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LOST FINAL SEASON EP14 "The Candidate" その2
2010/05/09
18:53/Sun


エピソード14"The Candidate" の続きを始めます。
今回は主要メンバーが欠けてしまうという劇的な展開で、思い入れも強いエピソードになりました。
キャプ写真も軽く100枚を超えています。この分だと最終話になる時は、何枚になるのか、今から頭が痛いところです。
当ブログを初めてご覧になる方もいると思いますので、完全ネタバレですのでご注意下さい。
さて、消された名前の人物の実行は誰なのでしょうか!?


●2004年ロックの病室を訪ねているジャック
ジャックはロックの様子を見に病室を訪ねていましたが、ロックは寝ていました。
しかし、うわごとのごとのような、気になることを口にしていました。
"ボタンを押せ"
"私を信じてもらいたかった"
どうやら2004年の過去やり直しのロックにも、前世のあの島の記憶がかすかにあるようでした。
その時、部屋の外の受付に顔見知りの女性がいました。
クレアでした。






ジャックは応接室の自販機で買ったチョコレートバーをクレアに渡そうとしますが、クレアは、"いえ、大丈夫です" と遠慮しました。
クレアは弁護士に聞いて、ジャックが病院にいることを聞き、父からもらった遺品の木箱に入ったオルゴールをジャックに見せに来たのです。
クレアはジャックに何故、父・クリスチャンはそのオルゴールを託したか訊ねますが、ジャックにもその理由は全くわかりませんでした。
クレアは父親の顔を一度も見たことがなく、何故亡くなったかのかも知りませんでした。






クレア よかったら・・どうして亡くなったか、教えて下さらない?
ジャック シドニー郊外のバーで飲んでいたらしく・・死ぬまで酒を飲んでいたらしい。
父の遺体を連れて戻ろうとしたけれど、でも・・航空会社がそれを紛失したらしいんです。
クレア 私も数日前にシドニーから戻ったばかりよ。
ジャック オーシャニック815便?
クレア えっと・・はい。
それからジャックはそのオルゴールの中身も見ましたが、父・クリスチャンがクレアに、それを託した理由は結局は、わかずじまいに終わりました。






ジャックは帰り際にクレアがモーテルに泊まってると聞き、"うちに来ませんか" と誘いました。
クレア 私たち・・他人同士なのに・・
ジャック 他人同士ではないですよ。家族です。
クレアは、その"家族" という言葉に、何だか嬉しくなりました。
●2007年潜水艦を睨むジャックたち
現代のハイドラ島の埠頭に停泊している潜水艦を、暗黒ロックと合流したジャックたちは、草むらに隠れてあたりの様子を伺っていました。
ウィドモアの警備は見当たりませんが、どこかに潜んでいるのは間違いないです。
ソーヤーの号令で、ジャック、ケイト、ジン、サン、フランクが警戒しつつ、潜水艦に近づいて行きました。
予想を反して、いとも簡単にソーヤーたちは潜水艦の入って、内部も制圧することができました。






ジャックはその様子を集中して見ていた為、暗黒ロックがリュックをすり替えていた事に全く気がついていませんでした。
しばらくして、残っていたジャック、暗黒、クレア、サイードも動き出しました。
走りながら、暗黒はジャックを説得しようとしています。
暗黒 考え直してくれないのか?ジャック、、誰が残れと言ったのかわからんが、何も言わずにそう言ったんだ。
ジャック ジョン・ロックが残れと言ったんだ。
そう言って、ジャックはソーヤーと打ち合わせ通り、暗黒ロックを水の中に突き落としました。
次の瞬間、銃声がして、ケイトが被弾してしまいました。






すぐに、ジャック、クレア、サイードが応戦し、クレアが援護しているうちにジャックはサイードと共に負傷したケイトを潜水艦に運びます。
暗黒は水から這い上がって、何故だかジャックたちを援護射撃します。
森に潜んでたウイドモア隊は一斉射撃しますが、暗黒の体に弾は通過するだけですから、次々と倒されていきます。
ソーヤーは上で何があったかわかりません。外に顔に出し、そこに暗黒がいることでクレアの収容を諦めて、すぐに潜水命令を出しました。
潜水艦はクレアを残して、動き始めました。






置いてかれたクレアは慌てて、"置いてかれたわ!"と、半狂乱になっていました。
そのクレアを後ろから暗黒が抱きしめて、囁きます。
暗黒 信じてくれ。あれには乗らないほうがいいんだ。
暗黒の謀略によつて、その潜水艦は沈みゆく運命にあったのです。
負傷したケイトは、クレアが乗っていないことが判り、戻ってくれるように頼みますが、二度も暗黒を裏切ったのですから、戻ることは即ち、皆の"死" を意味します。
そんなことにはソーヤーは応じようようとしません。
ジャックはケイトの治療をしようと、ジンに自分のリュックを持ってきてくれるように頼みました。






しかし、リュックに入っていたのは時限爆弾でした。
タイムリミットは4分を切っていました。浮上するには最低でも五分は必要ですから、到底間に合いません。
そんな時にジャックがおかしなことを言い出しました。
ジャック 何も起こらないさ。彼はしない!
ロックは我々を殺せないんだ。
ハーリー えっと・・何を。
ジャック これが奴の考え通りだ。これを望んでいたんだよ。 全ては、ここに連れてきて、みんなを飛行機に乗せたかった。
同時にね。閉鎖された空間にだ。どこにも脱出できない世界にだ。






ジャック ロックは俺たちがいないと、島から出られないと言った。俺たちが全員死なないと、奴は島から出れないんだよ。
いつでも、俺たちを殺せると言ってた。でも、それをしなかったのは、それを許されてなかったとしたら?
自分たちで殺し合うのが待っていたら?
ソーヤーが業を煮しました。
ソーヤー 下がってもらおうか、ドクター。お前だけに決める権利があるんじゃない!
怒号のようなジャックとソーヤーのやり取りは、もうラチがあきません。
"悪いな、ドクター" そう言って、ソーヤーは両方のワイヤーをブチ抜きましたが、タイマーは止まるどころか急激に加速し始めてしまいました。






爆発のカウントダウンは始まりました。
サイードが、ある決断して、ジャックに最後の言葉を伝えます。
サイード 聞いてくれ。元の島に井戸がある。デズモンドがその中にいる。ロックは彼に死んでもらいたいらしい。
ということは、君らには必要だって意味だ。わかったか?
ジャック 何故、今それを・・
サイード それは君たち役に立つからだ、ジャック。
そう言うとサイードは爆弾を抱えて、潜水艦の奥へと走っていきましたが、ドアを閉める間もなくサイード諸共、爆破してしまいました。
衝撃が潜水艦を揺らし、フランクが様子を見に行くと、水が勢い良く艦内に浸水してきました。






サンが流れてきた機材に挟まれて動けなくなっています。何とか、それを皆でどかそうとしているところに、ソーヤーが水の勢いで頭を強打し、意識を失ってしまいました。
ジンが自分がサンを何とかするから、ジャックにソーヤーを連れて行ってくれ、と言います。
水は勢いを増すばかりで、サンの足は機材に挟まって、どうあがいても抜けません。
サン ジン、もう行かないとダメよ。
ジン 君を置いていくつもりはないんだ。
再びジンはもぐって、再度試みましたが、やはり重い機材は、サンの足に挟まって微動だりしませんでした。






サン お願いだから・・もう行って・・
ジン 君を一人にはさせない。もう、君を置いてかないんだ。
愛している、サン。
サンはジンに最後の口づけをします。
サン 私もよ・・ジン。
ジンは、自分だけ助かることを拒否し、サンと死を共にする覚悟を決めました。
再び、口づけする二人に容赦なく、水は増え続け、手をつないだ二人は力尽きて、水の中で離されていきました。






●2004年ロック、退院の日
ロックは回復し、無事退院することになりました。その廊下でサンを見舞いに来たジンとすれ違います。
ジャックがロックとの別れを言いに来ました。
これまでのお礼を言って、ロックはジャックと握手します。
ジャックはそこで、ロックの父親に会ったことを話すと、ロックは今まで話さなかった自分の過去について語り始めました。
ロック 飛行機事故に遭ったんだ。個人の航空免許を一週間、取得した。
それで父親に最初の乗客になってもらった。
そして、何とか離陸したが・・でも、まだ・・
未だに何が悪かったのか、覚えてないんだ。でも、私のせいなんだよ。
他の誰よりも愛している男性は、歩くこともできず、話すこともできなくなった。
ジャック 初めてあなたにお会いした時・・空港での話になりますが・・私の父はもういないと言ってましたね。
それでそれを聞くのが辛かったが、でもあなたは正しい。
あなたの父も、もういないんですね、ロックさん。






ロック いいや、彼はそうじゃない。
ジャック いえ、そうなんです。自分自身でどんなに罪を被ろうとも、彼を元に戻せないんですよ。
起きてしまった事は起きてしまった事です。
だから・・もう、そのままにした方がいい。
ロック どうすれば、君のように簡単にそのままにできるんだ?
ジャック 簡単じゃないですよ。実際、自分自身もどうしたらできるかわかりません。
だから希望としてですが・・あなたから、お先にどうぞと思って・・
ロックは笑いました。そして、別れを告げ、ジャックから去って行こうとします。
ジャック 私には助けることができるんですよ、ジョン。
私を信じてもらいたかった。
ロックは一瞬、その言葉に振り返り、すぐに去って行きました。






●現代の島、海岸に這い上がったジャック
ジャックは意識を失ったソーヤーを担いで、何とか海岸まで引き上げていました。
ソーヤーは、ジャックによって、何とか息を吹き返しました。
しばらくして、今度はハーリーがケイトを担いで、海から上がってきました。フランクは未だ、行方不明です。
ケイトは、サンとジンがどうなったかをジャックに聞きましたが、ジャックは返答できずにうつむいたままでした。
それから、ジャックは一人、海の方に歩き出し、ジンとサンを救えなかったことを後悔し、泣いていました。
その様子を暗黒が見ていました。






一人、取り残されたクレアは、何があったかを暗黒に聞きました。
暗黒 沈んだ
クレア えっ・・でも、みんな乗ってたんでしょ。ということは・・みんな死んだの?
暗黒 全員じゃない
クレア 待って、何処行くの?
暗黒 始めたことを終わらすんだ。
そう言って、暗黒ロックは、クレアを残して一人で何処かに行ってしまいました。
エピソード14"The Candidate"ここで終了。






ああ・・何ということでしょう。消された名前の実行はサンとジンだなんて・・
折角、会えた二人が永遠の別れとなってしまいました。 まだ可愛い盛りの娘がいる、というのに・・
とは言ってもですね。2004年の過去やり直しでは、サンとジンは、まだ生きているのです。
例えば、この先の展開で主要人物全員が死んだと仮定しましょう。
でも、2004年の過去やり直しでは全員生きていて、全く違う人生が続いているということになります。
この辺のリセットをどうするのでしょうね。






サイードの死は、余りにも潔く過ぎますね。あんなに、暗黒ロックに、死んだナディアの蘇生を熱望したのに・・死んだら、どうにもなんないのに・・
一番混乱してくるのは、これから生まれてくるアーロンと、ジンとサンの娘、ジ・ヨンです。
現在二人は三歳児として既に現代に存在して、また2004年に生まれてきたら、ほぼ同時代に二人存在してしまう事になります。
特にサンたちの娘は、現代では両親とも死亡で、いないのに対して、これから2005年あたりに生まれてくるジ・ヨンには、サンとジンがいることになります。
果たして、この混乱する展開をどう収拾するのでしょうね。
それと、最初に出てきて、後半全く姿を見せなかったウイドモアと、リチャード隊の動きも気になります。
残すところ、たった4話です!
次なる展開に期待が膨らむ一方です!







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