そこに魅力的な女性・ 真中沓子(まなか・とうこ)が現れました。
 豊は、すっかりその突然現れた沓子が気になっています。
婚約者にキスタイの町なみこれはビックチャンスだどうして我社の搭乗口は目立たない所に追いやられているのでしょうか結婚、おめでとうあの乳首がなあ~芸術だった
 翌日、豊の会社と現地顧客チームとの親善の野球の試合が行なわれています。
 スコアは九回裏で、3-3でランナーは一塁にいます。チームの監督であり、豊の上司である桜田は、豊に送りバントを命じます。

 豊は前の打席で自分がホームランを打っていると反発しますが、上司に確率のことを言われて、仕方なくバントの構えをしました。

 しかし、豊は投手が投げた瞬間から、バスターに切り替えて思い切りバットを振りました。
 当った打球は高々と外野へと大きく舞い上がり、ついに柵を越えてホームランになりました。
席がないわねいきなり上着を脱ぐ女席に着いた真中沓子じっと見つめる東垣内豊ええ、存知ておりますが・・スコア見ろ
 翌日、豊がアパートでシャワーを浴びている時、沓子がその時のホームランボールを持って訪ねてきました。
 沓子は、いきなりそのボールを放ると、スカートをまくしあげ、パンティーを脱ぎ、豊を誘います。

 会った時から沓子に興味のあった豊は、すぐに沓子とキスをし、体を重ねました。

 それからは、豊は会う度に体を重ねる、沓子との愛欲に溺れ、会社も休みがちになっていきました。
同点のスコアボード一発でいけるじゃないですか一応、監督の指示通り、バントの構え一転、打ちにいった東垣内打球の手応えを感じている東垣内柵越えして諦める外野手
 豊は、すつかり婚約者の光子のことも忘れているところに、光子から電話がありました。
 ようやく、以前から書き上げていた「サヨナライツカ」の詩が完成したそうです。

 その時の電話で光子が言った、 "人間は死ぬ時、愛された事を思い出す人と、愛された事を思い出す人に分かれる"、の言葉が妙に豊の頭に残りました。

 沓子とのデートで、車で自社の飛行機の中の操縦席で、豊はその時の言葉を質問として、沓子に聞いてみます。

 "私は、愛されたことかな"、と沓子は応えました。
ホームランボールえ・・いきなりスカートをあげ下着を脱ぎ誘う沓子激しいキス
 光子は、豊の方から電話をしてこないことに不安に思ったのか、豊の赴任先のバンコクにやって来ました。

 そこで、偶然に沓子は、光子と鉢合わせし、二人で観光までします。
 光子は気付いています。沓子が豊の実質的な 、"現地妻"であることを・・・

 光子は、それを知った上で沓子に訊ねます。
"あなたは、豊さんに愛していると言われたことはありますか"
 沓子は、何も答えられませんでした。
 果たして、終わりが見えてきた、沓子の恋の結末は!?
抱かれる沓子抱き合う二人情事は続く豊が瞑想する未来社長・・東垣内社長ボーっとしている東垣内
 ストーリーの紹介は以上です。
 この映画の予告編からして、ミポリンの悲しい恋を全面的に出してますから、おのずと先が分かると想います。

 ずぅ~っと一人の男を想って、その恋で一生を終えた、ということを主とした話です。。
 現代なら・・何故、その男を追いかけて日本に帰らなかったのかという気がします。
 その点で、この映画あまりにも、キレイに終わり過ぎているラブストーリーでもあります。
振り返る沓子沓子の下腹部に手を伸ばしている東垣内ルイ・ヴィトンも夢なの・・バンコクのホントの名前さ聞いてみてよ、答えるからどっちが多い。お前の靴。お前を通っていった男。
 相手の男(東垣内豊)の方は、実にエゴイスティックです。
 婚約者が赴任先のタイに来てしまい、日本の本社に戻ることになって、ミポリンに別れを切り出す台詞が実にひどいです。

"もう君は濡れないし、僕は勃たない"
"君は、肉の塊にしか見えない"

 いくら別れ際といって、現実には、こんなひどい事を女性に言えませんよ。自分から、わざと相手に嫌われようとしていますからね。
 映画の中では、言われたミポリンは、そんな男の意図を見通して、受け流しています。

 まあ、バントのサインを無視してホームラン打ちにいくのですから、東垣内豊という男は、他人に譲るのが大嫌いで、常に自分中心であるということを象徴していますけどね。
フルーツを口移ししている二人サヨナライツカ、覚えている?僕は死なないよ車の中でキス二人きりのドライブ飛行場で
 しかし、草野球程度で、バントのサインなんて出しますかねぇ~
 ましてや、前の打席でホームラン打っているなら、そのままま打たせるでしょ。
 プロ野球の場合も、リードされている場面ならまだしも、同点の場面で、クリーンナップ打っているバッターにバントのサインは、あまり記憶にはないですけどね。

 第一、普段バントしていない打者にさせたところで、失敗する確率が大きいですからね。
 例えば、巨人のラミちゃんに、そんなサイン出したところで、限りなく100%に近い確率で失敗するのは目に見えてます。

 まあ、それだけ東垣内(ひがしがいとう)という男のキャラを、そのシーンで際立たせたかったのでしょう。
沓子・・君は死ぬ間際に、誰かを愛したこと思い出すのか私は・・愛されたことかな頼むよ、行かせてくれ・・なぜかそこにいる沓子求め合う二人豊の妻と間違えられ、少し嬉しい沓子
 久しぶりに見た、中山美穂・ミポリンは映像では、昔と余り変わってなく、いつまでも若い!と感じましたが・・・
 画像で拾った写真に写ったミポリン見てみると、やはりアラフォー(今年で、中山美穂も40歳) の仲間入りしていましたね。

 80年代から90年代にかけて、一世風靡したアイドルにも、時間は平等に流れていたのですね。

 今回は見せてはいないものの、かなり激しい濡れ場シーンが随所にあります。
 アイドル時代には、ミポリンが全裸で抱き合うなんてシーンは考えられなかったですね。
レッッ、ゴーついてくるなよ結局、抱き合う二人賢い男は道には迷わないものだあの女、会えば会うほど・・もっと会いたくなる寝ている沓子
 そのミポリンも、2002年にこの映画の原作者である辻仁成と結婚し、同年に大沢たかおと共演で、この映画化の企画があったそうです。

 監督する予定だった行定勲が急に降りたため、この企画自体が流れたようですね。
 8年越しで、今度は監督の「私の頭の中の消しゴム」で有名な韓国の監督、イ・ジェハンによって映像化されました。

 一見、日本映画のように見えますが、スタッフも製作も韓国人ですので、これは韓国映画のようです。
沓子の部屋を見て回る豊の婚約者何故か、同じ舟で観光している二人二人を乗せた一艘の舟豊さんが一度でも、あなたを愛してると言ったことがありますか何も答えられない沓子君はもう濡れないし、僕はもう勃たない
 ラストの方で流れる、「サヨナライツカ」の詩が、かなりヤバくて、グッときました。以下はその詩です。

いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独は最も裏切ることのない友人の一人だと思う方がよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある

どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩り飽きさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ

君は偽善者よ空港で泣きながら去っていく沓子顔に何かついてますかいや・・東垣内様のお部屋は・・会いたかった
サヨナライツカ

永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出す人と
愛したことを思い出す人にわかれる

私はきっと愛したことを思い出す
会いたかった・・死ぬほど会いたかった日本で茶道をしている豊の妻愛しき日々夢の中で待っている沓子夢の中での結婚式夢の中での結婚式
 この詩は、本妻(石田ゆり子)のナレーションで流れます。   
 その妻は、夫の浮気を知っていながら、自ら出版した本をタイに再渡航前に空港で夫に渡しているのです。
 夫が自分の他に愛した人に、永遠の別れを決断させる為にです。
 う~ん、石田ゆり子も若く見えますねぇ~とても40過ぎているとは思えないです。いつの間にって、感じです。

 なんか、そのラストシーンで不覚にも(?)涙が出てしまいました。
 昔の恋なんて時間が経てば、風化して、とっくに忘れていると思ったてたのに・・心の何処かで、その残骸が残っているものなのですね。
沓子の思い出に泣いている豊沓子の面影マイ・ペイ・ライ(大丈夫)・・・忘れがたき、かつての恋人の笑顔
 この映画を見て、泣ける、泣けないは個人差があると思います。映画ですから、すごい綺麗な想い出話に終わらせていますからね。
 そんな自分を捨ていった男なんかさっさと忘れて、新しい恋見つけて、違う男と結婚しているのが現実ですよね。

 だけど、過去に恋で痛い想いをしてきた経験のある人には、心に響く部分のある映画だと想います。

 まあ、現実の恋なんて、もっと自分勝手で・・決して美しいものではなかったりしますけどね。
 そこは、やっぱり映画ですから・・



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