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LOST FINAL SEASON EP16 "What They Died For" その2
2010/05/21
06:32/Fri

さて、EP16 "What They Died For"の続きです。
本エピソードは最終話につながるストーリーなので、最後ぐらいは知らないでおきたいと思っている方はスルーした方が賢明かもしれません。
個人的にはいろんろなブログ等で、先の展開を知ってから見ていることが多いので、先のネタバレも気にならなくなりました。
ただ、自分もやはり最後だけは、真っさらな状態で見たいという気持ちもあります。
そんな方には実に不向きな当ブログです。
散々、煽っといて何ですが、見る見ないは閲覧する方の自由ですので、初めてご覧になる方は完全ネタバレであるということを承知の上で、続きは下の追記を読むから、お進み下さい。


●ハイドラ島に到着した暗黒
人間の姿をした悪魔が、島を渡り、今そこに迫っていました。
ゾーイが暗黒ロックがすぐそばまで来ていることをウイドモアに伝えに来ました。
ウイドモアは至急、皆をベンの奥の部屋に皆を集めました。
しかし、ベンだけは逃げも隠れもしようとはしません。
ベン 私は隠れない。遅かれ、早かれ奴は私たちを見つける。
マイルズはそうはいきません。自分はデカい計画があると、一目散にベンの家を出て逃げ出しました。
そんなマイルズにベンは、携帯無線を提供しました。






そんな中、リチャード・アルパートだけが、その悪魔と話をすると言い出しました。
アルパート 彼の望んでいるのは、俺が彼の仲間になることだ。
俺なら彼といなくなることができる。その時がチャンスだろう。
その隙に逃げろとアルパートは言いたいのでしようが、残念ながらアルパートの読みは甘かったのです。
外に出ると、異様な気配して、人間・ロックの姿をした者は何処にもいません。
突然、黒い煙がアルパートを襲い、アッという間に飲み込まれ、遂にアルパートは永遠の眠りにつく、最悪の結果になりました。
ベンはあまりの突然のことで、言葉もなく、ただ呆然とそれを見ているだけでした。






暗黒が話し合いを持つ機会を与えたのはベンでした。ベンが家の前のソファーに座っている時、ロックの姿をした暗黒が現れます。
暗黒 探したよ
ベン 見つけたじゃないか
暗黒はベンの隣に座ります。
暗黒 君が必要だ。君の仲間を殺すためにな。
ベン 何故、私が?
暗黒 私は一度、島を出る。君にすべてを任すよ。
ベン わかった。
暗黒 チャールズ・ウイドモアはどこだ。
ベン うちのクローゼットに隠れているよ。
ベンもまた、悪でした。






●2004年ハイスールの下校時間
ベンは勤務を終え帰ろうとした時、思わぬ人物に会いました。
アレックスです。アレックスは、ベンの怪我に驚き、それでは車の運転はできないから、母と一緒に来ているから一緒に帰ろうと誘います。
アレックスの母とは、ダニエル・ルソーです。過去やり直しでは、これがベンとルソーと初対面になります。
最初は固辞していたベンでしたが、アレックスの誘いにそれならばと、ついでにルソー宅で夕食を共にすることにしました。






ベンはルソー宅で夕食をご馳走になり、少し身の上話をしました。
ルソーに話を聞くと、アレックスの父親はアレックスが二歳の時に亡くなったそうです。
あまり成績が優秀でないアレックスに大学の推薦を取り付けてくれたことに、ルソーは大変ベンに感謝し、父親がいないアレックスにとって、ベンが父親に一番近い存在だと、ルソーは話します。
それを聞いて、ベンは何だか目頭が熱くなり、"これはたまねぎのせい"と照れてルソーにごまかしていました。






●現代の島、ウイドモアと対決する暗黒
遂に暗黒とウイドモアが対決する時が来ました。
まず、最初に暗黒はゾーイをナイフで首を切り殺しました。
ウイドモアには話し合いの猶予を与えます。
暗黒 さあ、チャールズ。死ぬのが怖いんだろう。ひとつだけ方法がある。私に教えるんだ。
もう終わる、欲しい物が手に入る。この島を出る。島を出たらまず最初に、君の娘を殺す。ペニーだ。
ウイドモアは愕然とします。
ウイドモア どっちにしても、殺すんだろう。
暗黒 いや、そうしない。誓う。
ウイドモア 君の言うことを聞けばか?






暗黒 何故、戻ったかを言え。それによっては変わる。
ウイドモア デズモンドをここに来させた。電磁気への彼特有な抵抗の為、彼は切り札としての手段だった。
暗黒 最後の切り札とは?
ウイドモア 彼の前では言えない。
彼とは、多分そばにいるベンのことでしょう。
暗黒 では、私にささやいてくれ。
不審がるウイドモアでしたが、暗黒の耳元に何かを囁くと、銃声が鳴りました。
ベンがウイドモアを撃ち殺したのです。
ベン 奴の娘も、もういらないだろう。
暗黒 ベン、驚かすのはやめてくれ。幸い知りたいことは言ってくれたが、もしその前だったら・・
いいだろう。
ベン 他に殺したい奴がいるんだろ?
暗黒は黙って、ベンの顔を見ていました。






●ジェイコブに会いに行く候補者
夜、松明を照らしながらハーリーが先導して、ジャック、ソーヤー、ケイトらを連れて、ジェイコブの所に連れて行きます。
この時だけは、ジェイコブの姿はハーリー以外もジャック、ソーヤー、ケイトも見えています。
ケイト 私たちの名前を壁に書いた人でしょ。
ジェイコプ そうだ。
ケイト サンにジン、サイードの名前を書いたんでしょ?死の理由もそれなの?
ジェイコブ 本当にすまない。
ハーリー その理由を知りたいんだよ。
ケイト 何故、サンやジン、サイードを?何の為に死んだの?
ジェイコブ 座って欲しい。全て話す。






ジェイコブ 何故、君達を選んだのか言おう。私が君達を選んだ理由は・・
島を守ることも、必要なものも、火が消える前に話そう。
君たちがしなければいけないんだ。
ジャックたちは、ジェイコブの言っている意味が、まだ飲み込めていませんでした。
●2004年ジャックのオフィス
ジャックが自分のオフィスにいる時、ロックが訪ねて来ました。
ジャック それでどうしました?
ロック シェパード医師は同じシドニー発の飛行機だった。名詞を私にくれて、悪気はなかったが、翌日にそれを捨てた。
ジャック 別に構いませんよ。






ロック それでだ。その数日後、車に轢かれ、ロスの医師であなたになった。
私の命を救った後、まだ私を治したがっていた。私は嫌がっているというのに・・
その時、私を轢いた男が再び私の学校に現れた。彼は駐車場にいた同僚を殴り、そこで彼は何と言ったか。
私を傷つけるためではなかった。私を"開放"するために、そこにいたと。
私が言った事と同じなんだよ。前にもあなたとお互いにを見た。
ジャック すみません。何が言いたいのか・・その男性を殴りに行けとでも?
ロック この全てには、多分これには理由がある。
私を治すべきなんだ。






まだ、ジャックはロックの言っている意味が、よく分かりません。
ジャック ロックさん、私はあなたを治しますよ。だが、あなたは偶然の一致を運命だと思っていませんか?
ロック あなたは呼び出すことが出来るが、私がここに来た。
この椅子を立つ準備ができている。
つまりは、いつでもジャックが要望した手術を受けてもいい、という含みを持った言葉でロックは微笑みました。
ジャックも、ようやくロックの言っている意味が理解できたようでした。






●現代の島、ジェイコブ集会の続き
ハーリー 僕たちを島に連れて来た理由は何?
ジェイコブ ミスを犯し、君達を連れて来た。
長い間、犯してきた過ち・・それは今も、君達のひとつひとつ全てに、君達の思うことに反する。
ソーヤー 何だ、そのミスとは?
ジェイコブ 君達が怪物と呼んでいる、彼の責任は私なんだ。 私が彼を作り、それ以来、彼は私を殺そうとした。
殺されるのも時間の問題だったよ。
そして、私の後を誰かが継がなければいけない。
それが君達が来た理由だ。
ソーヤー ジェイコブ、教えてくれ。何故、俺のミスがあんたのミスになる?
俺の人生を混乱させて、この岩に座らせるまでは、俺は問題なかった。






ジェイコブ いや、それは違う。君たちは、そうじゃなかった。君たちの幸せを奪ったりはしていない。
君たちは皆、失敗した。君たちが私に似ているから選んだんだ。
君たちは孤独だった。君たちは何かを探していた。だが、向こうでは見つけられなかった。
君たちがこの場所を必要としたから、選んだんだ。
ケイト 何故、私の名前を壁から消したの?
ジェイコブ 君が母親になったからさ。あれは、ただのチョークの線だ。君が仕事を望むなら、君のものだ。
ジャック その仕事とは?
ジェイコブ 光が島の真ん中にある。それを守ることだ。だが、彼から守らなきゃいけない。私ができなかったことを。
ジャック 彼を殺して欲しいということか?
それは出来るのか?
ジェイコブ 彼も君を殺そうとしているから・・
ジェイコブ会談はしばらく続きますが、ジャックはそこで決断します。
ジャック 俺がやる。俺がするべきだ。
ジャックの決意は固まり、ここに "後継者" が誕生しました。






後継者の儀式は、あの水を飲むことでした。
ジェイコブはある場所に連れて行き、ジャックからコップを受け取ると、川の水を汲み、それをジャックが飲み干しました。
多分、これでジャックはジェイコブと同じ運命を辿り、誰かに殺されない限りは、この島で生き続けて島を守らなくてはならなくなったのでしょう。
それはロスに残した、息子・デビットと永遠の別れになるかもしれません。
他の候補者だった、ソーヤー、ケイト、ハーリーは静かにそれを見ていました。






●2004年ロス市警の留置所
ロス市警にある同じ房に留置されているデズモンド、ケイト、サイードは突然釈放されることになりました。
ジェームス・"ソーヤー" 刑事は、ケイトと会話を交わします。このケイトたちの釈放には、ソーヤーは一切関与していません。
ソーヤー 俺がしたとでも?
ケイト 私は無実って言ったでしょ。信じてくれた。
ソーヤー そんなことじゃない。
それでも無理だ。俺は警官だ。
ケイト 巡査には見えないけどね。
釈放といっても、外に出られるというだけで、手錠はされたまま、ある場所に護送車で移されるだけでした。






しかし、海の見える港のある場所に着くと、その護送車は止まりました。
彼らを出迎えた警官はアナ=ルシアでした。デズモンドが裏で手を回して、アナ=ルシアを買収していたのです。
その資金源はハーリーで、少し遅れて車で来ました。
アナ=ルシア あなたを知ってるわ。
ハーリー 僕たちは会わなかった。これがお金だ。125グランド、いい?
アナ=ルシア ええ、いいわ。あなたは見なかったわ。
ハーリーは赤のカメロを既に用意していて、その車の中に必要な物があると言いました。
デズモンドはサイードに、ハーリーの車に乗るように指示し、自分はケイトを乗せて、ある場所に向かおうとしています。
ケイトは、デズモンドにどこに行くかと訊ねます。
"コンサートに行く" とデズモンドは答え、用意してあった黒いドレスをケイトに渡し出発しようと促しました。






●現代の島で暗黒と行動するベン
真っ暗な闇の中を、松明を照らしながら、ベンと暗黒はデズモンドがいるはずの井戸に向かっています。
そこに行ってみると、やはり井戸の中は空でした。
暗黒 やはり殺してなかったようだな。
ベン 誰かが助けたのか?
暗黒 いや、違うよ、ベン。誰かが私を助けてくれたんだ。
ベン ウイドモアは何て?
暗黒 デズモンドは二重安全装置だと。ジェイコブの切り札。
とんでもない。彼の最愛の候補を皆殺しにする。
最適な方法だ。私はここを離れない。
ベン それで何故、彼が生きているのが嬉しいんだ?
暗黒 デズモンドを探すからだ。
私が島を破壊する。
ベンはその暗黒を見て、戦慄が走っていました。
EP16"What They Died For" ここで終了。






"彼らは何の為に死んだか" とは、EP14で死んだサン、ジン、サイードのことだったんですね。
ジェイコブの言った、彼らが死んだ理由とは、人生で度々、起きるエラーのようなものなのでしょうか。
しかし、ジェイコブは事前に彼らが死ぬ運命にあるのを知ってて、それを黙認し、それを遂行させました。
ジャックのように、これから起きる事を変えようとはしなかったわけです。






2004年にいるデズモンドは、ジャックの息子・デビッドの演奏会で815便主要乗客を集めて、過去と未来を結ぶような事をするのでしょうか。
一番気になるのは、2004年でクレアとサンが出産するかどうかです。
何度も言うように、生まれれば、ほぼ同時代でアーロンとジ・ヨンは二人存在してしまいます。
現代の島にいる者と2004年に存在している者とを、どうリセットするのか見物ですね。
6年間続いたLOSTシリーズも、次週で遂にTHE ENDです!
次週が待ち遠しい半面、遂に終わってしまうのかという寂しさもあります。
果たして、次週はどんな驚愕の結末で幕を引くのでしょうか!?

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