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LOST FINAL SEASON 09
明らかになる、ある男の過去
140年に渡る、その男の苦しみ
やはり、あの正体は・・あの男だった!
一週間遅れでの、エピソード9"Ab Aeterno"の紹介となりました。
アメリカでは、既にエピソード10も放送済みなので、この"Ab Aeterno"その2をアップした後に、すぐにエピソード10の紹介になるかもしれません。
今回は、ある男の過去が明かになります。伏せたつもりでも、写真で既にわかるでしょうが、エピソード9はその男に終始した話になっていました。
このLOSTシリーズは、完全ネタバレなので、それを承知でお進み下さい。
●2007年島のビーチ
サンがベンに、リチャード・アルパートのことを゛彼は何者なの?゛と訊ねていました。
゛アドバイサーみたいなものだよ゛と、ベンは答えます。
更に゛彼はもの凄く前から昔から、この仕事をしている゛と言うベンですら、アルパートが今、何歳なのか見当もついていませんでした。
●イラーナの回想
顔に大きな傷を負ったイラーナの病室に、ジェイコブが訪ねてきました。
イラーナ 会えて嬉しいわ
ジェイコブ 君の手助けがいる。手伝ってくれ。
イラーナ ええ・・
ジェイコブ 守るべき者は六人。リストをあげよう。準備はこの為だ。
イラーナ それは誰なの?
ジェイコブ 候補者の生き残りだ。
●夜のビーチ
焚き火囲みながら、イラーナがその時の様子を皆に語っていました。
その候補者とは、つまりはジェイコブの替わりとサンが発言し、フランクが゛そうか、それでは何をする゛と切り出しても、皆の答えは゛わからない゛で一致していました。
更にイラーナの回想になり、包帯でぐるぐる巻きにされていたイラーナの顔はすっかりキレイに元通りに戻っています。
イラーナ 私は何をすればいの?
ジェイコブ リカウドゥスに聞けばいい。
再び、夜のビーチで、ハーリーが゛そのリカウドゥスって誰?゛と聞いて、イラーナは゛彼よ゛とリチャードの方に向きます。
ところが、リチャード・アルパートはジャックたちに、この先どうすればいいかなど、指示する気など全くなく・・
゛我々は死んだ・・一人残らずだ゛と、突拍子もない事を言い、皆を困惑させます。
更には、゛君たちは元々島にいるわけじゃない。ここは地獄だ゛
゛そろそろ、奴(ジェイコブ)の言うことを聞くのをやめよう。他の奴の言うことも聞いてみよう゛と、まくしたてました。
ジャックとイラーナも困惑し、リチャードが言う、他の者とは誰かを巡っての議論になった時、゛それはロックのことなのよ゛とサンが発言します。
そういえば、ジャックが死んだロックが復活したのを、まだ知らなかったのかもしれません。
ジャックは、会話の中に、死んだはずのロックが出てきて、驚いた表情になっています。
ベンは ゛それは本物のロックないじゃない゛
更には、゛私は12の時から彼(アルパート)を知っている。私は子供だったが、彼は今と同じ姿だった゛と語りました。
フランクもこの時に、リチャード・アルパートは不老不死であるということを初めて知ったようです。
これからの話は、そのリチャード・アルパートの前世とも言うべき、140年前の回想になります。
●1867年カナリア諸島
リカウド(アルパートと同一人物)は、馬を走らせ、病床にある妻・イザべラの元に向かっています。
家に戻ると、妻はかなり危険な状態でした。一刻の猶予もなく、リカウドはすぐに医師の元に向かいます。
その時に、妻から薬代の足しにと、自身の形見であるネックレスを夫・リカウドに預けました。
リカウドは雨の中、馬を走らせ、医師の自宅を訪ねますが、その医師の対応は冷徹で、妻のネックレスさえもいくらにもならんと放り捨ててしまいます。
それでも、リカウドは必死に医師にすがりつき、それを振り払おうとする医師と、もみ合いになりました。
その際にうっかりリカウドは医師を倒してしまい、その時に医師はテーブルに後頭部をぶつけて死んでしまいました。
妻のことしか頭にないリカウドは、医師の手から落ちた薬を拾い家に急いで戻ります。その様子を医師の執事が見ていました。
しかし、リカウドが戻った時は、妻のイザべラは既に息、絶えていました。
妻を抱き締めて、泣き叫ぶリカウドの後ろには保安官が立っていました。
リカウドは投獄されました。貧しい労働者故に裁判も行われることなく、彼は吊るされて゛死刑゛になる運命にあるようです。
いくら神父に、゛あれは事故だった。殺すつもりなどなかった゛と事情を話したところで、全くの無駄です。
そして、リカウドが吊るされる日がやって来ました。ある男が立会い、リカウドが英語が話せる、ということで奴隷船に売られることになります。
その船はブラックロック号で、航海途中で嵐に遭い、遭難することになります。
その船が難破した嵐の真っ只中、奴隷として鎖につながれたリカウドの目にあの島の石像が飛び込んで来ました。
ブラックロック号は、嵐の中、その石像に衝突して島に打ち上げられたようでした。
運がいいことにリカウドは生きていました。船長も生きていましたが、リカウドを逃す気などさらさらなく、どうやら殺そうとしていました。
船長は、奴隷たちを逃がしたら、いずれ残り少ない水や食料を奪いに来るからと見ているようです。次々と奴隷を殺して、リカウドの番になりました。
鎖でつながれたリカウドには何の抵抗もできません。
と、その時・・カタカタという音という共に黒い雲が船内に入ってきて、船長や生き残りの奴隷たちを襲いはじめました。
その黒い雲はリカウドにも向かってきます。
ところが、リカウドは再び目を醒ますことが出来ました。黒い雲はリカウドだけを生かして去って行ったのです。
何とか生き延びたものの、手錠はまだ外れてはいません。釘を拾って外そうと試みるも、ダメでした。
意識が少し朦朧とした時に、死んだ妻のイザべラがリカウドの元に現れました。
二度と会えないと思ってた最愛の妻を、リカウドは抱きしめます。
リカウド 何故、ここに?
イザべラ 解らないの?二人共、死んだのよ
ここは地獄よ
リカウドは妻のイザべラの言っている意味が全く理解できません。
イザベラ 助けに来たの。アイツが戻ってくる前に
リカウド 何だって?誰が戻ってくるって?
イザベラ 悪魔よ。目を見たら、邪悪だけがあったわ。
もう見た、リカウド?
リカウド 多分ね・・
その時、またあのカタカタと音がしてきました。不気味な音をたてて、あの黒い雲が再び現れたようです。
リカウドはイザベラに、自分に構わず、すぐに逃げるように言いました。
リカウド どんなときでも君を助けたいんだ。お願いだ。
イザベラ 怖いわ・・
リカウド 愛しているなら、逃げろ!行くんだ!
リカウドの言葉で、イザベラは一人船の外に出て逃げていきますが、すぐにそれは悲鳴となってしまいます。
゛彼女に触るな!お願いだ!゛と懇願したところで、鎖につながれたままのリカウドは、成すすべがありませんでした。
再び、リカウドは妻を失った悲しみに打ちひしがれました。
ここまでが、前半の24分56秒のシーンです。
このエピソード9は、ほとんどがリチャード・アルパートを主とした話なので、ソーヤー、ケイト、クレア、ジンらは全く出てきませんでした。
その割にはいつものエピソードよりも長い46分ありました。今までのエピソードは正味40分程度でした。
後半はジェイコブとあの黒服との関係も出てきます。
できるだけ早くアップする予定ではいますが、後半の写真もこれから編集するところなので、アップは2日を予定しています。
もう、しばらくお待ち下さい。
※ 急いで深夜に書き上げた為、またおかしな表現があるかと思いますが、それはまた後で修正します。写真も追加しますので、改めてまたのぞいてみて下さい。
LOST FINAL SEASON 09 "Ab Aeterno"その2
さて、エピソード9 "Ab Aeterno"の続きです。
毎回言っていることですが、エピソードの最後までの完全ネタバレですので、ご注意下さい。
●1867年島に漂着した船の中
再び、妻・イザベラを失って、失意と空腹で意識が朦朧としたリカウド(リチャード・アルパートと同一人物)に、ある男が現れました。
黒服の男でした。
黒服の男は、まずリカウドに水を与えました。
リカウド 私は地獄に堕ちた
黒服の男 どうやら、そのようだ
リカウド あなたは船にはいなかった
黒服の男 この島にいたんだ。君たちの船が来る前から、ずっと・・
リカウド 妻を見なかった?黒い雲が来て逃げた
黒服の男 戻ってこない?じゃ、ヤられたな
リカウド 生きているなら、助けにいかないと・・お願い、助けて
黒服の男 ああ、手助けしよう。外の死体の傍に鍵があった。 この鎖を外す前に協力すると言ってくれ。
リカウド 何でも約束する。
こうして、リカウドは開放を条件に悪魔のいいなりになったのです。
ようやく船外の陽が当たる場所に出たリカウドは、貪るように焼いた豚肉を食べています。多分、奴隷船に乗せられてからの、初めて口にしたマトモな食事だったかもしれません。
すぐさま、それを食べ終わったら、彫像のある方向に歩いてくれ、と黒服の男に指示されます。
どうやら、あの彫像はリカウドが乗っていた船と衝突して足だけになったようでした。
そして、黒服の男は、゛そこに悪魔がいる。これで胸を刺せ゛とリカウドに短剣を差し出します。
その際に゛話をするな。話しかけられたら、手遅れだ゛とリカウドに言います。
リカウド これで殺せるのか?彼は黒い煙だ。
黒服の男 違う、それは私だ。
あっさりと自分の正体を暴露しました。
リカウド イザべラはあなたから逃げた。
黒服の男 彼から逃げたんだ。彼が連れて行くのを見た。
リカウド でも、あなたが黒い煙ならば・・
黒服の男 悪魔は裏切った。私の体を奪ったんだ。私の人間性まで。
リカウド あなたは船の将校を殺した。
黒服の男 私が問題じゃない。悪魔が君の妻を奪った。殺しに行かないと・・
リカウド 殺人は間違っている。
黒服の男 なあ、君の問題は手づかずのままだ。もう一度会いたいだろ?
すっかり黒服の男に言い含められたリカウドは、ビーチの方に向かいました。
ビーチに行くと、黒服の男が行った通りの脚だけになった彫像がありました。
そこの入り口らしき場所にリカウドは踏み出した時、後ろから、いきなり男が現れ、殴り倒されました。
ジェイコブでした。ジェイコブは容赦なく、リカウドに対して何度も殴る蹴るの暴行をします。 リカウドは抵抗することなく、されるがままでした。
黒服から預かった短刀も、簡単にジェイコブに奪われてしまいました。
リカウドが妻を返せ、とか自分は地獄に堕ちたんだとか、訳の判らない事を言うものですから、ジェイコブは海の方にリカウドに無理やり連れて行き、それならばと生きている証拠の苦しみを味あわせます。
リカウドには、まだ生への執着がありました。何度も海水に沈められ、息が出来ない苦しさに、もう止めてくれと、ジェイコブに懇願します。
ジェイコブの怒りもようやく収まり、リカウドを砂浜に上げワインを飲みながら話し合います。
リカウド あなたは悪魔なんですか?
ジェイコブ 違う。ジェイコブだ。私は君をこの島に連れてきた男だ
リカウド 貴方が・・何故?
ジェイコブ このワインを君の言う地獄だとしよう。
悪意。邪悪。闇。
それがこれだ。ボトルの中に入って、外には出れない。こぼれたら、広がっていく。
そして、ジェイコブはそのガラス瓶に詮をして・・
ジェイコブ この島に閉じ込められる。やつは信じている。
その性悪なるが故に、万人を堕落させる。
そうでないことに私は呼び寄せる。ここにくれば過去は問題ではない。
リカウド 私の船の前にも他の人が?
ジェイコブ ああ、たくさん・・でも、みんな死んだ。
リカウド 連れて来ておいて、助けなかったのですか。
ジェイコブ それは自分でやらなければいけない。
何かを私がやらせたら、それは無意味だろ?
リカウド あなたはやらなくても、彼は違うでしょう?
ジェイコブ 仕事を請けないか?
リカウド 何をすれば?
ジェイコブ そうだな。私の代理人になってくれ。
私が呼寄せる人との間の仲介人だ。
その見返りの希望をリカウドは、ジェイコブに出しました。
妻を生き返らせてほしい。
地獄に落ちないよう、私の罪を開放してくれ。どちらの希望も、ジェイコブから゛無理だ゛と却下されましたが・・
゛じゃ、永遠に生きたい゛は、゛それならできる゛とジェイコブは快諾します。
ここに、リチャード・アルパートの不老不死の契約は成立したのでした。
森に戻ると、血相変えた黒服がすぐに出てきました。
黒服の男は怒っていました。リカウドはジェイコブから預かった、ただの石を渡しました。
黒服の男 彼に味方すれば、二度と妻には会えないぞ。
わかったよ。あいつは説得がうまい。
憶えておけ。気が変わったら、取引続行だ。
そう言って黒服は船で見つけたと、リカウドの妻の形見のロザリオをリカウドに渡しました。
いつの間にか黒服は消えていました。リカウドは、その妻の形見のロザリオをある場所に埋めました。
●140年後現代のリチャード
それから、140年後の同じ森にリチャード・アルパートは一人歩いていました。
妻の形見の十字架・ロザリオを埋めた場所に行き、それを再び掘り起こして、゛取引は続行するって言ったよな゛と黒服を呼び出そうとしていました。
そこに、ハーリーが歩いてきました。
後をつけてきたのかと、リチャードは怒りハーリーを帰らそうとしますが、ハーリーはリチャードの奥さんに頼まれて、来たのでした。
妻・イザベラはリチャードのすぐそばにいましたが、生きているリチャードには妻の姿も声も聞こえません。
ハーリーだけが、死者の姿を見て会話もできるのです。
ハーリー 君の奥さんの使いだよ。どうして、彼女のロザリオを埋めたの?
リチャード どうしてその事を知っている?
ハーリー 彼女に聞いた。埋める所をイザベラは見てた。
君の隣に立っているよ。
そう言われても、リチャードは信じられません。
ハーリーが間に入って、イザベラの言葉をリチャードに伝えます。
イザベラ 信じてないわ。
ハーリー 時間がかかるんだよ。
リチャード 私には見えない。
イザベラ キレイな英語ね、って伝えて。
ハーリー すぐそこに居るよ。君の英語は凄いってさ。
リチャード 本当にここにいるのか?
ハーリー 目を閉じて、ってさ。何て、言ってるのか、伝えるからさ。
イザベラ 私が死んだのはあなたの過失ではない。
ハーリー 彼女が死んだのは君の過失じゃない。
イザベラ 私を救おうとする程・・でも、それは私の寿命だったの。
イザベラはそっと夫の頬に手を当てます。
イザベラ あなたは十分、苦しんだわ。
リチャード 君に会いたい。また、一緒になれるなら、何だってする。
イザベラ 愛しい人。ずっと一緒だったのよ。
そう言ってイザベラは夫の頬にキスして消えました。
リチャードは放心状態で泣いていました。もう、妻の形見のロザリオを埋めることなく、これからは身に付けます。ハーリーにたった一言、゛ありがとう゛とお礼を言います。
その後で、ハーリーはイザベラが最後に言い残した言葉を伝えます。
゛やるべき事がある。黒服の男を止めろって。この島に引き止めろって。じゃないと、全員地獄行きだ゛
その様子をロックの姿に変えた黒服の男が見ていました。
物語は再び生前のジェイコブと黒服の関係に戻ります。
ジェイコブは腰掛けている黒服の隣に座り・・
ジェイコブ で、私を殺すつもりなのか?
黒服の男 謝罪が必要か?
ジェイコブ゜ いや。理由はわかる。
黒服の男 ここを出たいんだ。出させてくれ、ジェイコブ。
ジェイコブ 生きている限り、何処にも出さない。
黒服の男 それが殺したい理由だ。殺してやるさ、ジェイコブ。
ジェイコブ そうなっても、誰かが引き継ぐ。
黒服の男 そしたら、そいつも殺すさ。
ジェイコブは黒服に、ワインボトルを渡します。
゛見張ってるぞ゛、そう言い残して、ジェイコブは立ち去って行きました。
黒服はそのワインボトルを眺めながら、叩き割りました。
エピソード9 "Ab Aeterno"ここで終了。
今回のエピソードは、最初から最後までリチャード・アルパートに終始した話でしたね。
これで、あの黒い雲の正体とリチャードの不老不死の謎が解けました。
そして、彫像はあの1977年の水爆で壊れたのではなかったのですね。(多分、ジュリエットの起爆自体が未遂に終わったということでしょう)
それにしても、そんなあり得ないことを可能に出来るジェイコブは、どう見ても人間じゃないでしょうね。
なのに、ベンにあっさりと殺されてしまっています。黒服なら、刺されたぐらいでは、死にましぇーーん!からね。
リチャードは亡くなった奥さんのことを、140年間もずっと忘れずに生きてきたのです。普通、死んだ人をいつまでも想い、それをひきずりながら生きていても意味がないから・・時間が解決してくれる、と言いますよね。
ただ、彼の場合は貧しさ故に、医者に診せる事ができずに妻を死なせてしまった。
その自分の不甲斐なさによる贖罪みたいなものを140年も背負って生きてきたから、時間は何も解決してくれなかったのでしょう。
彼を救ってくれたのは、ハーリーの仲介でしたからね。
さて、次回のエピソード10 "The Package" は、ジンとサンの会えない二人がメインテーマです。
でも、これって最後まで引っ張るような気がしてきましたよ。
やっぱり、絵になるソーヤーが出てこないと、面白くないですしね。
次回も早めにアップ予定ですが、これからまた写真を作成するところなので、中一日空けてのアップのなります。
次回はセクシーLOST。このビューティフルバストは誰でしょうか?
LOST FAINAL SEASON 10
その"パッケージ" の中身は何か
会えない二人の運命・・
始動した、ある陰謀とは・・
やっと10話になって、エピソードが動いてきました。
今回は、同じ島にいるというのに、ずっと会えない、あの二人をメインにしたストーリーです。
結末から言って、今回も見送りです。どこでこのサンとジンの感動の再会はあるのでしょうか。
そして、遂に双方の巨悪の対決があります。
例によって、ネタバレのオンパレードですので、それをご承知の上で閲覧下さい。
●2007年、暗黒ロックのキャンプ
赤外線カメラで暗黒ロックのキャンプの様子を監視している者たちがいます。
多分、ウッドモアの一味でしょう。
ジンの足の傷は快方に向かっていました。そこに暗黒ロックが話しかけてきました。
ジンは早くサンを捜しに行きたくて、うずうずしていました。
暗黒ロックはそんな気がはやるジンを押さえるかのように、゛足のことだけ心配してればいい。サンのことは、こちらで何とかする゛と計画があるようでした。
●2004年ロス空港の税関
過去のやり直してロス空港にいるジンとサンは、税関でジンがひっかかっていました。
ジンの持ち込もうとした二万五千ドルが未申告で持ち込んだ為、差し押さえで没収されているところでした。
返してもらう為には書類を提出しなければいけないのですが、ジンにはそれが出来ない事情があるようでした。
そのことをサンはジンに問い詰めると、゛それは君のお父さんから腕時計と一緒に緒に預かっただけだよ゛としか言いません。
それから、二人はホテルにチェックインします。フロントから八階の海の見える部屋を用意してありますと言われますが、ジンは焦ります。
ジンは、゛部屋は二つ。結婚していない゛と結婚指輪をはめていない手を見せて説明します。
どうやら、この時代の二人はまだ、父親公認の仲ではないようです。
●2007年暗黒ロックのキャンプ
暗黒ロックは出かける用意をしています。留守の間のことをサイードに頼むと、サイードは゛何も感じない゛と言います。
道厳が案じていたように、サイードも闇の世界に支配されてしまい、人としての感情を失ったようです。
゛その方がいいかもしれない。だから乗り越えられることもある゛と暗黒ロックは言い、ある目的地に向かいました。
ソーヤーがジンの元にやってきました。
ジン ロックが戻ってくる前に出る。君はやつの言うことを聞いてればいい。
ソーヤー 俺は誰の言うことも聞かねぇ。ウッドモアと取引したって言っただろ。
ジン 誰と取引したかは関係ない。充分待った。俺はサンを捜しに行く。
ソーヤーの制止も構わず、出て行こうとするジンの体に針のようなものが刺さりました。それは、ソーヤーたちにも襲い掛かり皆、意識を失っていきました。
襲撃したのはウッドモア一味の仕業でした。麻酔弾を皆に射ち込み、サイードまでもが眠らされてしまいました。
彼らの目的は、ジンを連れていくことでした
●2007年ビーチのジャンクたち
その頃、ジャックたちのキャンプでは、いきなり行方をくらましたリチャード・ウッドモアが戻ってくるかで、皆で議論しているところでした。
ベン 彼が戻ってこない方に賭けてもいいね
イラーナ ヒューゴが探してるわ
マイルズ アルパートがベーコンの油まみれじゃないと、ヒューゴの鼻は利かないかも
みんな好き勝手なことを言っています。そんな時、サンが果物の皮を剥いてる最中に苛立った表情になり、ナイフをいきなりテーブルに刺して、何処かへ行ってしまいました。
すかさず、ジャックが後を追いかけます。
サンは自分が植えた、まだ芽の出ていないトマト畑にいました。
ジャック 君が最初にここにトマトを植えたのを覚えている。何百年も昔のことのようだ。
アルパートが戻ってこないと思っているだろ
サン 戻ってこようと関係ないわ。
ジャック ハーリーが灯台に連れてってくれたんだ。ジェイコブの灯台。そこには・・鏡があった。
その周りには数百の名前が書いてあったよ。
サン アルパートの事や候補者のことなんかどうでもいいの。
ジャック 僕らが連れて来られた理由はそこにあるんだよ。
サン その状況が意図的なのか運命なのか、知りたくもないわ!
お願いだから、一人にしてもらいたいの。
サンにそう言われて、ジャックは、そっとしておくことにしました。
●2004年、ホテルのサンの部屋
この時代のジンとサンはまだ正式な夫婦ではないので、別々に部屋を取りました。ジンがサンの部屋を訪問していました。
レストランに行ってみようと誘うジンをサンは断り、服を脱ぎ始めてジンを誘惑します。
ジンも男ですから、サンが下着姿になったとあっては男としての本能に負けて、そのままベットインしました。
●2007年、島のトマト畑で草むしりをするサン
ジャックが去った後、一人でトマト畑の手入れをしているサンの元にある人物が現れます。
暗黒ロックです。
暗黒ロック 君の旦那を見つけたよ。
サンは驚きます。
暗黒ロック 君らを再会させると約束しただろう。予想以上に時間がかかったが。
暗黒ロックは言葉巧みにサンをジンの元に連れて行こうとします。その言葉には嘘はないのですが、サンは暗黒ロックがテンプルの人たちを皆殺しにした張本人だということを知っています。
゛彼らに選択の余地は与えた゛と暗黒ロックはその事件のことを弁明しますが、サンには胡散臭くて、そんな暗黒ロックを信用できません。
隙を見てサンは猛ダッシュで逃げます。追いかける暗黒ロック。
しかし、運が悪いことにサンは走る勢いで木に頭をぶつけ、その場で失神してしまいました。
●2004年ホテル、ベットの中
その頃、2004年にいるサンはジンとのベットの中で目を醒ましました。
サンはそのベットの上で、隠し口座があるから、そのお金で逃げましょう、とジンとの駆け落ちを持ちかけていました。
それは父親が許さない恋でした。
ジン だが、君の言っていることは・・禁じられている
サン 私と一緒にいたいの?いたくないの?
愛しい人にそう言われては、ジンはひとたまりもありません。
ジン 勿論、一緒にいたい。愛してる。
サン よかった・・なら、知っておいて欲しいことがあるの・・
サンがそう言いかけた時、部屋のベルが鳴りました。
訪問者はキーミーでした。
キーミーはサンの父親の友人で、自分に渡してもらうものがあると、部屋に入ってきました。
●2007年島で倒れているサン
サンは失神して倒れていました。そこに丁度、ベンが通りかかって倒れているサンを起こします。
意識が戻ったサンでしたが、口から出てくるのは韓国語で、ベンには何を言っているのか判りません。
どうやら、木に頭をぶつけた衝撃で英語を忘れてしまつたようです。
暗黒ロックは離れた場所で、その様子を見ていて、ベンが現れてしまったことで、サンを連れて行くことを諦めたようでした。
●襲撃後の暗黒ロックのキャンプ
ロックは自分のキャンプに戻ってきて、その光景に驚きました。
サイードまでもが倒れされていたのです。どうやら、誰も死んではいないようですが、意識なく皆が倒れています。
すぐさま暗黒ロックはサイードを起こし、ジンがいなくなっていることに気づきました。
ジンはウッドモアの部下たちによって、ある場所に連れて行かれて監禁されていたのです。そのジンも、ようやく意識を取り戻しました。
ジンもどうやら現在の状況が飲み込めたようです。部屋の隅にあったレバーを引くと、サブリミナル映像が映し出され、それが頭が割れそうなので、すぐに止めました。
ジンが振り返ると、ゾーイが立っていました。
ジン ここはどこだ ?
ゾーイ ダーマ・インシァティブがサブミニナル・メッセージの実験をしてたとこよ。
ジンはゾーイの説明を聞く間もなく、帰ろうとしますが、ゾーイがスタンガンを押し当て、ジンはしびれて動けなくなりました。
ゾーイは昔あった一枚の島の電磁気地区の地図を取り出し、その作成者に゛ジン・スー・クォン゛の名前を見つけ、そのことをジンに訊ねていました。
ゾーイ これはあなたが書いたものなの?
ジン もし、その答えが聞きたいなら、ボスのところへ連れて行け。
チャールズ・ウッドモアと話がしたい。
ゾーイ あなた運がいいわね。彼もあなたと話したがっているわ。
ここまでが、前半部分の18分16秒のシーンです。
セクシーLOSTだなんて、煽ってといて、ジンとサンとのラブシーンは、至ってソフトなものでした。
ただ、あんまり胸を突き出してのサンの下着姿って珍しかったですね。
今回のサン、セクシーでかわいかったです。
まあ、なんだかんだと会えない二人は、引き伸ばされていくんでしょうね。 後半は、ジンは気になってた、あのことをウッドモアによって知ることができます。
さて、後半は、どんな展開になっているのでしょう。できるだけ早くアップしますので、またもう少しお待ち下さい。
LOST FAINAL SEASON 10 "The Package" その2
エピソード10 "The Package" の続きを始めます。
今回のエピソードは、最後に"ある人物"が登場します。何故、今まで放置されたままになっていたのか、不思議なくらいの重要人物が、やっとこさの登場です。
オールネタバレですので、先を知りたい方や、または既に見てしまった方の閲覧をお勧めします。
今更ですが、先を知りたくない方は、ここで引き返した方がいいかもしれません。
●暗黒ロックのキャンプ
暗黒ロックはサイードに銃を渡し、泳ぎは得意かと聞いていました。
サイードを単身、ウッドモアたちの所に潜入させるようです。その前に暗黒ロックが向こうに行くようでした。
クレアが暗黒ロックのところに来て、話をします。
クレア 壁の名前。島を出るには、それら全員必要だって言ったわね?アタシの名前はあった?
暗黒ロック いいや。
クレア 飛行機に乗れるか心配で・・アタシは必要ないんじゃ・・
暗黒ロック そんなことはないよ、クレア。君が必要だ。
飛行機には、みんなの分の席はあるよ。
クレア 家に戻ったら、アーロンはアタシのこと知らないでしょうね。
自分の子供なのに他人だわ。ケイトを母親と思っているんでしょ。
そのケイトは、ただボーっとしています。
クレア 彼女(ケイト)の名前もあった?
暗黒ロック いいや、クレアなかったよ。でも、ケイトも必要だ。
クレア なぜ?
暗黒ロック 何故なら、島を出るなら、あと三人欠けているんだ。
彼女が彼らを飛行機に乗せるのを手伝ってくれる。
クレア でも、その後は・・
暗黒ロック なるようにしかならんさ。
そこへソーヤーがやってきました。煙のくせに、何故ボートに乗って行くのかと、ソーヤーは不審がります。
゛それができれば、この島にとっくにいないよ゛と、どうやら飛んでいけない裏事情があるらしいです。
暗黒ロックは、単身で奪われたジンを取り戻しに行くようでした。
●2004年、ホテル・サンの部屋
キーミーはサンの部屋に入ってきましたが、そこにジンの姿は見当たりません。
サンはわざと英語を喋れない振りをしています。サンはジンが持っていた腕時計が入った箱をキーミーに渡しますが、キーミーの目的は二万五千ドルの現金です。
そのキーミーの部下たちがゾロゾロと部屋に入ってきて、トイレに隠れていたジンを見つけます。ジンとサンは韓国語しか話さない為、通訳としてミカエルが呼ばれました。
通訳が来たことで、サンはその現金は税関に没収されたと説明し、その代わりに銀行に自分の隠し口座があるから、そこで現金を下ろさせてほしいとキーミーに提案します。
こうして、サンはミカエルと共に銀行に行き、ジンはキーミーたちと、あるレストランに連れて行かれました。
●2007年のビーチ
サンはビーチに戻り、ジャックの手当てを受けていました。頭を打った衝撃で、サンは英語が喋れなくなっていました。
サンが英語が喋れないことで、今度はベンが疑われていましたが・・イラーナが笑っています。
リチャード・アルパートがハーリーと共にビーチに帰ってきたのです。
戻る早々、リチャードは゛荷造りを・・移動する゛と人が変わったようにリーダーシップを取り始めました。
●ハイドラ島に渡った暗黒ロック
黒い煙のくせして、カヌーボートでハイドラ島に到着した暗黒ロックは、ウッドモアたちの部下に囲まれますが、煙になって暴れることなく、平和的に話しをしようと持ちかけます。
そこにウッドモアが姿を現しまた。
ウッドモア 何故、ここに来た?
暗黒ロック 我々の仲間を奪ったからだ、ジン・クォンを。
ウッドモア 何の話かさっぱりわからんよ。
ウッドモアは、とぼけている訳ではありません。それは部下が勝手にやった事で、この時点では、まだそのことを知らなかったのです。
暗黒ロック ある賢い男が、戦争が迫っていると言ってたよ。
ウッドモアは何も答えません。
暗黒ロック 今、それが来たみたいだな。
●ジャックたちのビーチ
今まで、静かな傍観者だったリチャードが、一転して皆にまくしたてているところでした。
リチャード あの男は島を出たがっている。あの飛行機が唯一の方法なんだ。
今から彼を止めに行くんだよ。
マイルズが唖然として、゛こうなったの、お前のせいだろ゛とハーリーに振っていました。
゛少しはね゛とハーリーもリチャードの豹変ぶりは、思いのほか驚きのようでした。
イラーナ どうやって飛行機を止めるの?
リチャード 破壊しないといけない
その言葉を聞いた瞬間、サンはブチ切れて韓国語でリチャードを問い詰めます。
サン 飛行機を破壊したいって?そしたら、どうやってこの島から出るのよ。
サンの言葉は韓国語ですから、リチャードはサンが何を言っているか、さっぱりわかりません。なのに・・
リチャード 彼(暗黒ロック)は、何て言ったんだ?君は言っていることが理解できるのか?
サン YES!あたり前よ、この間抜けが!
島を出れる唯一の物を壊せというなら・・あんた正気じゃないわ!
ここに夫を捜しに来たのよ・・こんなクソみたいな世界を救う為なんかじゃないわ!
サンの怒りはピークに達し、そのまま何処かに行ってしまいました。
ハーリーがポツリ。゛彼女行きたくないみたいだよ゛
リチャードは、唖然としていました。
●2004年、ロス市内の銀行
サンはキーミーの部下・ミカエルと共に銀行で隠し口座の預金を降ろそうとしていましたが、父親が先に手を回して、その口座を凍結させていました。
ジンはあるレストランの厨房で、縛られて口にガムテープをされます。キーミーが言うことには、あの二万五千ドルはサンの父親がジンの存在を好ましく思わないので、ジンを始末するように託された金だったようです。
●2007年、ウッドモアがいる倉庫
ジンを連れて来ることは、部下が勝手にやったことで、ウッドモアの予定よりは早かったようで、そのことでゾーイを叱責しています。
そこにジンがやってきました。
ウッドモアは゛やったことしょうがない゛とゾーイを責めることを止め、潜水艦からある荷物を持ってきてくれとゾーイに指示を出しました。
そして、ウッドモアはジンに今回のことを謝り、アジラ航空の機体の中で見つけたサンのデジカメをジンに渡しました。
そのデジカメに電源を入れ、中のピクチャーを開くとジンがまだ一度も見たことがない娘の写真が何点もありました。
初めて見る我が娘のかわいい姿に、嬉しくなりジンはいたたまれない顔になりました。
ウッドモア 私にも娘がいる。離れる辛さはわかる。
君の望みの中には、奥さんと娘さんとの再会があるだろう。
しかし、もしあのロックの仮面を被った者が島を出てしまったら・・
君の娘も私の娘も、知り限りの愛する者たちは・・ 皆、死ぬだろう。
自分はそれを防ぐためにここに来た。
ジンの゛それをどうやって防ぐ゛という問いに、
ウッドモア 君はもう、荷物を見る時がきた。荷物は゛何゛じゃない、゛誰だ゛ ある場所にジンを連れて行くようです。
●2004年、監禁された厨房の中
ジンは必死にドアを足で蹴り、助けを呼んでいました。
そこにサイードが入ってきました。既にキーミーたちを始末したあとです。
過去のやり直しでは、二人はまだ見知らぬ仲ですので、サイードはカッターのようなものをジンの手に渡し、後は自分で頑張れと言って、助けることなく去って行きました。
そこにサンとミカエルが入ってきて、キーミーはまだ息があり゛バカ、後ろを見ろ゛と振り返った時、ジンが銃を付きつけていました。
最初はためらったジンでしたが、すぐにミカエルを射殺しました。
この騒動でサンは怪我を負ったようです。慌ててサンを抱きかかえて出て行くジンに゛妊娠してるの!゛とサンは、その時にジンに初めて告白しました。
サンは一人で海を見ていました。
そこに、ジャックがやってきて、医学生時代にサンと同じく、頭を打って言語を忘れた患者のことを話します。
゛喋れなくても、書けるだろう゛とメモをサンに渡し、筆談ドクターをやります。
そして、ジャックは枯れていなかったミニトマトをサンを見せました。
ジャックは、何故、ロックと行かなかったかをサンに聞き、そして、゛僕もジンを見つけるのを手伝うよ、二人とも飛行機に乗せる。約束する゛と言った時、サンは穏やかな顔を取り戻し、ジャックに微笑みました。
●暗黒ロックのキャンプ
暗黒ロックは何もせずに戻って来ました。暗黒の姿を見るとすぐに、ソーヤーが話しかけます。
ソーヤー ジンを捜しに行ったんじゃないのか?
暗黒ロック 彼らは捕まえてないってさ。
ソーヤー 信じるのか
暗黒ロック いいや。君がウッドモアが何か潜水艦に監視しているものがあると言ってたな。君に見られたくない何かを。
ソーヤー ああ
暗黒ロック 秘密は嫌いだね。
暗黒ロックに電波塔のことを言わなかったことで、ソーヤーは暗黒ロックの信用を失いつつありました。
その頃、サイードは、暗黒ロックの密命で、ハイドラ島に泳いで渡っていました。ジン奪回の為です。
水面に潜んでいた時に、ウッドモアの部下たちに連れられて、フラフラ歩く男と遭遇します。
その男が転び、水面にいるサイードと顔をあわせると・・
その男は何と、デズモンドでした!
●夜のハイドラ島埠頭
デズモンドは大量の薬を投入されているようです。
゛行くぞ、ヒュームさん゛
サイードは連れられていく、デズモンドを静かに見送っていました。
EP10 "The Package" ここで終了。
今回は、いろいろとシーンが入れ替わる目まぐるしい展開でした。
しかし、こんなところでほったらかしされていたデズモンドが出てくるとは・・あの潜水艦の鍵のかかった部屋に、もしかしたらとは、予想はしていましたが意外な登場の仕方でしたね。
ましてや、薬漬けにされて無理やり連れて来られたぽいです。本来は、大事な娘婿な筈なのに、こんなことしたらペニーが悲しみます。
果たして、デズモンドを連れて来たウッドモアの意図は何なのでしょう?
それに、ジンは無精子で子供ができないはずで、815便の墜落の時は島の力で精子が復活して、サンは島で妊娠したいうのに・・
過去のやり直しでは、サンは妊娠しているはずがないのに、 本当に妊娠していたら、その子はジンの子でなくなってしまうような・・
疑問だらけですね。
本家のHPでは、次回のEP11"Happily Ever After"ではデズモンドが旧ダーマ施設で拷問のようなものを受けているように見えました。
そして、次回はウッドモアと縁のある、あの人物たちが登場して、いよいよ佳境に入ってくるようです。
気づいて見れば、ファイナルシーズンもエピソードは残る半分を切っています。
さて次回は、どんな新展開が待っているのか、実に楽しみです!
BALLAD 名もなき恋のうた
祈ることが愛することだった。
守ることが愛することだった。
オトナも泣いた!
しんちゃん映画、遂に実写化!
今回は、クレヨンしんちゃんの初の実写化映画です!
本来は、しんちゃんが主役なのに、今回は脇役だった武将と姫の身分を越えた愛がテーマで、草剛とガッキーが主役になっています。
とはいっても、やはり主役は何だかんだといっても、しんちゃん役の少年ですよ。
今週末に公開のアリス・イン・ワンダーランドだって、ジョニー・ディップ主演のように宣伝されていますが、その映画も、あくまでもアリスが主役の映画のようですからね。
新作映画なので、この作品はラストのネタバレなしです!
そうはいっても、この原作になっているしんちゃん映画「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を知っている方は、どんなラストか、わかっていますよね。
その原作映画に忠実な作りになっていました。
最大の違いは、この実写映画のしんちゃんが、おバカキャラではなく、コメディー色を払拭した、マジメな恋愛映画になっていた、ということです。
新作映画だけはラストを伏せていますので、御安心して閲覧下さい。
この続きを下の追記を読む、を御覧下さい。
LOST FINAL SEASON EP11 "Happily Ever After" その1


島に連れ戻された男
再びの"NOT PENNY`S BOAT"の謎
蘇った、あの人物も遂に登場!


また、一週遅れのエピソード11の紹介です。
今回は、前週のラストに出てきた、再び島に連れ戻された、ある人物が主とした話です。下にスクロールすれば、それが誰だか、すぐにわかりますよね。
後半になって、過去をやり直したことで、あの人物もようやく復活して出てきます。
このシリーズに限っては、完全ネタバレですので、先を余り知りたくない方の閲覧はお勧めできません。
それを御了承の上で、お進み下さい。


●2007年、旧・ダーマ電磁波基地
デズモンドが深い眠りから、ようやく目が醒めました。ゾーイによれば、三日間意識がなく、眠り続けていたようです。
意識が戻ったデズモンドは、すぐに妻のペニーに会わせろと言いますが、それは到底、無理な話です。
デズモンドは、ウッドモアによって無理やり、島に連れ戻されたのです。
そこに、ウッドモアが立っていました。






そのことをウッドモアから聞いて、やっと事情が飲み込めたデズモンドは激怒し、点滴の機材をウッドモアにぶつけ襲い掛かります。
ウッドモアの部下たちが暴れるデズモンドを押さえつけました。
どうやら、ウッドモアは娘のペニーにも嫌われているらしく、三歳になる孫にも未だ会わせてもらえてないそうです。
ウッドモアがデズモンドを島に連れて来た目的は、島の強力な電磁波に唯一耐えれた男だからだそうです。
部屋の向こうには、ジンが立っていました。暴れるデズモンドに、ウッドモアは予定より一日早い実験をゾーイに命じます。


旧ダーマの電磁波工場には、大きな円形コイルがあります。
その調子が悪いので、部下のシモンズが様子を見ている時に誤ってスイッチが入った為、シモンズは感電して黒こげになって死んでしまいました。
そこに無理やり、連れて来られ、椅子に縛られたデズモンド。ためらう部下を尻目にフルパワーでウッドモア自らがスイッチを入れます。
デズモンドは、その強力な電磁波に苦しみだし、それに耐えていましたが・・しばらくして、その光の中に吸い込まれるようにして、デスモンドの姿が消えてました。






●2004年ロス空港
デスモンドはロス空港にいました。先ほどの電磁波で飛ばされたのではなく、過去のやり直しでオーシャニック815便の乗客として、手荷物を待っているところでした。
その時に、ハーリーとすれ違い、ハーリーに手荷物到着の場所を教えてもらいます。
一人の若い妊婦が自分の手荷物を取りずらそうにしていたので、デズモンドが取ってあげました。
クレアです。二人は同じ便に乗り合わせたとあって、しばらく話をしました。。
デズモンドは、クレアの生まれてくる子供を゛男の子の方に賭けるよ゛と、クレアに声を掛けて別れました。






ロビーに出るとHumeという白いプラカードを持った男が出迎えてくれました。名前はジョージといい、これからのデスモンドの世話をいろいろとしてくれる男のようです。
デズモンドは、そのままある会社のオフィスへと向かいました。
到着した会社のオフィスにいたのは、チャールズ・ウッドモアでした。
ちなみに、過去のやり直しではウィドモア、という名前らしいです。






過去のやり直しの2004年では、デズモンドとウィドモアの関係は、現代と真逆の極めて友好な上司と部下の関係のようです。
そこで、デズモンドはウィッドモアから、ある頼まれ事をします。
ウィッドモアの息子が音楽家で、妻のチャリティーイベントに必要なベースギターが覚せい剤中毒で警察に捕まっているから、その人物を引き取りにいってほしいとの頼みでした。
デズモンドは快く、その役目を引き受けました。






そのヤク中のギタリストは、チャーリーでした。
デズモンドはすぐに所轄の警察に寄って、チャーリーの保釈の手続きを取りますが、チャーリーは反抗的でふらふらと一人で勝手に何処かに行ってしまいました。
夜になり、デズモンドはそのチャーリーがいそうなバーに立ち寄って、ようやくチャーリーと話をします。
チャーリー シドニーからの飛行機で、女を見たんだ。
デズモンド 俺も同じ飛行機だった。俺も見たかもな。
チャーリー いいや、見るわけがない。
デズモンド そうか、なら話してくれ。






チャーリー 女がいた。俺の二列前に・・手所をかけてね。警官と座っていた。
彼はブツを俺が持っていると悟ったようだ。
それで立ち上がって、便所へ行ったんだ。証拠隠滅の為にね。
袋ごと飲み込んだ。そして、そのまさにその最中に乱気流に飲み込まれたんだ。
喉が詰まった。ヘロインの袋が丸こどと喉に詰まったんだよ。
それで終わりさ。視野が暗くなった。
チャーリーは饒舌にデズモンドに、その時の状況を話しています。更に・・


チャーリー 暗い闇に落ちて、見たんだ・・彼女を。
ブロンドのうっとりするような美しさで
彼女の知り合いだと気づいた。付き合ってたんだ。まるでいつでもいるかのように・・
この感じ・・愛だよ。
まさにそれに包まれるかのようなときに目が醒めた。
デズモンドはチャーリーの話がよく理解できていません。チャーリーに君に選択の余地がないと、ウィドモアの申し出をチャーリーに伝えました。
そこに行けば、五つ星のレストランが堪能できると・・


翌日、車で目的地に向かっているデズモンドとチャーリーに事故が起きます。
取りとめのないチャーリーの音楽話を聞きながら運転していたデスモンドでしたが、多分チャーリーがいきなり足でアクセルを踏んだのでしょう。
車はそのまま加速して川に突っ込んでしまいました。
何とか必死に這い出たデズモンドは、チャーリーを助ける為に水中にもぐりました。


チャーリーは意識を失っていましたが、突然手をかざし、その手の中にはNOT PENNY`S BOATの文字が・・
それをデズモンドに見せて、チャーリーは再び意識を失います。
デズモンドは水中の中で必死に車のドアを開け、チャーリーを引きずり出すことに成功しました。
デズモンドが岸にたどり着くころには、救急車の音が近づいていました。






ここのまでが前半の21分58秒のシーンです。
しかし、何故、過去のやり直しの2004年で、NOT PENNY`S BOATが出てくるのか、不思議というか全く判りません。
これは、現代と何かつながっているということなのでしょうか。
過去をやり直して復活する人物で、ウッドモアの息子といったら、あの人しかいません。






その人物と深い関係のある女性も、゛あれれ・・゛という登場の仕方です。
まあ、LOST関連のブログも多々ありますから、もうご存知の方も多いでしょう。
後半も、できるだけ早くアップする予定ですので、もうしばらくお待ち下さい。


LOST FINAL SEASON EP11 "Happily Ever After" その2


エピソード11"Happily Ever After"の続きを開始します。
まず、最初に訂正します。ウッドモアの電磁波耐久テストで、光の中にデズモンドが消えた、と書いてしまいましたが、デズモンドは消えてはいませんでした。
ただ、気を失っただけでした。が・・わずか数秒のちに精神は2004年の過去のやり直しに飛んでいたようです。
数々のネタバレがあるので、今回もそれを御了承の上でお進み下さい。
後半は、待ちに待った、あの人物が復活して再登場します。


●2004年搬送先の病院の診察室
デズモンドは搬送先の病院で治療を受けていました。医師に幻覚はないかと聞かれ、一応CTスキャンをやりましょうと検査を受けることになりました。
そのCTスキャン検査を開始されてまもなく、デズモンドは様々なフラッシュバックの幻覚が襲ってきました。
チャーリーが水中の中の手の文字。ある女性(ペニー)とのデート。ペニーとのキス。ペニーの出産。生まれてきた息子、など・・
過去のやり直しでは、デズモンドはペニーという存在すら、まだ知りません。デズモンドはパニックになり、すぐに止めてくれと叫びました。






CTスキャン検査を途中で中止したデスモンドは、それから搬送されているはずのチャーリーを探しに病院の受付に訊きますが、個人情報は教えられませんとのことで対応してくれません。
困っているところに、ジャックが通りかかります。
ここはジャックが勤務する病院だったのです。
ジャックとは、815便で隣の席で、面識があるので、ジャックにお願いしているところに・・チャリーが逃げるように、デズモンドの方に走ってきました。
デズモンドは慌てて、チャーリーを追いかけました。






デズモンドは逃げるチャーリーを追いかけ、部屋に追い詰めました。
チャーリーは゛君を殺そうとしたんじゃない。見せようとしたんだ゛と、相変わらず訳の判らない事を言っています。
デズモンドはチャーリーの手を取りましたが、水中で見た文字は消えていました。
そして、゛俺があんたなら俺を止めたりはしない。そしてペニーを探しに行く゛とい言葉を残して、また何処かに行ってしまいます。
デズモンドは、その゛ペニー゛という言葉で、チャーリーを追いかけるをあきらめました。
この過去のやり直しでは、デズモンドはペニーとは、まだ付き合っておらず、出会う前なのです。






デズモンドは、チャーリーを逃した報告を上司のウイドモアに携帯で事情説明していました。
ウイドモアは、デズモンドが無事なのは幸いと安堵しつつも、そのギタリストを連れていけないことを ゛自分の奥さんに伝えなければいけない゛と言い、デズモンドはウイドモア夫人に会いに行くことになります。
デズモンドがパーティー会場にいくと、白髪の貴婦人がいました。
ウイドモア夫人とは、エロイーズでした。過去のやり直しでは、ウッドモアの正妻のようです。
初めてエロイーズに挨拶し、ロックギタリストを連れて来れなかったことを謝罪するデズモンドに、エロイーズは゛起きたことは起きたことよ゛と咎めもしませんでした。






ところが、ウイドモアの部下たちの招待客の中に゛ペニー゛という言葉に反応したデズモンドは、そのリストを見せてほしいと頼みますが・・・
横から、エロイーズが厳しい口調で゛それは絶対にダメよ゛と、さきほどの穏やかな表情と一変します。
場所を移し、二人きりになったところで、エロイーズは・・


エロイーズ これは深刻な問題なの。事実、これは違反よ。あなたが探そうとしているもの、それをおやめなさい。
デズモンド あなたは・・私が何を探しているのかご存知なのですか?
エロイーズ どうしてもわかっちゃうのよ。
デズモンド リストが見たい、それが何故見れないのか教えて下さい。
エロイーズ 何故なら、あなたはまだその準備ができてないからよ。
そうデズモンドに言ったっきり、エロイーズは去って行きました。






すっかり、エロイーズに打ちのめされたデズモンドは車に戻り、酒をあろうとした時・・
車のガラスをノックする男がいました。
ダニエルです!遂に過去のやり直しで、未来の母・エロイーズに撃たれて死んだダニエルが蘇ったのです。
この過去の時代のダニエルも、正式に認められたウイドモアの息子です。
デズモンドは車から出て、二人っきりでダニエル・ウイドモアと話をします。






ちなみに、ダニエルは過去のやり直しの2004年では物理学者ではありません。音楽家です。
ダニエルは饒舌に話しはじめました。
ダニエル 数週間前、博物館を歩いてた時に彼女を見た。その瞬間に・・まるで以前から彼女を好きだったような気がした。
それからが不思議なんだ。彼女に出会った同じ夜、目が覚めてこれを書いた。
ダニエルは、デズモンドに整数図式のようなものを見せました。
ダニエル 僕は音楽家だ。これが何かわからない。だから、これをカルフォルニア科大の友人に見せたら・・どうやら量子力学らしいんだ。
これらの方程式は、とても高度で一生物理を勉強したものにしかたどり着かないらしい。
前世のダニエルでは、そんな方程式を解くのは何てことはない筈なのに・・・


ダニエル 想像してほしい。何か悲劇的なことが起きた時、それを唯一止める方法・・
それが強力なエネルギーを放出することだと・・例えば、核 爆弾を起動させるような。
デズモンド 君は原子爆弾でも爆発させたいのか?
ダニエル もし、これら全て・・この現実が、僕たちの人生の形ではないとしたら?
もし・・他の別の人生があって、何らかの理由でそれが変わってしまったとしたら
僕は核爆弾を起動させるつもりはないよ。もう、したと思う。
デズモンドはダニエルが言っている意味もわかりません。ダニエルが言っていることは、既に起きているということも・・






デズモンドはダニエルの空想話には興味がありません。立ち去ろうとしたその時・・
ダニエル 何故、ペニーという女性の事を?君にも起きたんだろう?感じたのか、君も・・
デズモンド わからない。何を感じたか、わからない。
ダニエル いいや、わかっているはずだ。愛を感じたんだ。
デズモンド それはあり得ない。その女性について何も知らないんだ。彼女は概念だろう。
ダニエル いいや、ヒュームさん。彼女は私の腹違いの姉なんだ。
そして、いつ何処で彼女に会えるかも教えられる。


夜になり、デズモンドはスタジアムにいました。一人の女性が走っていました。
ペニーです。過去のやり直しでは、デズモンドはこれがペニーとの初対面です。
自己紹介してペニーと握手した時、デズモンドは突然、気を失いました。
●2007年の電磁波実験室
フルパワーで稼動した円形コイルの電磁波で気絶していたデズモンドも、ようやく目を覚めました。多分、数秒の間、意識が2004年に飛んでいたのでしょう。
目が覚めてからのデズモンドのウッドモアに対する態度が一変していました。






ウッドモア こんな事をして申し訳ない。だが、言ったように君の・・その才能が我々の作戦の命なんだよ。
デズモンド 大丈夫です。わかりました。
つい先ほどまで反抗的だったデスモンドが、協力的になっているのでウッドモアは驚きました。
そして、一旦実験は終了し、帰り道でゾーイもそのことをデズモンドに、その変貌ぶりを訊ねていました。
゛20分間でいろいろあってね゛と答えるデズモンド。と、その時、いきなりサイードが現れてウッドモアの部下をあっという間に殺していました。
ゾーイに銃を向けて、゛行け゛と促すデズモンドに、ゾーイは一目散に逃げていきます。






サイード 説明している暇はない。だが、あの連中はかなり危険だ。今すぐ行くぞ。
デズモンドは快く、それに応じてサイードの後について行きました。
●2004年の再びスタジアム
デズモンドはペニーと握手して、しばらくの間気絶して、ようやく目が覚めました。
そして、一週間後にペニーと喫茶店でデートする約束を交わすことが出来ました。
車に戻り、デズモンドはジョージに゛815便の乗客リストを手に入れられるか゛と頼み、ジョージは゛できますが、何にお使いになります゛との問いかけに・・
゛彼らに見せないといけなない゛と答えました。
EP11 "Happily Ever After"ここで終了。






やっと、ダニエル・フェラディーが復活しましたね。
815便が墜落しなかったら、ダニエルも島に行く必要性がなくなりますから、死ななくても済みますからね。
それにしても、今度は音楽家でウッドモアの正式な息子として出てくるとは・・母親のエロイーズも正妻ですから。それで、ペニーは愛人との間に出来た娘として変更されています。
しかし、ダニエル、エロイーズ共に過去に何があったかを薄々と感じているようですね。






サイードの本来の目的はジン奪回のはずだったのに、とんだ戦利品が手に入りましたね。
このエピソード11の後半は、かなり濃いものでした。
2004年のデズモンドは815便の乗客名簿を手に入れて、一体何をするつもりなのでしょう。
次回のエピソード12では、そのデズモンドの目的は解明されていませんが、デズモンドはそのリストを手に入れて主要人物と接触しています。
次回のEP12"Everybody Loves Hugo" は、みんなヒューゴを愛している、という直訳のタイトルの割には、ほのぼのとしたものではなく、激動のエピソードになっていました。
それにしても、本当になかなかサンとジンは会えない展開に持っていってますねぇ~






尚、当ブログはLOST専用ブログというわけではありませんので、この間に他のドラマや映画を一本挟みます。
という予定ではいましたが、次回もエピソード12を続けてアップすることにしました!
本当は、間に別の作品を挟むのが理想なんですけどね・・・
さて、エピソード12の次なる展開は!?


LOST FINAL SEASON EP12"Everybody Loves Hugo" その1


ハーリーだけが知っている秘密・・
2004年のデズモンドの不可解な行動
クライマックスが近づいている・・


ファイナルシーズンも、残り6エピソードとなりました。 (EP12を除いての残エピソード)
シーズン6は過去をやり直したことで、死者が続々と蘇る輪廻転生の章になっています。
しかし、過去に死んだ人間が全員が再生されるというわけでもないみたいです。
唯一、死者の姿を見れてるハーリーは、何やら皆の知らない秘密を知っているようです。
2004年の過去のやり直しで、デズモンドは815便乗客リストを手に入れて、主要人物の前に現れて、不気味な動きを開始しています。
このEP12は何気に今後を占うようなエピソードになっていました。
毎度のことですが、このシリーズは完全ネタバレですので、それを御了承の上で、お進み下さい。






●2004年あるパーティー会場
2004年のあるパーティー会場では、ハーリーこと、ヒューゴ・レイエスの事業功績を讃える祝賀会が開かれていました。
その司会には、何とマイルズの父親であるチャン博士です! (何でこの博士も生き返ったのか・・疑問です。)
どうやら、ハーリーは、フライドチキン店のチェーン展開で成功し、様々な国も出店し、成功を収め団体に寄贈するなど、"みんなが大好きなヒューゴ" として愛されている存在でした。
そんなハーリーも、まだ妻帯しておらず、母親に゛あなたには女性が必要なのよ゛と、強引に見合いさせれることになりました。






●現代の島にいるハーリー
ハーリーは、仲間の墓所で花を手向けていました。ある人物が出て来てくれないかと心待ちしていました。
それはかつてのハーリーの恋人、リビーです。
イラーナが来て、飛行機を吹っ飛ばすダイナマイトを取りにブラックロック号に行くそうです。
ハーリーはそれには否定的ですが、今のところそれしか手段がないようです。
ハーリーは、イラーナにリビーのことを少しだけ話しました。


イラーナが去ってからしばらくして、ハーリーの前に現れたのは、心待ちにしていたリビーではなく、そのリビーを殺した、むしろ憎むべき人物が現れました。
マイケルです!生き返ったわけではありません。ハーリーだけが死者の姿を見れるからです。






ハーリー ここで何している?
マイケル みんなが殺されるのを食い止めに来たんだ。
久々に突然、現れて、マイケルは衝撃的なことを言い出しました。
ハーリー そんなの信じられんない。リビーとアナ・ルシアを殺した。
マイケル 今はそのことはいいんだよ。それゆり、あっちの島で飛行機を爆破したら・・
みんなが死ぬぞ。そうなればお前のせいだ。
ハーリー 何だって?
マイケル 今はみんなはお前に従ってるんだろ、ハーリー。
マイケルがそう言った時、ジャックが゛誰と話しているんだ゛と来ました。ジャックにはマイケルの姿は見えません。
いつの間にかマイケルはハーリーの前からも姿を消していました。






●2004年あるレストランにて
ハーリーは、レストランである女性を待っていました。母親に強引に進められた見合いです。
しばらくすると、スレンダーな美人が立っていました。リビーです。
ハーリーは、リビーが思いの他、可愛い女性だったのでひと目で気に入ってしまいます。
しかし、そのリビーはハーリーの見合い相手ではなかったようです。なのに、リビーはハーリーのことを知っています。
ハーリー でも、僕の名前を知ってたよね?
リビー その訳は言えば、正気じゃないと思われるわ
ハーリー 思わないよ。
リビー ヒューゴ、魂が結ばれた相手がいるって、信じる? ソウルメイトって。私のこと、憶えてないの。
ハーリー 会ったっけ・・
その時、一人のリビーの保護者と見られる老人が現れました。






どうやら、そのエリザベスことリビーは、精神病院を抜け出して、医師が迎えに来たようでした。
ハーリーがその事情が今イチつかめていません。
リビーは別れ際に゛今私が言ったことは全部、本気なのよ。゛と言い、ハーリーにはそれが精神の病んだ患者のうわ言とは、思えないような気がしました。
病院の車に乗せられて連れ帰られるリビーをハーリーは見送っていました。






●現代の島のビーチ
ジャックたちがいる島のビーチでは、イラーナがダイナマイトを抱えて戻って来ました。
ハーリーは不安でした。
ハーリー でも、大丈夫かな?そのダイナマイトって、すごい不安定だし。
イラーナ 私を信じて。このために訓練してきたの。あなたたちを護衛するためにね。
ハーリー 飛行機を吹っ飛ばすことが護衛になるの?
イラーナ 飛行機がなければ、あの怪物が島を出ずに済む。
ジェイコブはリチャードに聞けと言ったの。そのリチャードが飛行機を爆破しろと言ったの。
そばにいる、チャードは同意しています。


ハーリー ジェイコブは、僕にはそんなこと言わなかった。リチャードが間違っているのかも?
イラーナ 私は安全の為に動いてるの。あいつは悪魔よ。あれが島から出るようなことがあれば・・
イライラするイラーナは無造作にダイナマイトが入ったバックを下に置いた瞬間・・いきなり爆発してイラーナは跡形なく吹っ飛んで爆死してしまいました。






●暗黒ロックのキャンプ
その頃、暗黒ロックはサイードの帰りを待っていました。
その事情を知らないソーヤーは、"別の島の奴らがジンを連れ去ったというのに、何もしないのか" と暗黒ロックを問い詰めていました。
暗黒ロック "何もしない" のと"待つ" のとでは違うよ。
ケイト それじゃ何を待っているの?
暗黒ロック 君らは島に戻った来た。何故なら、みんな一緒だったからだ。
もし、この飛行機で、この島を離れるというなら、同じやり方でやればいい
我々は君らの友達を待っているんだよ、ケイト。
それが唯一の方法なんだよ。この見放された島から出るには
話してるところにサイードが戻ってきました。姿を見せたのは、サイードだけでした。






サイードは暗黒ロックに゛二人で話せるか゛と、別の場所に移動します。ソーヤーは二人を疑惑の眼差しで睨んでいます。
暗黒ロック ウッドモアに会ったか?
サイード いや、でも、奴の連れには会った。
暗黒ロック そいつを生きたまま逃がしたのか?
サイード 何のために殺すのか、わからないけどね
暗黒ロック 潜水艦に隠してたいたものは見つかったのか?
サイード 確かに見つけたと思う。
そう言って、サイードは木に縛り付けてあるデズモンドを暗黒ロックに見せました。






●ジャンクたちのいるビーチ
ハーリーはイラーナの遺品の中のジェイコブの位牌の袋を見ていましたが、肝心な時にジェイコブは出てきてはくれません。
今度はアルパートが張り切りだし、イラーナの遺志を継いでダイナマイトを取りに行くといきまいていました。
ジャンクとアルパートが口論になった時、ハーリーが間に入ります。
ハーリー リチャードが正しいよ。それしか選択肢はないよ。
信頼してくれ、ジャック。
ハーリーの目を見て、゛わかった゛とジャックは納得し、皆でダイナマイトのあるブラックロック号へ向かって行きました。






●2004年ハーリー経営の店
2004年にいるハーリーは自分の店で、ファミリーサイズのチキンを一人で食べていました。
その時に、デズモンドがハーリーの目の前に現れます。
デズモンドは815便乗客リストを手に入れて、主要人物に接触しているところでした。
デズモンド 815便に乗っていましたね?
ハーリー ああ、それは奇遇だね。
ハーリーはそこで昨日会ったリビーのことをデズモンドに話しました。
ハーリー 彼女は全然問題じゃなかったよ。頭がおかしいって事、以外はね。






デズモンド まあ、女性は誰でも頭はおかしいもんさ。
ハーリー 違う。彼女は精神病院に入院してるんだ。
でも、最初は正気に見えた。でも、そのふちに、私たちは既に知り合いだと言い出した。
そのことを俺も覚えているんだってさ。
デズモンド 教えてくれないか。君が知っていると言われた時、それを信じたかい?
ハーリー ああ、何となくね。
デズモンド 何故、彼女が君を知っているか、確かめてみたらどうかな。
そうハーリーにけしかけて、゛会えてよかったよ゛とデズモンドは自分の注文のチキンを取りに行きました。






●2007年島の森の中
暗黒ロックは、木に縛り付けたデズモンドに、まず謝りました。
暗黒ロックは、゛話す前に逃げ出したらと心配だったんだ゛と、縛られてるロープをナイフで切って、デズモンドを開放します。
暗黒ロック 何故、チャールズ・ウッドモアは君を島に連れ戻したんだ?
デズモンド 誘拐されたことを考えれば、彼に聞いた方がいい。
そして、ウッドモアによって強力な電磁波実験をされたこともデズモンドは暗黒ロックに話しました。
暗黒ロック 私が誰だか分かるか?
デズモンド もちろんさ。ジョン・ロックだ。
その言葉を聞くと、暗黒ロックはサイードにキャンプに戻れと指示します。自分はデズモンドと一緒に散歩をすると、何やら企んでいるようでした。
暗黒ロックはデズモンドに゛見せたいものがある゛とデズモンドをある場所に連れて行きました。


●ブラックロック号目指して歩く一行
リチャード・アルパートを先頭にジャックたちは、ダイナマイトのあるブラックロック号のある場所へと向かっていました。
その道の途中で、ベンが実に意味深なことをつぶやきました。
゛彼女(イラーナ)が素性を明かすや否や、自爆した。彼女との島の関係が済んだんだ。
もし、自分たちも島との関係が済んだらと思うと心配になるね゛
一行はようやく森の中のブラックロック号にたどり着きました。
その時、リチャードがハーリーがいないことに気づきいた瞬間・・ハーリーの゛逃げて!゛という声に振り向くと
ハーリーが巨体を揺らして走ってきました。


そして、後ろのブラックロック号が赤い炎に包まれて、爆発しました。
多分、ハーリーの仕業でしょう。
"何てことをしてくれたんだ" アルパートは、全てのダイナマイトが炎の中に消え、茫然と立ち尽くしていました。






ここまでが、前半の19分37秒のシーンです。
ああ、そういえば今回のエピソードで復活したリビーは、生前はハーリーの恋人でしたね。
でも、このリビーという人物、過去をやり直す前にも、ハーリーが島から帰還して精神病院に入所した時、ハーリーのそばにいましたね。
多分、その時のリビーはハーリーにしか見えない死人ということなのでしょう。
マイケルだけが、死者のままでようやく再登場しました。
マイケルの登場は、シーズン4のラスト以来なのではないでしょうか。
ということは、2004年ではマイケルは復活しないということでしょうか。






そのビリーを殺した張本人が、マイケルでした。
今回、過去のやり直しで登場したリビーは、過去にハーリーと島で暮らした記憶があります。これは2004年と現代を結ぶ重要な接点です。
でも、ということはリビーは自分が一度死んでいるという記憶があるという事になりますよね。
いや、その辺の記憶は消去されて、自分が乗った飛行機が島で墜落して、島で太った男性に恋をした、という記憶だけが、2004年に残されているのかも!?


だから、この二つの時代は別に進行しているようで、どこかでつながっているようですね。
後半もハーリーを主体とした話ですが、2004年のデズモンドがラストでとんでもないことをやらかします!予告を見ると、それが次回につながるようです。。
後半の写真編集を朝までやっていたので、睡眠をとって体力が復活しだい、今日の夜にでもアップする予定です。
また、改めて、夜にでも覗いてみて下さい。


LOST FINAL SEASON EP12"Everybody Loves Hugo" その2


エピソード12"Everybody Loves Hugo" の続きです。
今回のエピソードは、かなりのお気に入りなので、画像はまた大幅に増えています。
前世で交わした約束がある事件で駄目になり、過去のやり直しの2004年で果たすのです。
それにしても、2004年のデズモンドは、何だか少し前のベンのようなダークな存在になっています。
このシリーズは完全ネタバレですので、ご注意のほどを!


●2007年炎上しているブラックロック号
ハーリーはブラックロック号を爆破したことで、リチャード・アルパートに責めたてられていました。
マイルズがハーリーにその事情を聞いていました。
マイルズ 何故、やったんだ?
ハーリー マイケルに言われたんだ。
マイルズは、そのマイケルを知りません。
ハーリー 死んでから僕のとこにろに現れて、文句を言う人達の一人だよ。
彼が飛行機を吹き飛ばすのを止めさせなければいけないって・・
マイルズ それってよく起きるのか?死人が文句を言いにくること
ハーリー 起こり過ぎだよ。






マイルズ それで、あんたは彼らの言うことを聞いているだけなのか?
ハーリー 死人の方が生きている人間より信用できるからね。
それは、生きている人間の方が嘘をつく、ということなのでしょうか。
●2004リビーが入所している精神病院
デズモンドに背中を押されてか、ハーリーはリビーを訪ねて、精神病院の院長にリビーの面会を求めていました。
リビーの狂言癖を憂慮する院長は、面会許可は出せないとの対応でしたが、ハーリーは病院の十万ドル寄付を申し出て、リビーと面会できることになりました。






リビーはハーリーが、わざわざ病院まで来て会いにきてくれたことを凄く喜んでいます。
リビー 思い出した?
ハーリー いいや。どこで僕のことを知ったのかな、ってさ。
リビー 数日前にあなたのコマーシャルを見て、あなたを見て頭を打たれたみたいだったわ。
数多くの記憶が・・蘇ってきたの・・私の人生が・・
ただ・・それは・・別の人生の事なの
ハーリー どんな記憶だった?
リビー 飛行機事故があったの。そして・・私は島にいたわ。
ハーリー そこには僕もいた?
リビー そうよ・・お互いに顔見知りなって・・私たちは愛し合ってた。
ハーリーはまだ、リビーの話が信じられませんが、とりあえずリビーを外でのデートに誘いました。






●2007年ハイドラ島の森の中
暗黒ロックとデズモンドは森の中を歩いていました。
暗黒ロック 私がよく知ってなかったら、島が君を嫌っているとしかいえないね。
デズモンド この島はみんな嫌っているよ。
とその時、暗黒ロックの視界にある少年がいました。多分、少年ジェイコブでしょう。
"あれは誰?"と、デスモンドが訊ねても、暗黒ロックは"無視すればいい"と、その少年に構わず、先を急ぎました。






その頃、ジャックたちはこれからどうすかの議論をしている最中でした。
リチャードはベンから旧・ダーマの寄宿舎に手榴弾が残されていると知り、それを取りに行こうとしますが、ジャックはまず話し合いをしようと、リチャードに提案します。
その時、ハーリーが・・
ハーリー 僕は知っているよ。ロックと話をするんだ。
"我々を殺す気か"皆は殺気立ちます。
ハーリー 僕の考えじゃないよ、彼のだ。
そう言ってハーリーは森の中を指を差し、あたかもジェイコブがそこにいて指示を出しているように装いますが・・
リチャード なら、ジェイコブに聞いてくれ


ハーリー 君に何かを証明する必要はないよ、リチャード。
僕と一緒に来るか、それとも何かを爆破し続けるかだよ。君が選べ。
リチャード 君は嘘をついている。ジェイコブは私達に何をすべきか、教えてはくれない。
それは今まで、一度もなかったんだ。
リチャードは、それはハーリーの自作自演である、ということを見抜いていました。






しかし、リチャードについて行こうとする者はベンとマイルズだけでした。
マイルズも死者の姿は見えなくても会話はできますから、さっきジェイコブと交信してもできなかったのが、ハーリーについて行けない理由です。
ジャックが"ジェイコブがロックと話せというなら、そうする。ハーリーについて行くよ"と発言したせいか、サン、フランクらは、ハーリーと一緒について同行することになりました。
夜になり松明を照らしながら、進んでいく一行ですが、各自には不安と迷いがありました。
サンはまだ筆談でしか、英語での会話ができません。
サンはフランクにメモで"私達、間違っているかしら"書いたのを見せると、フランクは"多分な"と答えます。






ハーリーはジャックに、さっきのことは嘘だった、ジェイコブはいなかったと告白しました。
ジャックにとっては、そんなことはどうでもよかったのです。ジャックも自分がしたことでジュリエットを死なせてしまった、その贖罪を感じているようです。
でも、それは取り戻そうとしても、できることではありません。
そんなジャックにとっては、今重要なのは、友を信頼すること。それだけでよかったのです。 "ハーリー、それが君への信頼だよ"そう、ジャックはハーリーに告げました。
しかし、暗い道をアテもなく彷徨うだけですので、皆が不安になってきました。ハーリーですら、どこに行っていいかわからないのです。そこで、ある人物に聞くことにしました。


それは、マイケルでした。ハーリーの呼びかけにマイケルはすぐに出てきてくれました。
ハーリー 君はこの島に閉じ込められていたんじゃないか?
マイケル ああ、自分のした事でね。
ハーリー それと他にもいるんでしょ、君みたいなのが・・それがささやきの正体なんだろ。
マイケル ああ、みんな何処にも行けないんだ。
そして、マイケルは指を差しました。ロックのいるキャンプの方角を。
ハーリーはマイケルにお礼を言い、 "オレに何かできることない"と聞いたら、マイケルは"お前は命を落とすな"とだけ答えました。
最後にマイケルはリビーに会うことがあったら、"悪かった"と謝罪の言葉をハーリーに託しました。






●2004年ある海岸のビーチ
ハーリーはリビーと二人っきりでビーチでデートしていました。
あの時、マイケルがベンにそそのかされてリビーを射殺されたことで叶わなかった約束が・・ジャックたちが過去を変えたことでリビーは生き返り・・それが果たされているのです。
リビーは自分の感情が今にも溢れ出しそうなのを押さえているようでした。
リビー 何かあなたとこうしているのが懐かしいの。行けなかったデートみたい。いよいよ私、完全におかしい人ね。 ハーリー そりゃ完全にじゃないよ。
リビー どうして誘ってくれたの?
ハーリー どうして来てくれた?
リビー エッ?
ハーリー こんな俺なのに・・


リビー 私が今日来たのは・・あなたが好きだからよ。
ハーリー ああ・・けど、俺は好きなのは例の・・君の妄想のせいだ。
そうハーリーが言うと、リビーはそっとハーリーに口づけをしました。
その瞬間、ハーリーの中で島でリビーと過ごした日々がフラッシュバックとなって、過去の記憶が蘇りました。ハーリーの様子がヘンです。
ハーリー 俺も・・思い出したみたい。
リビー ホント?私がおかしいんじゃないのね?
ハーリー ああ、君がおかしいんじゃない。
リビーは目から涙が流れそうになるのをこらえていました。
その様子を車からデズモンドが監視して、一部始終を見届けてから、ある場所へと車を走らせて行きました。






●2007年島の森の中
夜になり、暗黒ロックは目的地の森の中にある井戸をデズモンドに見せました。
暗黒ロックは不思議に思っていました。この森の中で自分と二人きりなのに、何故デズモンドは自分を恐れないのかと。
暗黒ロック いや、水の為ではない。求めたのは、答えだ。 遠い昔、ここにコンパスを置くと、その針が回っていた。
何故そうなのか不思議で、穴を掘った。
君にこの井戸を見せたのは、チャーズ・ウィドモアが答えを求めてないからだ。
彼の興味は力。彼が君をこの島に連れ戻したのは、自分の欲望を叶える為。
井戸はここだけではないんだ。
デズモンド それが理由か。
暗黒ロック 何故、君は怯えない。君は今、ジャングルの奥で私といて、他の者は誰も知らない。
何故、怯えないんだ。
デズモンド 怯えることに何の意味がある。
その答えを聞いて、暗黒ロックは不敵に笑い、デズモンドをその井戸に突き落としました。






暗黒ロックは一人でキャンプに戻ってきました。向こうから松明の灯りがこちらに向かっているのが見えました。
ソーヤーはその一行を見て驚きました。ハーリーを先頭にしてジャック、サン、フランクたちがやって来たのです。
ハーリーは暗黒ロックに゛あんたが誰か知らないけれど、俺たちはあんたに話がある゛と切り出し、
"お互いブキを持っているけど誰も怪我させたくない。殺したりも・・こっちも何もしないからさ。そっちも何もしないと約束して" と、暗黒ロックに交渉します。
彼らの来訪は暗黒が待ち望んでいたことでもあるので、゛ああ、約束しよう゛とハーリーたちを迎え入れました。
ジャックたちも遂に、暗黒ロックグループと合流したのでした。






●2004年あるハイスクールのそばの道
2004年にいるデズモンドは、車であるハイスクールの近くの道で、ある人物が出て来るのを待っていました。
不審に思ったベンが"誰かお知り合いでもお待ちですか"とデズモンドの車に来て訊ねていました。
デズモンドは"息子の学校を下見に来たんです"と嘘ついて、その場を逃れます。
車椅子を押すロックを見つけると、デズモンドは車を急発進させ、ロック目指して突進し、ロックを跳ねてそのまま走り去りました。
慌てて、ベンが近寄って励ましますが、血だらけのロックには意識がありませんでした。
エピソード12"Everybody Loves Hugo"ここで終了。






今回のエピソードは、かなり思い入れが強いものになりました。
それは過去のやり直しで、ようやく実現されたハーリーとリビーのデートです。
ジャックが過去のやり直しを決行しなければ、ハーリーはリビー本当の気持ちを知らないままだったのですよね。
ハーリーは言います。君みたいな可愛い子が、僕のこと好きだなんて、妄想みたいなもんだろ。この気持ち、よくわかります。
でも、リビーは本当にハーリーを愛していた。
それは過去をやり直さなければ、永遠に伝えられなかった想いですからね。
実に胸が熱くなるようなシーンでした。






しかし、それにしても2004年のデズモンドは、どうしてロックを殺そうとするのか全くの疑問です。 ロック殺したところで、既にもう一人の本物のロックは死んでいるわけですし。
次回のEP13でも、デズモンドは、やたらと主要メンバー(妊娠中のクレア)に接触してきます。警察に指名手配中のひき逃げ犯が、そんな白昼堂々と出てくるから不思議です。
本物のロックもしぶとく、まだ生きていました。普通、あれだけの衝撃で衝突して、地面に叩き付けられたら間違いなく、即死でしょう。鉄人ですかね、ロックは・・






下の写真はEP13の予告画像です。ここで、それと解る画像使ったら、次回の新鮮味が全くなくなるので、敢えて解りにくい画像だけを選んでみました。
やっと、遂に・・その先を言ったら、次に何が起こるかわかりますので、次回まで伏せておきます。
次回は、ホントにてんこもり激動エピソードになっていました。
それに、ファイナルシーズンも、放送は残り一ヶ月となりましたね。また、死んだばっかりのキャラ登場させて、あと6エピソードで本当に足りるんでしょうか?
次回こそは、違う作品を一本挟んで、その次にEP13のアップという、一応の予定でしたが、週末に EP13" The Last Recruit" をアップします!
さて、EP13" The Last Recruit" の最後の新人とは、一体誰なのでしょう!?








LOST FINAL SEASON EP13" The Last Recruit"その1


遂に新たなる戦争勃発!
ソーヤーの密かなる謀略
会えない二人の運命は?


いよいよエピソード13に入って、暗黒vsウッドモアの全面戦争に突入してきました!
2004年の過去やり直し時代でも、デズモンドが不穏な動きを見せ、現代の島ではソーヤーが密かな計画を実行しようとしています。
そして、遂にあの会えない二人が・・・ 今度こそ感動の再会となるのでしょうか!
毎回のことですが、初めて当ブログをご覧になる方は、完全ネタバレがありますので、ご注意下さい。


●暗黒キャンプに合流したジャックたち
暗黒にとって、ジャックたちの合流は願ってもないことでした。
ただ、ジャックはロックに成りすました暗黒に心を許したわけできなく、ハーリーの案に乗っただけに過ぎません。
ジャックは、取り合えず暗黒と二人っきりで話すことにしました。






そこで初めてジャックは、この島に来て見た亡き父・クリスチャンの正体は、やはり暗黒が成りすましたことを知りました。
また、現在暗黒が成りすましているジョン・ロックの話になり・・
ジャック ジョン・ロック。彼だけがこの島を信仰していた。
彼だけは、この島からみんなを出さないようにしていたんだ。
暗黒 ジョン・ロックは信者じゃなかった。あいつは愚かで、実におめでたい奴さ。


●2004年救急車の中の本物ロック
デズモンドによってひき逃げされた、本物ロックは辛うじてまだ生きていました。
ベンがその瀕死のロックに付き添って、励ましていました。
ロックは、かすかに意識があり、かつての恋人・ヘレンのことを少し話していました。
ロックが病院に到着した時、ほぼ同時刻でサンも運ばれてきました。レストランでの銃撃戦で流れ弾がサンに当たって負傷したのです。






サンは自分と併走されて運ばれてきたロックの顔を見て驚きました。
" ダメ、ダメよっ!彼よっ!"
この過去のやり直しの2004年では、サンはロックは知らないはずなのに、何やら現代のサンの記憶とつながっているようでした。
●2004年暗黒キャンプ
暗闇の中で暗黒ロックとジャックを密かに見ている者がいました。
すぐ近くに誰かいることを気づいた暗黒は、すぐさま" 出てこい!"と、隠れている者に言いました。
それは、クレアでした。






クレアも既に知っています。ジャックが腹違いの兄であるということを。
暗黒 つけていたのかクレア?
クレア ええ。彼は私の兄だから・・
暗黒 君ら二人は、埋め合わせの必要が多そうだ。
暗黒はそう言って、自分は席を外します。
クレア 彼は言ってた。彼が私達の父親のフリをしたって
ジャック ああ・・教えてくれたよ。
クレア あなたが戻ってくる事、ほとんど諦めていたわ。
でも、ここにいる。また会えて嬉しいわ、ジャック。


ジャック 俺も会えてよかった。
クレア 私って、今まであまり家族みたいなものってなかったから、あなたが私たちと一緒に来てくれる事になって嬉しいわ。
ジャック 実はまだ君たちと一緒に行くとは決めてはいないんだ。
クレア いいえ、行くわ。したいかどうかに関わらず、あなたはもう、彼と共に行くのよ。
そう言って、クレアは兄のジャックに微笑みました。


翌朝、ソーヤーはハーリーに自分の密かな計画を話します。
ソーヤー ウッドモアの潜水艦だ。この島を出るのに使う。
ハーリー サイードは?
ソーヤー サイードは招待していない。奴は今やダークサイドの人間だ。
ハーリー でも、君は多くの人をダークサイドから連れ戻したじゃないか。アナキンのように・・
ハーリー アナキンって何だよ?
ハーリーは、「帝国の逆襲」を200回以上見ている、スターウォーズおたく、なのです。
多分、ハーリーはSWのアナキン ・スカイウォーカーのことを言っているのでしよう。






ソーヤー いいから、黙っとけ。他の誰にも何も言うなよ。
ソーヤーがハーリーにそう釘を刺した時、クレアがハーリーに駆け寄って、再会の抱擁をしました。
そんな時に暗黒とジャックが帰って来ました。
暗黒 また、みんなと一緒になれて嬉しいよ。
●2004年ロス市警取調室
ジェームス" ソーヤー"刑事が、りんごをかじりながら、これから、ある容疑者の取調べをするところです。
その容疑者とは、ケイトです。
ケイトはロス空港で逃亡が成功したまではツイてましたが、その後運悪く、ソーヤー刑事の車に衝突して、捕まってしまったのです。






ソーヤー刑事はケイトの犯罪資料を見ながら・・
ソーヤー 面白いね。殺人をやるようには見えないが。
ケイト 何故なら、やっていないからよ。
ソーヤー 連邦保安官がへ来たら、そう言うんだな。
俺のことを憶えているか?・・・空港で。シドニーから同じ飛行機だった。
ケイト ええ、憶えているわ。
ソーヤー 不思議に思わないかい? エレベーターでたまたま出くわしてさ。
そしたら、一週間後、ロスを走っている車の中で、君の車が俺のに衝突してきた。
まるで誰かが二人を引き合わせているようだ。
ケイト ナンパしているの?


それは、ソーヤー刑事が言うように、それは引き合わされた運命だということを二人はまだ知りません。
ケイト どうして、あの時逮捕しなかったの?
私が手錠してたの見てたでしょ。
ソーヤー そんなの見なかったよ。俺が見たのは、ドアを開けて差し上げた、美しいご婦人だったよ。
ケイト 私を放っておいたのは、あなたがオーストラリアに行っていたのを・・誰にも知られたくなかったからよ。
連邦保安官に、それを話そうかしら?
ソーヤー う~ん、君が気に入ったよ。
そんな時、同僚刑事のマイルズが新たな事件が起こったから、ちょっと来てくれとソーヤーは呼ばれます。






それはレストランで、マフィアのボス・キーミーと手下三人が射殺され、韓国人女性・サンがその銃撃に巻き込まれた事件でした。
ジンが目撃者で、警察で事情徴収されているようです。
近くのATMの監視カメラに容疑者・サイードがしっかり映っていました。
●現代の暗黒ロックのキャンプ
ケイトがジャックのそばに寄ってきて話をします。
ケイト みんな変わったわ。
ジャック 今は、みんな変わったよ。
そんな時に、暗黒キャンプに思わぬ訪問者がやって来ました。






ゾーイが仲間を引き連れて現れたのです。
ゾーイ 私たちから何を奪ったわね。それを返してもらいたいの。
暗黒 すまんが、何の話かわからんよ。
すると、ゾーイは無線機を取り出し、" 私の位置は特定できるわね"と交信すると・・・
次の瞬間、暗黒キャンプめがけて、標準を定めた爆撃が起こりました。 まだ威嚇射撃のようです。
ゾーイ 日暮れまで待つわ。次は外さないわよ。
彼(デズモンド)を連れて行く準備ができたら、呼びなさい。
そう言ってゾーイは、その無線機を暗黒に放り投げ、キャンプを去っていきました。
暗黒は、すぐにその無線機を叩き壊しました。






●2004年、ロス市内の某ホテルにて
2004年にいるクレアは、あるホテルに養子縁組斡旋機関を訪ねていました。
クレアは、多分生まれてくる子供の為の、新たな養子縁組を申し込むのでしょう。
そこに、デズモンドがあたかも偶然を装って、クレアに近づいてきました。
クレアから、養子縁組の話を聞いたデズモンドは、それなら弁護士を立てた方がいいとアドバイスをし、自分の知り合いの弁護士に会ってみないかと持ちかけます。






" そんな弁護士を雇うほどのお金はないわ"と、ためらうクレアでしたが、" 1セントもかりませんから"と、デズモンドから薦めるというより、お願いされて、一応会ってみることにしました。
デズモンドと一緒にその会社を訪ねて、デズモンドの友人の弁護士は・・・
何と!ついこの前死んだばかりの、イラーナでした!
イラーナはクレアの名前を聞くと・・・
イラーナ 失礼ですが、、オーストラリアのクレア・リトルトンさんですか?
偶然にもイラーナも、ある人物の依頼でクレアを丁度探していたところでした。
イラーナに連れられて、クレアはある部屋に向かいました。






●2007年騒然とした暗黒キャンプ
現代の島にいるクレアは、何があったかをハーリーに聞いていました。
ハーリー また、誰かが俺たちを殺そうとしているみたい。
暗黒が、ゾーイに宣戦布告されたことで皆を集めて、すぐに出発するように指示を出してました。
予定を早めて、別の島に渡り、飛行機に乗る計画を実行するようです。
暗黒はソーヤーに指示します。
暗黒 ボートがある。ここから数時間、行った海岸に停泊させている。
それを君に取ってきてもらいたい。
そして、他のみんなと岸の反対側で落ち合おう。
そのボートのある地図をソーヤーに渡します。






暗黒 みんなで島を渡るんだ。ジェームス、できるか?
ソーヤー 何故、みんなでやらない?
暗黒 大きなグループは動きが遅くなるからな。
ソーヤーはその助手に、ケイトを連れて行くことにしました。
そして、ソーヤーはジャックに" 手助けしてくれないか"と誘い出し、皆のいない場所で、自分の密かな計画を打ち明けます。
ソーヤー 一度しか言わない。ウッドモアと取引したんだ。
ジャック 何の取引だ?
そこでソーヤーは具体的な指示をジャックにします。
" 古い波止場があるから、そこにヒューゴ、サン、ラピトゥスをそこに連れて来い"と・・・






ジャック サイードとクレアは?
ソーヤー サイードはゾンビで、クレアは気が狂ってる。
クレアはケイトを殺そうとしたから、チケットは無しだ。
また、やってほしくないからな。
ジャック でも、どうやってロックから離れろと言う?
ソーヤー そんな自分で考えろ。
ジャックに地図を押し付けて、ソーヤーはケイトと共にボートがある場所に向かいました。






その頃、暗黒はサイードと二人きりになり、ある非情命令を出していました。
" デズモンドを殺せ"
サイードは表情をあまり変えず、その命令を受けました。
果たして、サイードはかつての仲間を殺せるのか!?






ここまでが前半の19分22秒のシーンです。
ソーヤーは、いろいろと自分の計画を秘密裏で進めているつもりですが、ハーリーの時は必ずしも二人っきりではないのです。
その話をしていた後ろには、アザーズの生き残り組がいましたからね。 少し、ソーヤーの計画はあからさま過ぎます。
" ジェームス。君は最高の詐欺師だよ"
ハイドラ島に偵察に行った時、ソーヤーは暗黒に言われていますから、暗黒は最初からソーヤーに全幅の信頼を寄せてはいないはずです。。
その暗黒がソーヤーを疑っているシーンは、、このエピソード13では出てこないですけどね・・
それにしても前回で、死んだばっかりのイラーナを2004年で復活させるとは、ビックリ仰天です。


後半は、やっとサンとジンの会えない二人が・・・
後半は、更に激動の展開になっています。
できるだけ早くアップしますので、もうしばらくお待ち下さい。 後半もかなりの画像をアップしますので、もしかしたら中一日かかるかもしれません。



LOST FINAL SEASON EP13" The Last Recruit"その2


エピソード13" The Last Recruit"の続きを始めます。
後半は場面が激しく入れ替わる、めまぐるしい展開になっています。
キャプチャー画像も遂に百枚を超えてしまいました!
全部のシーンを網羅しているとは言えませんが、それだけの大量の切り取り画像を見たら、未見の方も何だか見たような気分になってしまうと思いますので、これから見ようとする方はご注意下さい。
さて、遂にあの会えない二人は、再会を果たしたのでしょうか!?






●デズモンドがいる井戸に来たサイード
暗黒の命令でデズモンド殺害を命じられたサイードは、そのデズモンドが閉じ込められている井戸にやって来ました。
デズモンド 彼は君に何をくれるんだい?俺には知る権利があるだろ。
サイード 彼は俺が失った物をくれると言った。
デズモンド 何を失ったんだ?
サイード 愛した女性だよ
デズモンド 彼女は何処に?
サイード 死んだ。






デズモンド どうして、それが叶えられると・・
サイード 俺は死んだ。そして、彼が蘇らせてくれた。
デズモンド 彼女に何て言うんだ
サイード どういう意味だ。
デズモンド 彼女が、私たちがまた一緒になる為に、何をしてきたかと質問してきたら・・
君は何を言うつもりだ。
ただ、黙ってサイードはそれを聞くだけで、銃の発射する音は聞こえませんでした。


●2004年、兄の自宅に戻ったサイード
サイードはレストランでキーミーたちを始末した後、兄の自宅に戻って来ました。
ナディアは只ならぬサイードの様子に、何かあったかを察します。
サイードは、すぐにここを去るとナディアに言った時に、訪問者が現れました。
ロス市警のマイルズ刑事です。






すぐにサイードは、荷物をまとめナディアに別れを言い、裏の方から逃げようとしますが・・
そこにロープを張って罠を仕掛けていた、ジェームス" ソーヤー"刑事に捕まって、キーミー殺害容疑で、サイードは簡単に逮捕されてしまいました。






●2007年島の海岸
ソーヤーはケイトと共に、海岸に出て暗黒が言っていたボートを見つけました。
ソーヤーはそこで、ケイトに初めて、暗黒ロックを騙し、更にはウッドモアの潜水艦を奪う計画を話しました。
ソーヤーのその計画の中には、クレアは入っていません。
ソーヤーが言うには、今のクレアは昔の彼女ではく、" ケイトに銃を向けたからチケットなしだ"そうです。
そして、二人は泳いで、そのボートに向かっていきます。






その頃、島では暗黒グループは皆でぞろぞろと移動していました。ジャックとクレアは歩きながら話します。
ジャック ロックとは、どれくらい一緒にいるんだ?
クレア あなたたちがいなくなってから、ずっとよ。
ジャック 彼を信頼しているのか?
クレア ええ
ジャック 何故?
クレア 彼だけが私を見捨てなかったからよ。






暗黒は一行の中に、サイードがまだ合流していないことに気づき、サンに聞きますがサンはまだ英語が喋れませんでした。
筆談で暗黒に"あなたがやったことよ!"のメモを見せられても、暗黒は何のことだかわかりません。
暗黒はすぐにサイードを探しに行きました。
暗黒がいなくなったことで、ジャックはサン、ハーリー、フランクらを集め、" 今こそソーヤーのプランを決行する"と言って、列を離れ別の方向に走り出しました。
それをクレアが監視していました。






暗黒は歩いて来たサイードと会いました。デズモンドを殺したかと訊ね、サイードは" 勿論だ。行って確かめてきてもいいよ"と答えますが、確認している時間はありません。
すぐに、サイードと共にボートのある方に向かいました。
ジャックたちは、急いでソーヤーが渡してくれた地図のある海岸の道に抜けると、ソーヤーとケイトがいるボートをハーリーが見つけ、すぐに合流します。
皆をボートに乗せながらにソーヤーは、三年間ダーマで見てきたことを皆に話します。
" この三年ダーマの連中は、潜水艦でのみ、この島を行き来できてたんだ"
それはつまり、飛行機は、一度もこの島からは飛び立っていない、ということなのでしょう。
その時、クレアが銃を向けてきました。ソーヤーの不安は的中したのです。






クレア どこ、行くの?
ケイト 島から出るの
クレア なら、どうしてジョンを待たないの?
ケイト 何故なら、あれはジョンではないからよ。彼が何者であれ、私たちの仲間ではないわ。
クレア一緒に行きましょう、アーロンに会わせるわ。
横からソーヤーが、" おい、ちょっと待てよ!"と口を挟みますが、ケイトが制止します。






ケイト 一緒に行きましょう、クレア。
クレア ジョンと約束した・・
ケイト 私があなたと約束しているの。アーロンが生まれた時、私はその場にいたわ。
私が育てるべきじゃないの。あなたがやるべきなのよ。
あなたがアーロンともう一度一緒にいれるよう、あなたを探してに戻ってきたの。
それが、この島に戻ってきた唯一の理由よ、クレア。
だから、一緒に行きましょう。家に帰りましょう。
ケイトの必死の説得で、クレアは銃を降ろしました。クレアはその銃をケイトに預けボートに乗りましたが、その時にクレアが、こう言いました。
" 彼(暗黒)がみんながいなくなったとわかったら、きっと怒るわよ"






ジャックは、息子のデビットと共にビルの中のイラーナのオフィスを訪ねて来ました。
父・クリスチャンの遺言の内容を確かめる為と、その遺言書の中に書かれてあった女性と会うためでした。
そのオフィスに行くと、クレアがいました。クレアの名前は知っていましたが、何故彼女がここにいるのかジャックには、その理由が判りません。
クレアの口から" 彼は私の父でもありますから"と聞かされ、目の前にいる若い妊婦が、自分の腹違いの妹であるということを、ジャックはそこで初めて知りました。
そこに病院から緊急手術の電話がありました。ジャックは、すぐに病院に戻ることになりました。






現代の島にいるジャックは船上から島を見つめていました。
ソーヤーがフランクに、向こうの島に着いてからの計画をフランクに話しています。
ソーヤー ウッドモアに物腰やわらかく、入るんだ。潜水艦に飛び込む隙を手に入れるまではね。
それから、誰かの頭に銃を突きつけて、家に連れて帰らせる。
フランクはそれはいい考えだみたいな事を言いますが・・・
それから、ソーヤーはボートの操縦をケイトに任せて、ジャックと話をします。
ソーヤー 来ないと思ってた。結果、みんな来れてよかったよ。
ジャック これが正しいとは思えないんだ。
ソーヤー 何が正しくないんだ?
ジャック 島から出ることさ。






ソーヤー 何故なら、前回島から出た時、自分の一部が抜け落ちたみたいだった。
ソーヤー そのための薬はあるさ。
ジャック そして、あのロックは俺たちに島から出て行ってもらいたい。
ひょっとしたら、あいつは俺達に残られるのを恐れているのかもしれない。
その言葉にソーヤーはカチンときます。
ソーヤー 俺のボートから降りろ。
ジャック 何だって?
ソーヤー 今、選択肢ができたんだろ。そっちを選べ。
俺達といたいか。その気違いじみた話を独り言で話すか。それか海に飛び込むかだ。
ジャック ジェームス、これは間違いだ。島と俺達の関係はまだ済んでいないんだ。
ソーヤー ああ、でも俺のは済んだ。もし、お前がその妄信を受け入れたいなら、そうするがいいさ。
ジャック、ボートから降りろ。
ジャック ジュリエットを死なせてしまって、悪かった。
そうソーヤーに言うと、ジャックは海に飛び込みました。






ボートから飛び降りて、一人泳いでいくジャックを見て驚いたケイトは、ジャックを連れ戻そうと引き返そうとしますが、ソーヤーは・・
" 戻ることは終わりだ、ケイト"と、ジャックを追うことを許しませんでした。
●2004年のサンがいる病室
2004年にいるサンは、ようやく目が覚めました。そばにはジンがいます。
サン 何があったの?
ジン 君は撃たれたんだ。もう大丈夫だよ。赤ちゃんも無事だ。もう終わったんだ。
ジンはサンのおでこにキスをしました。
ジャックがクレアとの面会中に呼び出された手術はロックの執刀でした。
しかし、ジャックは手術台の上にいた人物の顔を見て、その時初めて、それがロス空港で会ったロックであるということを知りました。 そして、スタッフたちに言いました・・
" 彼を知っている"






●2007年本島に戻ったジャック
ジャックは泳いで元の島にたどり着いていました。
暗黒ロックとアザーズの生き残りの者たちがジャックを迎えていました。
その頃、ソーヤーたちもハイドラ島近くにボートを海上に停泊させ、そこから泳いで島に到着していたところでした。
ところが、到着早々にウッドモアの部下たちに取り囲まれて、手を上げるように命令されます。
ウッドモアチームの中にジンがいます。サンは、ジンの姿を見つけると、走っていきます。
ようやく会えたサンとジン。二人は抱き合って再会を喜び合います。
サン 愛してるわ。
ジン 俺も愛してるよ。
サンの声は韓国語ではなく、英語です。フランクが言います。
" 声が戻った奴がいるようだな"






そんな喜びも、つかの間でした。
ウッドモア№2のゾーイは、更にソーヤーたちに銃を向け、ひざまづけと命令しました。
ソーヤー 取引があるはずだ
ゾーイ 取引は終わりよ!
そして無線を手に取り、ウッドモアの指示をあおぎます。
ゾーイ 捕らえました。もし、ロックが視界に入ったら、いつでも点火して
本島にいる暗黒たちがいる場所に爆撃が近づく音がします。その音に気づいたジャックは"逃げろ!"と言った瞬間、その爆撃でジャックも吹き飛ばされました。
飛ばされて砂浜に叩きつけられたジャックは、朦朧とした意識の中で暗黒ロックが走ってくるのが見えました。
暗黒はすぐさまジャックを肩に担いで、安全な場所に避難します。
意識が朦朧しているジャックに暗黒はこう言います。
" 心配しないで、大丈夫だ。今、君は私と共にいる"
エピソード13" The Last Recruit"ここで終了






予定としては、昨日(4/27)にアップする予定でしたが、余りにも濃いエピソードだったので、いろいろと手間取りました。
ようやくというか、やっとサンとジンが合えましたね。
前シーズンでは、同じ島にいるというのに、タイムスリップでジンが1977年の時代にいる為に、" ずっと合えない二人"になっていました。
しかし、会ってすぐに離れ離れになりそうな気がします。ジンはウッドモア側で、サンはソーヤー側で、囚われ人になりそうですね。
それとも、ジンがウッドモアに協力する代わりにサンの解放を要求するかも、です。






それにしても、ソーヤーの計画は穴だらけです。
自分が" 詐欺師"であることをウッドモア、暗黒共に見越しているいうことを、すっかり忘れていたようです。
相棒のケイトあたりが、" そんなにうまくいかないわよ"と言ってもよさそうなもんでしたが・・
忘れていけないのが、暗黒側にはサイードという強力な駒が残っていて・・・もう一組。
ジャックたちと別れた、リチャード、ベン、マイルズがいるいうこです。
但し、リチャードがソーヤーたちを助けるとは思いにくいですね。あの暗黒をこの島から出さないことを目的としたならば、ウッドモア側につくような気がします。
それに、ハイドラ島は、ベンが育った、勝手知ったる我家も同然ですから、地理的にはベンが一番精通していますよね。






次週、別動隊のリチャード一行がどんな動きをするのか、そこが一番興味深いですね。
過去と現代でも、ジャックとクレアが兄妹の名乗りをあげて・・
2004年ではケイトとサイードが警察に捕まり・・
白昼のひき逃げ犯のデズモンドは何をしようというのか?






こんな展開、ヤバ過ぎますっ!
早く、次のエピソード14が見たくて仕方ありません!
しかし、残念なことに、一週休みです!
次のEP14"The Candidate" の放送は5/4です。
いい機会だから、その間に何本か違う作品をアップします。
