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カプセルの中の手紙の謎の数字
次々と起る大惨事は予告されていた !
地球消滅のカウントダウンが今、始まる!






今回は、人類の世紀末を描いたSFパニック映画です。
近いところでは、ローランド・エメリッヒの「2012」も、この映画とよく似た内容のようですが、そちらはまだ未見なので何とも言えません。
ただ、今回の映画は、大まかにいうと、見えざる者の侵略というものです。
DVDが1/6にリリースされたばかりで、まだ見ていない方もいると思います。
今回は、できるだけサラりと触れて、ラストのネタバレは避けていこうと思います。
2009年7月10日 東宝洋画系公開
監督 アレックス・プロヤス
脚本 ライン・ダグラス・ピアソン
ジュリエット・スノードン
CAST
ニコラス・ケイジ
ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、 ララ・ロビンソン
ベン・メンデルソーン、ナディア・タウンゼンド、D・G・マロニー
アラン・ホップグッド、エイドリアン・ピカリング、 タマラ・ドネラン、トラヴィス・ウェイト
配給 東宝東和 上映時間 121分 シネマスコープサイズ
●ストーリー
今から五十年前、一人の少女が不吉な空を見つめ、その直後ひたすら手紙に数字を書き始めました。
そこの学校では、未来の子供たちにメッセージを書いた手紙をタイムカプセル入れて埋めました。
その夜、学校の地下で、その少女の手が血だらけになっていました。
少女を発見した校長は、その姿を見て言葉が出ませんでした。
それから、五十年後の現代・・
その学校で、五十年前に子供たちが埋めたタイムカプセルの取り出しの式典が行なわれていました。
あの少女の奇妙な整数の手紙を受け取ったのは、一人の少年でした。
その少年は、その手紙を自宅に持ち帰りました。少年の父親である宇宙物理学者のジョンは、それを目して不審に思い、その数字を調査してみます。
早速、ネットでその手紙に書かれてある数字を追いながら調べていくと、いくつかの事故や事件に検索はヒットしていきました。
この数字は、何かの啓示ではないか・・
その数字を調べていくうちにジョンは、そんな気がして、五十年前の当時の校長を訪ねたりしました。
数字に書れてあった日に、車を走られていく途中の道で何やら事故渋滞が起きていて、警官にそのことを尋ねた次の瞬間・・
空から一機の旅客機が墜落して、そのまま道に激突して炎上しました。
そして、それからも次々と起る大惨事は、まるで手紙に残された、その数字がまるで黙示録のように当っていきます。
それは、人類滅亡のカウントダウンの始まりでした。
ストーリーの紹介は以上です。
今回の映画は、ちょっとあまり説明しすぎると、ラストのネタバレにつながってしまうので難しいですね。
予告編やテレビスポットでは、旅客機が突っ込んでくるシーンがクローズアップされていたので、テロのような感じを受けますが、テロではありません。
そこは、昔のインデペンデンス・ディのような感じと説明すれば、何となく分かるでしょうか。
ただ、今回の映画はあんな大掛かりなものではないですけどね。
どちらというと、今回のはSFサスペンスの要素が強い作品です。
旅客機の墜落や地下鉄車両の暴走など、パニックスペクタルとしての見所はあります。
そんなに大きくは期待してなかったせいか、けっこう面白く見れました。
ニコラス・ケイジがクロスワードのような数字のパズルを解いていきますが、その向こうには、解決の道はなかった・・というところが、逆に怖くてゾクゾクしました。
ラストの終わり方については、賛否両論あるかもしれませんし、もしかしたら肩透かしを食うかもしれません。
今回の映画のように、侵略者の実態を明確に描かずに終わるSF映画はたくさんあります。
だいたい、その手のものはB級ぽくて、たいて見所がないまま終わってしまうのが多いですが、この映画には見所となるシーンはいくつかありますから、その点では見応えがあります。
シリーズ物が多い現在のハリウッドで、期待を裏切られるものが多かったので、これは意外と個人的には拾い物的な映画でした。
だからといって、大絶賛されるほどのSF映画かというと、疑問ですが、面白くみれるかは、それは見る人次第ですからね。
だから、余計にローランド・エメリッヒの2012が、どんな内容なのか、気になりますね。
そのジャンルでの作品の対比をするのも、鑑賞のひとつの楽しみでもあります。
☆★☆Information★☆★
映画のホームページ作りました。そちらの更新回数は多いです。
そちらのHPでは、B級映画からちょっとヌードな映画までいろいろな日本映画をアップしています!
最新は、サード(1978年、幻燈社+ATG)をアップしました。
今回の映画は、70年代に青春映画の旗手とまで言われた東陽一監督の高校生の性と屈折を描いた、性春映画です。
主人公・サードに若き日の永島敏行が、そのヒロインに森下愛子が出演しています。
当時のキネマ旬報やブルーリボンの作品賞に輝いた青春映画の名作として名高い作品です。
見所は、やはり何といっても若き日の森下愛子の美しい初ヌードですけどね。
そちらのHPも、ダブルクリックで写真が拡大表示されるようになっています。
そちらもたまに覗いてみてください。
http://sites.google.com/site/eigasouko/
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