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なくもんか
2010/06/13
03:06/Sun


ハムかつに人生を捧げた兄
兄を知らない人気芸人の弟
二人の出会いが新たな喜劇を生む
これは泣ける喜劇だ!


今回は、クドカン脚本の"泣ける喜劇映画"です!
この映画、正直言って、そんなには期待しないで見たのですが、意外と拾いものでした。
商店街での名物惣菜屋を譲り受けた兄と、人気芸人の弟の出会いから始まる、下町人情喜劇です。
意外と懐かしい匂いがしてきそうな映画です。
新作映画ですので、ラストのネタ明かしは致しません!
どんな映画か興味のある方は、下の追記を読むをクリックして、立ち寄ってみて下さい。
●なくもんかスタッフ&キャスト
2009年11月14日公開
脚本 - 宮藤官九郎
監督 - 水田伸生
撮影 - 中山光一
音楽 - 岩代太郎
VFXスーパーバイザー:小田一生
主題歌 - いきものがかり「なくもんか」
製作 - 2009「なくもんか」製作委員会
(日本テレビ放送網、東宝、バップ、他)
CAST
祐太(二代目山ちゃん):阿部サダヲ
祐介:瑛太
山岸徹子:竹内結子
金城大介:塚本高史
トシちゃん:皆川猿時
みどり:片桐はいり
下井草祐子:鈴木砂羽
山岸正徳:カンニング竹山
桜井:高橋ジョージ
桂谷壮一郎:陣内孝則(特別出演)
ボーダーシャツの男:藤村俊二(友情出演)
中やん:小倉一郎
加々美昌弘:光石研
下井草健太:伊原剛志(友情出演)
山岸安江:いしだあゆみ
祐太(中学時代):冨田佳輔
ライブの客:西尾由佳理(日本テレビアナウンサー)
2時間13分 ビスタサイズ





●ストーリー
東京・下町にある善人通り商店街の名物惣菜屋・デリカ山ちゃんに親子がやって来ました。
その父親・下井草健太、通称ケンちゃんはこの街の出身で、店の主人とも顔なじみのようです。
賭け事ばかりで真面目に働こうとしなかったケンちゃんは、今度こそ一からの出直しを、山ちゃんでやろうとしますが、ある夜に店のお金を盗んで逃げてしまいます。
その店に一人残された息子・祐太を、店の主人は放り出すわけにもいかず、仕方なく引き取ります。





祐太は、健気に家の掃除や店を手伝いました。
祐太は、成長すると近所から、何かにつけて頼まれごとを引き受けてしまう、町で"究極の八方美人"と呼ばれるほど、働き者で親切な男として商店街の人気者でした。
加えて、とても涙もろい男です。
そんな祐太に、店の主人は秘伝のソースの作り方を教え、二代目"山ちゃん"を任せました。
店には一人娘の徹子がいましたが、食っちゃ寝の太った女の子で全く店を手伝う気などなく、とても店を任せられなかったのです。
その徹子も家出し、そのうち店の主人も亡くなり、主人の奥さんは認知症になっていました。
店を切り盛りする二代目山ちゃんの前に突然、美しい女性が現れました。





その女性は、何とプチ整形して痩せて別人になった、あの徹子だそうです!
その店は、徹子の実家ですから、徹子も店を手伝うようになり、そのうち山ちゃんと結婚という話になりました。
意外にも徹子もその気になり、山ちゃんの戸籍謄本を取り寄せると、弟がいることが分かりました。
両親が離婚した時に母のお腹にいた子ですから、山ちゃんは一度もその弟に会ったことはありません。
しかも、その弟は今売り出し中の「金城ブラザーズ」のお笑い芸人だったのです。





実は、前にテレビの取材でハムかつの美味い店として紹介された時、そのインタビューアーが弟の祐介だったのです。
その時は、お互いに目の前にいるのが、兄、弟ということを全く知りませんでした。
山ちゃんは、すぐに弟の祐介に会いに仕事場の撮影現場まで出向きますが、弟の祐介は金目当てに来たのかと実に冷たい対応でした。
実は祐介は公に、コンビを組んでいる金城大介を兄として、兄弟子・大介の自伝小説にも弟として登場している為、山ちゃんを実の兄と認めるわけにはいかない事情があったのです。





祐介はその金城大介と組む前は、泣かず飛ばずで、その兄弟子と組んだことによって、売れていたのです。
一方で、徹子はある日、二人の子供を家に連れて来ました。ある大物人物との不倫で出来た子供たちです。
山ちゃんは突然のことで驚きますが、そのことを受け入れようと、子供たちの前で徹子にキスを迫ろうとしますが・・・それを認知症の母が見ていました。
やがて商店街をあげた派手な結婚披露パレードで、山ちゃんと徹子は夫婦になりました。
数日して、弟の祐介が訪ねてきました。祐介は別に山ちゃんと仲直りに来たわけではありませんでした。





祐介 ここまで自分が来れたのは大介兄さんのおかげだから、今更あんたを兄貴と認めるわけにはいかない・・
下町でハムかつ揚げている兄貴なんて・・無理なんだ。
あんたの存在が大介兄さんを苦しめている。二度と俺の前に現れないでくれ。
いわゆる山ちゃんに絶縁宣言にしに来たのです。
山ちゃんは、そんな弟の事情を察しましたが、それを聞いてブチ切れたのは、徹子です。
すぐ立ち去ろうとする祐介に、徹子は兄貴のハムかつ食っていけと言います。





徹子が来て以来、エコを理由にフライパンで少量の油でハムかつを揚げていました。
山ちゃんは徹子に"今日だけ本気出していいよ"と言われ、豚のラードを溶かした、たっぷりの油で、弟のためのハムかつを揚げます。
しかし、ハムかつが揚がって秘伝のソースをかけようとしますが、ソースの壷の中は空でした。
子供たちが臭いと秘伝のソースを台所に流して捨ててしまつたのです。
多分、子供たちはソースの匂いで学校や幼稚園で、からかわれていたのでしょう。
徹子は長女を叱りつけ、その長女は給食で出される業務用のソースを投げつけて、どこかに行ってしまいました。





すると、その向こうで"うめぇ!・・うめえよ"と泣きながら、祐介は兄の揚げたハムかつを食べています。
"こんなに旨いとは思わなかった。揚げたてだから・・それとも、この秘伝のソースが"と、祐介は余りの美味しさに、もう一枚ハムかつを、おかわりしました。
ちなみに祐介がハムかつにかけいてたソースは、秘伝のソースではなく、ただの普通の業務用ソースです。
徹子も、その業務用ソースで食べると、"懐かしい味がする"と言い、近所の人もその業務用のソースの方がうまいとなり、秘伝のソースよりも、その普通のソースで店は、更に大繁盛しました。
山ちゃんは、先代からの秘伝のソースが業務用に負けて、ショックを受けていました。
やがて、二人の元に失踪していた父親が現れました。
果たして、この兄弟の絆はどこに行く着くのか!?





ストーリーの紹介は以上です。
もっと簡単に書こうと思いながら、どうしても弟の祐介が兄のハムかつを食べるエピソードが好きで、そこまで引っ張ってしまいました。
ハムかつ。何てことはない、B級のジャンクフードです。でも、B級はB級なりの忘れられない味というか、何気に旨いです。
ただのハムをパン粉の衣をつけて揚げただけなのに、それをソースをつけて食べると、これはビールには絶好のおつまみですね。
いや、マジにこの映画見ると、無性にハムかつが食べたくなります。
それも、スーパーで売ってあるやつじゃなくて、揚げ立てのやつ。意外と揚げ立てのハムかつって、ありそうでないですね。
確かに、それを売っている店があったら、この映画のように並んでも買いたいです。
そんな、ハムかつ的(?)人情ドラマが、実に心にまるでソースにように、じわ~っと、広まってくるのです。





そこは古き良き時代の郷愁とでもいうか、クドカンはそこらへんの描き方が実に上手いですね。
まあ、阿部サダヲが見ている者よりも、やたらオーバーな芝居で号泣シーンの連続なものだから、意外とこの映画は泣けなかったりするかもしれません。
でも、喜劇の王道である、"泣かせる素材"は、たくさんこの映画にありますね。
ハムかつという重要なアイテムを取り入れたことが、人情噺をより一層、盛り上げる要因になったかもしれません。
それにしても、秘伝のソースが、給食などの業務用のソースに負けるとは・・普通、あり得ないですけどね。





この映画の竹内結子、すごくいいです。
この女優さん、元々キレイな方ですが、この映画によって、その美しさが更に引き立っているような気がします。
今回の竹内結子の役は、旦那の山ちゃんを尻に敷いてしまう、かなり気の強い奥さん役ですが、その奥さんが二人の兄弟の絆のパイプ役みたいな役割を果たしています。
最初は、その徹子の昔と今が余りにも違うので、何かオチがある・・つまりは店の娘なんかじゃなくて、その店の娘に成りすましているのではと勘ぐりましたましたが、全くのハズレでした。

上の写真のBefor→Afterの写真は同一人物の前後の写真です。
しかし、いくらダイエットに成功しプチ整形したからといって、どうしたら、女優の竹内結子のような美人に変われるんでしょう!?
逆に竹内結子をCGなどで太らせたところで、こんな顔には・・ならないですよね。
そこが、この作品の摩訶不思議なところだったですね。





竹内結子といえば、結婚前のフジの月9ドラマ「ランチの女王」(2002年夏)では、実にオムライスなどの洋食を美味しそうに食べていました。
女優の中で、あんなに美味しそうに食べる芝居をする人は他にいないじゃないかって思って見ていました。
やっぱり、ドラマも映画も、"食"が出てくると、作品の印象が強くなります。
今回の映画では、竹内結子が食べるシーンは、弟の祐介と一緒に業務用のソースでハムかつを食べるシーンのみでしたけどね。





個人的好みですが、同じコンビの前作の「舞妓Haaaan!!!」より、遥かにこちらの作品が好きですね。
人それぞれに、忘れようとしても、忘れられないものがあります。人生そのものが、泣き笑いの繰り返しですしね。
今回の脚本のクドカン、見事にそれを描いています。
それに、この映画のもうひとつの主役である、ハムかつであったりします。
この映画は、見終わって、ジワッと広がっていくものがあって、それが実に心地いい作品でした。





●いきなり追記
ひとつ難を言えば、今回の映画も、前回の「舞子Haaaan!!!」同様に、阿部サダヲが白のブリーフ一枚で街を走るシーンがあります。
何故に、白のブリーフなんでしょう?
今どき、白のブリーフなんて年配のお年寄りしかはかないですよ。
何か、そのシーンに意味でもあるのか、実に不思議で仕方ありません。 <
2009年11月14日公開
脚本 - 宮藤官九郎
監督 - 水田伸生
撮影 - 中山光一
音楽 - 岩代太郎
VFXスーパーバイザー:小田一生
主題歌 - いきものがかり「なくもんか」
製作 - 2009「なくもんか」製作委員会
(日本テレビ放送網、東宝、バップ、他)
CAST
祐太(二代目山ちゃん):阿部サダヲ
祐介:瑛太
山岸徹子:竹内結子
金城大介:塚本高史
トシちゃん:皆川猿時
みどり:片桐はいり
下井草祐子:鈴木砂羽
山岸正徳:カンニング竹山
桜井:高橋ジョージ
桂谷壮一郎:陣内孝則(特別出演)
ボーダーシャツの男:藤村俊二(友情出演)
中やん:小倉一郎
加々美昌弘:光石研
下井草健太:伊原剛志(友情出演)
山岸安江:いしだあゆみ
祐太(中学時代):冨田佳輔
ライブの客:西尾由佳理(日本テレビアナウンサー)
2時間13分 ビスタサイズ






●ストーリー
東京・下町にある善人通り商店街の名物惣菜屋・デリカ山ちゃんに親子がやって来ました。
その父親・下井草健太、通称ケンちゃんはこの街の出身で、店の主人とも顔なじみのようです。
賭け事ばかりで真面目に働こうとしなかったケンちゃんは、今度こそ一からの出直しを、山ちゃんでやろうとしますが、ある夜に店のお金を盗んで逃げてしまいます。
その店に一人残された息子・祐太を、店の主人は放り出すわけにもいかず、仕方なく引き取ります。






祐太は、健気に家の掃除や店を手伝いました。
祐太は、成長すると近所から、何かにつけて頼まれごとを引き受けてしまう、町で"究極の八方美人"と呼ばれるほど、働き者で親切な男として商店街の人気者でした。
加えて、とても涙もろい男です。
そんな祐太に、店の主人は秘伝のソースの作り方を教え、二代目"山ちゃん"を任せました。
店には一人娘の徹子がいましたが、食っちゃ寝の太った女の子で全く店を手伝う気などなく、とても店を任せられなかったのです。
その徹子も家出し、そのうち店の主人も亡くなり、主人の奥さんは認知症になっていました。
店を切り盛りする二代目山ちゃんの前に突然、美しい女性が現れました。






その女性は、何とプチ整形して痩せて別人になった、あの徹子だそうです!
その店は、徹子の実家ですから、徹子も店を手伝うようになり、そのうち山ちゃんと結婚という話になりました。
意外にも徹子もその気になり、山ちゃんの戸籍謄本を取り寄せると、弟がいることが分かりました。
両親が離婚した時に母のお腹にいた子ですから、山ちゃんは一度もその弟に会ったことはありません。
しかも、その弟は今売り出し中の「金城ブラザーズ」のお笑い芸人だったのです。






実は、前にテレビの取材でハムかつの美味い店として紹介された時、そのインタビューアーが弟の祐介だったのです。
その時は、お互いに目の前にいるのが、兄、弟ということを全く知りませんでした。
山ちゃんは、すぐに弟の祐介に会いに仕事場の撮影現場まで出向きますが、弟の祐介は金目当てに来たのかと実に冷たい対応でした。
実は祐介は公に、コンビを組んでいる金城大介を兄として、兄弟子・大介の自伝小説にも弟として登場している為、山ちゃんを実の兄と認めるわけにはいかない事情があったのです。






祐介はその金城大介と組む前は、泣かず飛ばずで、その兄弟子と組んだことによって、売れていたのです。
一方で、徹子はある日、二人の子供を家に連れて来ました。ある大物人物との不倫で出来た子供たちです。
山ちゃんは突然のことで驚きますが、そのことを受け入れようと、子供たちの前で徹子にキスを迫ろうとしますが・・・それを認知症の母が見ていました。
やがて商店街をあげた派手な結婚披露パレードで、山ちゃんと徹子は夫婦になりました。
数日して、弟の祐介が訪ねてきました。祐介は別に山ちゃんと仲直りに来たわけではありませんでした。






祐介 ここまで自分が来れたのは大介兄さんのおかげだから、今更あんたを兄貴と認めるわけにはいかない・・
下町でハムかつ揚げている兄貴なんて・・無理なんだ。
あんたの存在が大介兄さんを苦しめている。二度と俺の前に現れないでくれ。
いわゆる山ちゃんに絶縁宣言にしに来たのです。
山ちゃんは、そんな弟の事情を察しましたが、それを聞いてブチ切れたのは、徹子です。
すぐ立ち去ろうとする祐介に、徹子は兄貴のハムかつ食っていけと言います。






徹子が来て以来、エコを理由にフライパンで少量の油でハムかつを揚げていました。
山ちゃんは徹子に"今日だけ本気出していいよ"と言われ、豚のラードを溶かした、たっぷりの油で、弟のためのハムかつを揚げます。
しかし、ハムかつが揚がって秘伝のソースをかけようとしますが、ソースの壷の中は空でした。
子供たちが臭いと秘伝のソースを台所に流して捨ててしまつたのです。
多分、子供たちはソースの匂いで学校や幼稚園で、からかわれていたのでしょう。
徹子は長女を叱りつけ、その長女は給食で出される業務用のソースを投げつけて、どこかに行ってしまいました。






すると、その向こうで"うめぇ!・・うめえよ"と泣きながら、祐介は兄の揚げたハムかつを食べています。
"こんなに旨いとは思わなかった。揚げたてだから・・それとも、この秘伝のソースが"と、祐介は余りの美味しさに、もう一枚ハムかつを、おかわりしました。
ちなみに祐介がハムかつにかけいてたソースは、秘伝のソースではなく、ただの普通の業務用ソースです。
徹子も、その業務用ソースで食べると、"懐かしい味がする"と言い、近所の人もその業務用のソースの方がうまいとなり、秘伝のソースよりも、その普通のソースで店は、更に大繁盛しました。
山ちゃんは、先代からの秘伝のソースが業務用に負けて、ショックを受けていました。
やがて、二人の元に失踪していた父親が現れました。
果たして、この兄弟の絆はどこに行く着くのか!?






ストーリーの紹介は以上です。
もっと簡単に書こうと思いながら、どうしても弟の祐介が兄のハムかつを食べるエピソードが好きで、そこまで引っ張ってしまいました。
ハムかつ。何てことはない、B級のジャンクフードです。でも、B級はB級なりの忘れられない味というか、何気に旨いです。
ただのハムをパン粉の衣をつけて揚げただけなのに、それをソースをつけて食べると、これはビールには絶好のおつまみですね。
いや、マジにこの映画見ると、無性にハムかつが食べたくなります。
それも、スーパーで売ってあるやつじゃなくて、揚げ立てのやつ。意外と揚げ立てのハムかつって、ありそうでないですね。
確かに、それを売っている店があったら、この映画のように並んでも買いたいです。
そんな、ハムかつ的(?)人情ドラマが、実に心にまるでソースにように、じわ~っと、広まってくるのです。






そこは古き良き時代の郷愁とでもいうか、クドカンはそこらへんの描き方が実に上手いですね。
まあ、阿部サダヲが見ている者よりも、やたらオーバーな芝居で号泣シーンの連続なものだから、意外とこの映画は泣けなかったりするかもしれません。
でも、喜劇の王道である、"泣かせる素材"は、たくさんこの映画にありますね。
ハムかつという重要なアイテムを取り入れたことが、人情噺をより一層、盛り上げる要因になったかもしれません。
それにしても、秘伝のソースが、給食などの業務用のソースに負けるとは・・普通、あり得ないですけどね。






この映画の竹内結子、すごくいいです。
この女優さん、元々キレイな方ですが、この映画によって、その美しさが更に引き立っているような気がします。
今回の竹内結子の役は、旦那の山ちゃんを尻に敷いてしまう、かなり気の強い奥さん役ですが、その奥さんが二人の兄弟の絆のパイプ役みたいな役割を果たしています。
最初は、その徹子の昔と今が余りにも違うので、何かオチがある・・つまりは店の娘なんかじゃなくて、その店の娘に成りすましているのではと勘ぐりましたましたが、全くのハズレでした。


上の写真のBefor→Afterの写真は同一人物の前後の写真です。
しかし、いくらダイエットに成功しプチ整形したからといって、どうしたら、女優の竹内結子のような美人に変われるんでしょう!?
逆に竹内結子をCGなどで太らせたところで、こんな顔には・・ならないですよね。
そこが、この作品の摩訶不思議なところだったですね。






竹内結子といえば、結婚前のフジの月9ドラマ「ランチの女王」(2002年夏)では、実にオムライスなどの洋食を美味しそうに食べていました。
女優の中で、あんなに美味しそうに食べる芝居をする人は他にいないじゃないかって思って見ていました。
やっぱり、ドラマも映画も、"食"が出てくると、作品の印象が強くなります。
今回の映画では、竹内結子が食べるシーンは、弟の祐介と一緒に業務用のソースでハムかつを食べるシーンのみでしたけどね。






個人的好みですが、同じコンビの前作の「舞妓Haaaan!!!」より、遥かにこちらの作品が好きですね。
人それぞれに、忘れようとしても、忘れられないものがあります。人生そのものが、泣き笑いの繰り返しですしね。
今回の脚本のクドカン、見事にそれを描いています。
それに、この映画のもうひとつの主役である、ハムかつであったりします。
この映画は、見終わって、ジワッと広がっていくものがあって、それが実に心地いい作品でした。






●いきなり追記
ひとつ難を言えば、今回の映画も、前回の「舞子Haaaan!!!」同様に、阿部サダヲが白のブリーフ一枚で街を走るシーンがあります。
何故に、白のブリーフなんでしょう?
今どき、白のブリーフなんて年配のお年寄りしかはかないですよ。
何か、そのシーンに意味でもあるのか、実に不思議で仕方ありません。 <

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