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LOST FINAL SEASON EP15 "Across The Sea" その1
2010/05/16
22:41/Sun


海を越えて、島に来た者
それは彼らの"母" だった
明らかになる、"彼らの過去"


ファイナルシーズンも残すところ、残りあと4エピソードです!
今回は、前回の続きではありません。
ビフォア・ストーリーともいうべき、あの人物のたちの生い立ちから過去のエピソードです。
毎回のことですが、完全ネタバレです。
ただ、今回は本ストーリーとは、また別の感じがしますので、知っててもいいかな?いう気がします。
それでも、あまり先を知りたくない方は、閲覧をお勧めしません。
この続きは、下の追記を読む、からご覧下さい。






●EP15 "Across The Sea" その1
海に船の残骸らしきものが浮かんでいます。
一人、生き残りがいたらしく女がその残骸の板につかまり、這い上がってきました。
目の前には島が見えていました。
ようやく砂浜にたどり着いた女は、まず森に行き水を飲みました。
その時に人影が・・一人の女が立っていました。






"怪我、しているのかい?" その女は訊ねてきました。
そして、手を差し伸べてくれました。
海から、やってきた女はクラウディアと名乗りました。妊娠していて、今にも生まれそうです。
にわかにクラウデイアが産気づき、女がその出産を手助けします。
最初に生まれたのは男の子です。
クラウディアは最初から、その子の名前をジェイコブと決めていました。
続いて二番目の子も出産しました。
女はその子を取り上げると、表情が一変し、突然石を取り、クラウディアを殴り、殺してしまいました。






時は移り、その二人の赤ん坊は少年に成長していました。
海辺からゲーム板のようなものを少年・暗黒は拾って、ジェイコブと遊んでいました。
ジェコブは先に家に帰り、そのことを何となく母に伝えます。
母といっても、それはクラウディアを殺して、ジェイコブと暗黒の母に成りすました女です。
その母に成りすました女は、ビーチに行き少年・暗黒と話をします。
母 あなたは・・特別なのよ。
少年・暗黒 ゲーム持ってていい?
母 ええ、勿論よ。私があなたたちの為に置いておいたの。
少年・暗黒 母さんが置いたの。
母 そうよ、他のどこから来ると言うのよ。
少年・暗黒 どこか遠く、海を越えて。






ある日、ジェイコブ兄弟は猪を追って森の中に行くと、見知らぬ男たちがいました。
ジェイコブたちが初めて見る、自分たち以外の他の者たちでした。
その事をすぐに母に報告します。
母 あなた達、見つかった?
ジェイコブ ううん。大丈夫だと思うよ。彼らはどこから来たの?俺たちみたいな目だったよ。
母 私たちとは違うわ。私たちは、理由があってここにいるの。
その理由は、母はまだ早いと言って答えようとはしません。
その代わり、母は"一緒に来なさい"と、兄弟たちをある場所に連れて行きました。






母は兄弟たちに目隠ししをして、手を引いて、その場所に連れて行きました。
その途中で、やってくる者たちとの戦いについて語りました。他の者が来ると、絶えず争いは起こることを。
兄弟の目隠しを取ると、そこは光の空洞がそこに輝いててました。それを見せ、母は・・
母 これが私たちがここにいる理由よ。
兄弟たちは走って、その光の空洞に向かって行きます。
暗黒 奥には何が?
母 光よ。今まで感じたことのない、暖かくて輝いている光があるのよ。
この場所を、見つからないようにしないといけないの。
少年・暗黒はすっかりその光に目を奪われていました。






母 そうよ。だから、奴らはここを狙っているの。これと同じ光が小さいながらも、人の心に宿っているの。
でも、人はもっと欲しがってしまう。
ジェイコブ 持っていけるの?
母 いいえ、でもやろうとするわ。もし、彼らが持ち出そうとすれば・・光を外に出してしまったら・・
どこへでも行ってしまうわ。だから、この場所を守る必要があるのよ。
でも、永久には無理なの。
暗黒 そしたら、誰が?
母 あなたたちのどちらかよ。
母にそう言われて、兄弟たちは、光の空洞をただ見つめていました。






兄弟はまたゲームをしています。そのゲームのルールを巡って口論しているところに、少年・暗黒に突然、女性が現れました。
死んだ本当の母・クラウディアです。
クラウディア 大丈夫よ。怖がらないで。
ジェイコブは暗黒が一点を見つめたまま固まっている姿を不審に思い、振り返ってみますが、ジェイコブにはクラウディアが見えません。
暗黒は"ビーチを散歩してくる" と、一人、クラウディアの亡霊の誘われる方に急いで向かいます。
クラウデイアは、森の中にいました。
少年・暗黒 どうしてジェイコブには見えないの?
クラウディア 私は死んでいるからよ。一緒に来ない?見せたいものがあるの。






少年・暗黒 何を?
クラウディア 島の向こう側で、あなたがまだ見ていない場所よ。
本島の母・クラウディアに連れてられて行った場所は、他の者たちが生活している集落でした。
それを遠くから二人は見ています。
少年・暗黒 彼らは何者?
クラウディア 13年前、ここにやって来たの。あなたがう切れる、すぐ前にね。
嵐で船が難破したのよ。
少年・暗黒 船?それは何?
クラウディア 人々をある場所から別の場所から移動させる為の物よ。
そうやって海を越えてきたの。
少年・暗黒 海の向こうには何もないはずだ。
クラウディア 海の向こうには、いろいろなことがあるのよ。
あなたも海を超えて、やって来たの。
少年・暗黒 違う。嘘だ。母さんの言った事と違う。






クラウデイア 彼女は母親じゃないわ。私よ。
突然、言われて少年・暗黒は戸惑いました。
夜になり、少年・暗黒は寝ているジェイコブを起こしました。
そして、ある場所に誘います。
松明を照らし、歩きながらジェイコブは暗黒に質問します。
ジェイコブ 何故、君の荷物わすべて持ち出すんだい?
暗黒 何故なら、ここを去るからさ。もう、戻ってこないんだ。
ジェイコブは驚きました。






暗黒 いいから、ついてきて。
ジェイコブ ついてこいって、どこにだよ。
暗黒 奴らのところだよ。
ジェイコブ ダメだよ。近寄っちゃいけないことになってる。
暗黒 彼らは仲間なんだよ。一緒に住むんだ。
ジェイコブ ダメだよ。母さんは・・
暗黒 すべては嘘なんだ。すべては嘘をついていたんだよ。
理解しずらいのはわかる。でも、一緒に来てもらわないといけないんだ。
一人ではやりたくないんだ。
ジェイコブ ダメだよ。母さんは僕達を愛してくれている。
暗黒 愛していない!全部、嘘なんだ!
ジェイコブ もう、やめろ!
二人は口論になり、ジェイコブは暗黒を殴り始めました。






二人の後をつけていた母が止めに入ります。
暗黒 もう、知っているだ。海の向こうには別の世界があるんだ。
そこから俺は来た。そこへ行きたい。故郷に帰りたいんだ。
母 誰が・・そんなことを?
暗黒 母さんだよ!
母 私があなたのお母さんよ。
暗黒 お前は母さんを殺したんだ。
ジェイコブ・・お前の母親でもあるんだぞ。
僕らはここにいるべきではないんだ。彼女のものでもない。






暗黒 一緒に行こう。
ジェイコブ いやだ。
母 これだけは覚えておきなさい。何を言われたとしても・・
あなたがこの島を出ることはできないのよ。
暗黒 そんなことはない。それをいつの日か証明してやるよ。
そう言って、暗黒少年は去って行きました。
ジェイコブは涙目で、去っていく暗黒を見ているだけでした。






ここまでが、前半の19分12秒のシーンです。
ジェイコブと暗黒は兄弟だった!という新事実が判明しましたね。
これでお互いが、殺し合えない理由がわかりました。
ただ、二人は人間だったのですね。
そこが不思議なところです。
暗黒が黒い煙になったのは後半で判りますが、ジェイコブの不老不死の謎は残ったままです。






母に成りすました女が、"あなたたちは島から出れない" と言う割りには、ジェイコブは自由自在に島に来る前の"候補者"の前に、何度も現れていますからね。
謎がゆっくり溶けて来ましたが、まだまだわからないことだらけです。

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