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櫻の園 -さくらのその-前編
2009/04/03
23:28/Fri

遂に、桜満開のシーズン到来ですねっ!桜といえば、この映画ですっ!
映画の中に桜のシーンが随所に出てきますから、花見をしているような気分になれる映画ですよ。
やはり日本人にとっては、桜は特別な思い入れがありますからね。一時期にパッと咲いて、パッと散ってしまう、その儚さが心をくすぐるのでしょうね。
この映画もかなり思い入れが強いので、写真が膨大な量になってしまいましたので、また前・後編に分けます。
新作映画ですから、ラストのネタバレは絶対にしませんよぉ~
この映画も、桜が咲くこの時期に公開だったら、興行的に少し違っていたかも・・・
昨年の11月8日に公開されましたが、ものの見事にコケてしまいましたからね。




メインの丸の内ピカデリーでは、早々に二週間で打ち切りになり、新宿ピカデリーでは一応4週間上映されましたが、それも一日二回だけの上映でした。
製作サイドとしては、目標興行収入15億、スピンオフも目論んでいたのに、結果は興行収入5千万にも届かない惨憺たる結果に終わりました。
多分、これはDVDで見ればいいや!って思われちゃったんでしょうね。
テレビ朝日も製作に絡んでいて、出演者の地方キャンペーンとか精力的にやっていたのに、残念な結果に終わっちゃいましたね。




個人的には、10年に一度、というくらいマイ・ベストムービーになりました。
ただ、この映画、見るまでは全く期待してなかったんですよ。
監督は、あの中原俊だし、また淡々とした学園ドラマ的な映画になってるんだろうなぐらいにしか、思ってなかったですからね。
ところが、見てみると、これが中原俊らしからぬ、実にメリハリのついた躍動感ある展開でラストまで引っ張っていくんですよ。
この映画ほど、見る前と見た後の印象が違う映画も珍しいですね。




この映画、前作がありまして1990年に公開された「櫻の園」は、翌年の映画賞16冠に輝くという総ナメ状態でした。
監督は、今回と同じ、中原俊です。
脚本は1990年が、じんのひろあき、で2008年は関えり子が担当しています。
つまりは、同じ監督でリメイクしたわけですね。
2008年度版も、最初はじんのひろあきに脚本を依頼して、途中で関えり香に代わったそうです。
前作がいいという人もいると思いますが、個人的には今回の2008年版が好きですね。




前作は、公開当時に新宿南口にあったシネマアルゴ新宿で見ました。映画賞を独占してからは拡大ロードショーになりましたが、それまでは新宿一館だけの単館公開だったと思います。
当時ヒットしたといっても、その映画館自体が、席が150席程度の狭いキャパでしたから、そんな大きな興行成績にはなりませんでした。




19年振りかで前作も見直しましたが、う~んどうでしょう?
前作好きな人には申し訳ないけど、当時からそんなにいいとは思っていませんでした。
ビジュアル的には2008年版の方がいい ような気がします。
前作と今回の新作では、似ている部分もありますね。
ただ、前作は演劇「櫻の園」を上演するまでの二日間を描いたのに対して、今回のは「櫻の園」を上演できるかという所に焦点を合わせた話の流れになっています。
前作はちょっと時間の流れが余りにもゆっくりで、そこがいかにも中原俊らしいですね。
やはり、前作の櫻の園は、時代の流れを感じてしまいました。




今回の新作の方が出演者も、グレードアップしています!まあ、それはあくまでも個人的好みでしかありませんが・・・
福田沙紀、杏(あん)、寺島咲、大島優子、はねゆり、武井咲(えみ)。
この五人の主要メンバーに加えて、米倉涼子、菊川怜、上戸彩、柳下大、京野ことみ、大杉蓮、富司純子、が出演しています。
前作の出演者は、中島ひろ子、つきみみほ、白島靖子でしたから、前作も今回も、飛び抜けた子はいないですね。
アイドル映画と勘違いしてしまいそうですが、内容的にはちょっと違います。
出演者をAKB48で固めてしまえば、完璧アイドル映画ですが、企画・製作がオスカーで、それは有り得ないですからね。
この映画に、一人(大島優子)だけ、AKB48のメンバーで、主要キャストで出ています。




もともと、オスカーが企画した作品ですから、所属タレントが大挙して出るのは、いた仕方ないことです。
上戸彩のライブシーンにエキストラで出ている女の子たちもオスカーのモデルの子でした。
完成試写会で後ろに座っていたスタイルのいいモデルの子が、上戸彩のライブシーンに出ていましたからね。
この映画を初めて見たのは、去年の暑い夏の日の新宿ピカデリーの完成試写会でした。
オスカープロの社長が、所属のモデル美女軍団を引き連れて来場していました。
出演者の舞台挨拶もありましたが、夏真っ盛りということで、みんな浴衣姿で登場でした。
ああ・・映画の中の櫻華学園の制服じゃなくて、実に・・・残念でした。




その時の試写では、杏だけが来てませんでした。
その子は、渡辺謙の娘です。今年の大河の「天地人」で昔、父親が演じた伊達政宗(天地人では、松田龍平)の奥方・愛姫役で出演するらしいです。
モデルやっているだけに、背が高くて髪の長い子が、杏(あん)ですから、すぐわかりますよ。
もしかしたら、この映画の中で一番印象に残る子、かもしれません。




個人的には、この映画で一年生のみずたまを演じた武井咲が最近のお気に入り若手女優です。
さきと書いてえみ、と読むのでご注意を。
その武井咲は、この映画を撮影時は、まだ14歳の中学生でしたが、今年の春からやっと高校生になり、映画の中のみずたまの歳に追いついてきましたね。
ちなみに、武井咲の演じた水田真紀を、みずたまを呼んだのは映画の中で小笠原葵を演じた杏ですけどね。




一部の人では、この映画をオスカーのプロモーションビデオといつた厳しい意見もありますが、決してそんなことはない!と思いますよ。
また、それを語り始めたら、更に長くなりますので、それは後編に回します。
まあ、好みは人それぞれですけどね・・
花見をする気分で、騙されたと思って、興味のある方はレンタルとかでご覧になってみて下さい。







櫻の園-さくらのその-後編
2009/04/05
01:29/Sun





その一瞬が永遠に変わる!
これは、予告編の最後に流れる映画の宣伝コピーですが、桜という花そのものが一瞬の輝きでしかないですね。
一年通して、咲いてくれる花ではない。
それが日本人が桜を愛して止まない理由なのではないでしょうか。
まるで人の一生の短い花を咲かせているような・・・
青春時代、なんて背中が痒くなるような、こそばゆい言葉。
でも、確かにそんな時期は、老いて朽ち果てていくだけの残りの人生にも、確かにあったシーズンなんですよね。




さて、映画をします。
演奏会でメチャクチャなバイオリンを弾いてしまった、主人公・結城桃(福田沙紀)。
担当の音楽教師(米倉涼子)に、手厳しいことを言われてキレてしまい、バイオリニストになる夢を簡単に諦めてしまいます。
これからの人生の方が長いですから。
うん、確かにそうですねぇ~
それから、お嬢様名門校として有名な櫻華学園に編入します。
同じクラスになった優等生の赤星(寺島咲)に学校に案内してもらってるうちに、もうすぐ取り壊しのなる旧校舎を見つけます。




好奇心旺盛な桃は、早速その開かずの間と呼ばれている旧校舎に入り、そこで一冊の運劇の台本を見つけます。
それが、チェーホフの櫻の園。
その台本を読んでいくうちに、すっかり虜になってしまった桃は、友達になった美登里(大島優子)、奈々美(はねゆり)、葵(杏)らにも見せてるうちに、担任の坂野(菊川怜)に顧問になってくれように頼みに行きます。
ところが、坂野先生には、それは学校が許可しないとあっさりと却下されてしまいます。
元々は、その櫻の園は創立記念日に上演するのが櫻華学園の伝統でもあったのですが・・
それでも諦め切れない桃は、学校で上演できなければ、他の場所で決行を決意し部員を集めていきます。




偶然、街で再会した幼な馴染みのシュウ(柳下大)に頼み込んで、ライブハウスでやることに決まります。
もう、お前だけの櫻の園じゃねぇぞ。
いつしか、桃がやり始めた桜の園は、桃だけのものだけではなく、様々な人を巻き込んで一人歩きを始めてました。
部員も集まり、軌道に乗り始めた時、美登里(みどり)が妊娠したかも、と言い出し、ひと騒騒動になりす。
かつて、櫻華学園演劇部には、11年前にも同じ事件があり、部員の一人の妊娠が学校側に発覚し、櫻の園は上演中止。
それに怒った部員全員が学校側に抗議して部室に立てこもったために演劇部は廃部となり・・・
張本人の妊娠した子は責任を感じて自殺してしまいました。そんな悲しい事件がありました。
以来、櫻の園は11年間、櫻華学園では封印されてきました。




その時の当事者に、桃の姉・結城杏(京野ことみ)と、担任の坂野先生がいました。
美登里の妊娠は勘違いでしたが、櫻の園のライブハウスで上演予定が学校側に発覚!
桃は教頭(富司純子)に呼び出されて、謹慎処分になります。
果たして、彼女たちの櫻の園は上演できるのか!?




映画のストーリーはだいたいこんな感じですね。
まあ、先は読めてますけどね。途中、反対していた菊川怜の担任教師が、生徒たちが団結して打ち込む姿見て、途中から鬼コーチに変身してしまいます。
あなたたち、そんなにやりたいなら、トコトンまでやりなさい。
坂野先生は、教え子にかつての自分を見たのでしょうね。
そんな厳しくも、優しい眼差しで徹底指導している坂野先生役の菊川怜の目がすごくいいいですね。
そして坂野先生、女・金八先生のように、進退かけて、学校に櫻の園を上演させてくれるように掛け合います。
なんか熱血青春映画?




いえいえ、監督は中原俊ですもの。そんな風には撮りませんよ。肩透しの映画監督ですからね。
ラストは、いかにも中原俊監督らしい終わり方をしますよ。
それに、福田沙紀もそんな熱血少女のキャラじゃありせんしね。
言い出しっぺのくせに、壁があるとさっさと放り出そうとします。
最初は演劇に全く興味すらなかった、同じクラスの優等生の赤星が涙ながらに桃に頼んてきます。




お稽古のあとのお水が、あんなにおいしいなんて・・
櫻の園に出合ったことで、夢中になれることに出会えたのは、この優等生・赤星も同じでした。
たった一杯の水を美味しいと思える瞬間を生まれて初めて感じれたその充実感。だから・・
今、やるしかないの。後悔したくないの。諦めたくないの。
みんなで櫻の園、やりたいの。
涙ながらに、寺島咲が福田沙紀に切々と懇願するシーンで、何かジーンときて、見ているこちらも涙出てきました。
若いうちだけですよ。自分のやりたいことにガーツと突き進んでける情熱があるのはね・・




11年前、直前になって、櫻の園を中止にされた桃の姉・杏(あんず・京野ことみ)の台詞で、印象的なものがありました。
桜を見るたびに思い出すの。あの時の死ぬほど口惜しかった思い・・・
あの頃は・・・二度と戻らないわ。
若い頃なんて自分が何をやりたいかなんて一番わからない時です。
何かに夢中なっている熱い青春、なんて今どきコメディーでしか使わない。
けれど、そんな何かに一生懸命になれることは無駄ではなく・・
それは、とてもステキなことです。
この映画見ていたら、若い頃の後先なん考えないで、突っ走ってた自分の若い頃を思い出しました。




興行的に失敗しようが、映画賞に無視されようが、そんなのはどうだっていいです。
映画は見る人によって評価が分かれるもの。
だから、他人の評価なんてものは気にしないで、自分がいいと思ったら、それを愛すればいい。
自分だけの宝物の映画。
それは、やはりその人だけにしか、わからないもの、なのかもしれません。
ラストのエンドロールに流れるスピッツの主題歌「若葉」が、まるで春の風のように、心地よく心を温めて、春の余韻を残していきます。




桜に限らず、花はやがて枯れるからこそ美しい。
だから、その一瞬の美しい時を切り取って、記憶の中に留めておきたいと思うのでしょうか。
もう一度、人生に恋してみよう。
これは、Shall we ダンス?の有名なキャッチコピーですが、この櫻の園も、そんな気分にさせてくれる映画でした。
この映画で、春を感じて下さい。




LOST Season5 Episode11 "Whatever Happened, Happened"
2009/04/09
22:55/Thu




未来は変わってしまうのか!?
シーズン5も、いよいよ佳境に入ってきました!
シーズン5は全17話だそうで、残すところ6つのエピソードになってきましたね。
前のシーズン4は、アメリカの脚本家のストの影響で、アメリカのドラマは、軒並みエピソードが短縮されてましたが、今回は関係ないですからね。
このLOST Season5に関しては、完全ネタバレになってますから、先を一切知りたくない人はこの先を進まないで下さい!
見る前から、先なんて知りたくない、はボクも同じですけど、このドラマシリーズだけは、書かないと前に進まないので、ご容赦下さい。




さて、今回は一枚のかわいいベイビーの写真から始まります。
誰の子供?と思ったら、なんと!ソーヤの愛娘だったんですね。でも、この子、ケイトやジュリエットとは一切関係ない子供ですよ。
シーズン4の終わりで、ヘリが重量オーバーでデブチンのハーリーが飛び込めば、一気に軽くなるのに、ソーヤが男気出して海に飛び込んでいくシーンありましたね。
その前にケイトにキスをして、
頼んだぞ、そばかす。
これ、てっきりアーロンのことかと思ったら、島を出る前に付き合っていた彼女とその間の、生まれたばかりの自分の娘のことだったんですね。




ところで、サイードに撃たれて瀕死の重症を追ったベン少年のその後です。
ベンは、少年時代から悪運が強いのか、サイードに投げ飛ばされて失神したジンがすぐに目を醒ましたため、すぐに運ばれて、ジュリエットの治療を受けます。
しかし、当然ジャック先生が何とかしてくれるだろうと思ってたのに・・・
゛一度目は奴を救った。二度は救わない゛
とあっさり拒否されてしまいます。




そういえば、ジャックはシーズン3でベン側に囚われの身となり、ベンの手術を執刀してベンの命を救っていましたね。
その代わり、潜水艦で島から出してもらうのが交換状態で、島から出る予定の直前、その潜水艦をロックが爆破してしまいましたからね。
ケイトやソーヤは、何とかして少年ベンを救いたいと手を尽くしますが、ジャックだけは冷ややかです。
今そこに息絶え絶えのベンは、あの大人になって悪魔に魂を売り渡したモンスターではなく、囚人サイードに毎回手作りのサンドイッチを差し入れた、まだ純真で、優しい少年なのです。




また、囚人サイードが脱走してベン少年を撃ったことで、ジャックたち新参者は脱走を幇助したのではないかと嫌疑をかけられ、部屋に監禁させられます。
それも、ソーヤの発案で、ジャックたちを部屋から一歩も出すなという指示です。
もしも、少年ベンが死ぬようなことがあったら、大人のベンも当然消えていなくなります。
そこで、繰り広げられたハーリーとマイルズのやり取りが面白かったですね。
ハーリーは、少年ベンが死ねば、自分たちはこの島に存在しなくなるから、自分たちは消えてしまうと心配しています。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でもそんな場面がありました。
マイケル・J・フォックスが自分が生まれる前の父と母が付き合う時代にタイムスリップして、二人が結婚しないと、自分が存在しなくなるから、危うく消えそうになりますよね。




ハーリーはそのことを心配していますが、自分の存在自体が消えてしまうことは、有り得ないですからね。
ベンは、815便の生存者とは、誰一人として血縁関係にないのですから・・
マイルズは顔に似合わず(?)意外と論理的な捉え方をしています。
過去としての結果は何も変わらない。
つまりは、例え最悪のケースがあったとしても、何処かで軌道修正するはずだ、という考え方のようです。




しかし、よく考えてみると、シーズン2では、サイードが正体不明のベンを拷問していますが、あの時のベンは、サイードと初めて会ったわけですよね。
それが、タイムスリップして過去に遡り、子供の頃のサイードに会い、殺されかけたのです。それって追加記憶されるんでしょうか。




ハーリーじゃないけど、混乱しそうです。
今回のフラッシュバックは、主にケイト中心ですね。
島から戻ってきて、赤ん坊のアーロンを連れて、ソーヤに頼まれた元カノのキャシディーに墜落の賠償金を渡します。
ケイトはキャシディーに、ソーヤと一緒に戻らなかったことや、ソーヤとの関係を訊ねられます。
そのキャシディーに、゛あなたは私が彼に棄てられた時と同じ顔をしてるわ゛とソーヤとうまくいってないことを見破られてしまいます。




そのケイト。アーロンを誰に預けて島に戻ってきたかと思えば、クレアの母親でした。
ただ、クレアの母親はその時初めて、孫のアーロンの存在を知らされました。
娘クレアはあの墜落事故で死んだと思っていましたから、島で子供を生んだことも知りませんでした。
ケイトに付きまとって、アーロンを引き渡すように再三現れた弁護士は、クレアの母が依頼したのではなく、あのベンが影でやってきたことですから。
確かにこの世で一番アーロンを大事にしてくれる、血のつながった祖母に預けるというか、返すのは一番安心ですが・・・
それはアーロンと二度と一緒に暮らせない、ということになりますね。
今やアーロンは、ケイトにとって、血はつながらなくても、かけがえのない゛家族゛なのです。
ケイトにとって、人生最大の苦渋の決断です。




ケイトが島に戻ってきた目的は、アーロンを置き去りにして、突然姿を消したクレアを探し出すことのようです。
瀕死のベン少年の治療を拒否したジャックを説得するのを諦めたケイトは、あるところに行ってベンを助けてもらおうとします。
そこは、アザース。
ダーマと敵対しているところなら、きっとベンを助けてくれるに違いない、と・・・
途中ソーヤも追ってきて、ケイトに協力してベンを運んでくれます。
ジャングルの中に入り、やはりアザーズに囲まれるケイトとソーヤ。




やはり、あの人が出てきました。
リチャード・アルパート。
ロックが1954年に会って、1977年でも23年の歳月が流れているというのに、相変わらず彼はひとつも歳を取っていません。
その瀕死の少年が、ベンジャミン・ライナスと知って、預かり消えていきます。アルパートは知っているのです。その少年がやがて、敵対しているダーマを滅ぼす人物だということを・・・




そして、現代の2008年。
昏睡状態の大人のベンがようやく意識を取り戻します。
やっぱり、そういうオチだったのね!
ベンが死んだら、このシリーズ終わっちゃいますからねぇ~


現世にようこそ、ベン。
ベンの目の前にいたのは、蘇生したロック!
そもそもロックを殺した張本人はベンなのですっ!
遂にシーズン5は、怒涛の展開で、逃亡したサイードは何処に・・サンはいつジンに会えるのか・・
大きな謎は渦を巻いて、我々を待ち構えています!


レッドクリフ PARTⅡ―未来への最終決戦―前編
2009/04/12
15:48/Sun

赤壁燃ゆ!!曹操の野望は、ここに潰えるのか!
PARTⅡは金曜が公開初日だったみたいですね。何で金曜初日だっんでしょうね。
平日公開より、土曜公開のの方が、確実に動員がいいはずなのに・・初日にどれだけ入ったか、それが興行成績を推移する目安にもなりまかからねぇ~
さて、元々このレッドクリフという映画は前後編なく、一本の映画だつたようですね。
上映時間があまりにも長すぎたために、興行側からの二本映画に編集するように監督のジョン・ウーに要請して、泣いて分けたようですね。
日本公開のレッドクリフにPARTⅠの付け加えられたのは、それこそ公開一週間前ぐらいだつたと想います。
何せPARTⅠは赤壁となっているのに、赤壁の戦いは、一度も出てこないまま、前哨戦で終わるのですから。




三国志には、泣いて馬謖(ばしょく)を斬る、という有名な諺がありますが、
ジョン・ウーは、泣いて(?)二本の映画にしたんですね。
確かにそうでもしないと、PART1が二時半半、PART2が二時間15分。この二本を編集して短縮したところで、多分三時間半以上の上映時間になってしまうでしょう。
そんな長尺では、映画館では、一日にたった三回しか回せないですからね。
その場合特別料金で2500円に引き上げざるを得ないでしょう。
それなら、一本の映画を二本に分ければ、興行的には一度で二度おいしい、ですからね。




まあ、ジョン・ウーとしては、黒澤明の「七人の侍」をこの映画のお手本にしているみたいですから、その映画だって3時間27分あるのですから、長尺で何が悪い!というのがジョン・ウーの本音なのではないでしょうか。
このレッドクリフ、どこで黒澤明の「七人の侍」を真似ているのかと思えば、最後のほうで、あの志村喬の有名なセリフを言わせてるんですね。
黒澤明へのオマージュみたいにも感じますが、戦いの規模自体違うのですから、何か無理やりこじつけて言わせたという感じですよ。




七人の侍は、野武士34人を農民が、腹を空かせた浪人武士を雇って迎え撃つというものですから、赤壁のように80万人の大群が襲ってくるのとでは、戦いの規模があまりにも違いすぎます。
それに、七人の侍はフィクションですからね。
赤壁の戦いは三国志の中で、特に有名な激戦で史実として残っていますからね。
この映画で「七人の侍」をやられてもなあ~という感じしますけどね。
今回は、ストーリーはあまり紹介しません。
三国志の中でも余りにも有名な赤壁の戦い、ですからその必要もないでしょう。
それに、いろんなところで特集組まれてますしね。




このレッドクリフ、明らかに女性客を意識してラブロマンス的要素をふんだんに入れてます。
女性は、どうしても歴史の戦記物には敬遠されそうな傾向がありまからね。
今も昔もですが、女性客にソッポ向かれたら、興行的に伸びない、と言われてますからね。
PARTⅠでは、ラブロマンスは周瑜(トニー・レオン)と、小喬(リン・チーリン)が中心でしたが、今回のPARTⅡでは、孫権(チャン・チェン)の妹・尚香(ヴィッキー・チャオ)も重要なキーポイントとして絡んできます。
ただ、尚香の場合、それを恋といえるのかどうか・・・
どちらといえば゛友情゛に近いような気がします。
ただ、兄の密命で曹操軍にスパイとして忍びこみ、そこである男と出合ったたがために、後の赤壁の戦いで悲しい想いをしますね。
その男と出会わなければ、そんな想いもしなかっただろうというような・・




ただ、尚香がもたらした情報は、勝負を左右しかねない重要なキーポイントがありましたね。
曹操の大艦隊にはある重大な欠陥があった!?
それ故に、被害が大きくなり、あんな火だるま状態になって壊滅した。
それが曹操軍大敗の新しい説かどうかは、よくわかりませんが、今回の映画で発見したことでもあります。




キャラに関して言えば、金城武の諸葛孔明は余りにもカッコ良すぎですっ!
どうしても、横山光輝の漫画や今まで映画で描かれたイメージがあるせいですかね。
孔明って頭はキレるけど、目が細いキツネ目の冷やかな男って印象が余りにも強いせいかな。
逆に、関羽と張飛については、余りにもドンピシャ!過ぎるくらです。




曹操は、三国志の中でダークな存在として語り継がれている部分はありましたが、今回の映画ではそうでもないですね。
病に臥せった部下に自らで粥を与えて、国に残した子供たちを思いやるシーンが、すごい印象に残るというか、この映画の中に好きなシーンのひとつでもあります。
この映画での曹操は、決して血も涙もない暴君としては描いてないですね。むしろ、部下を思いやる慈悲深い名君として描いている部分もあります。
勿論、帝国の国王らしく、孔明の策にまんまとしてやられた武将に対しては過酷なまでに非情ですけどね。
横山光輝の漫画が描いている曹操は 徹底悪でしたからね。自分が生き残るためには疲弊した兵士を人柱にしても何とも思わない、という感じでしたから。




さて、当初は一回にまとめるつもりでしたが、写真の点数が多くなって長くなりそうなので、また前・後編に分けます。
腰砕けで申し訳ありませんが、後編は夜にでもアップする予定、です。
もしかしたら、日付が変わっちゃうかもしれませんが、その時はご容赦下さい。
レッドクリフPARTⅡは、どんなラストを迎えるのか!?
それはネタバレしませんよっ!!



レッドクリフ PARTⅡ―未来への最終決戦―後編
2009/04/13
00:47/Mon





真っ赤に燃える曹操軍。果たして曹操の運命はいかに!?
そういえば、三国志のもう一人の主役というば、トップを切って劉備玄徳の名が出てくると思うのですが・・
このレッドクリフについて、横にいるだけの凡将という程度の扱いですね。
劉備玄徳、影薄いですよぉ~
まるで、しょぼくれオヤジですよ、これぢゃあね・・・
おいしいとこは、孔明役の金城武と、周瑜役のトニー・レオンに持ってかれてますねぇ~




レッドクリフという映画は諸葛孔明と周瑜の友情、周瑜と小喬のラブロマンスを軸にしたストーリーにしています。
だから、三国志ファンとしては、かなり不満に残る映画かもしれません。
この赤壁の戦いにしても、最後の史実は曲げてジョン・ウーなりの解釈で終わってますからね。
曹操が命からがら逃亡する、あのエピソードがごっそりと削除されています。
どんな終わり方をしているかは、さすがに言えませんけどね。




小喬が単身、曹操の元に行き、戦闘の中止を懇願するシーンは、この映画によって作られたものてしょうね。
80万もの大軍を率いてる権力者が、一人の女の願いを聞いて撤退するなど、歴史史上例がないですからね。
そんなことをしなくても、勝てば゛戦利品゛として難なく手に入るのですから・・・
小喬は、わざわざ曹操に゛人質゛になりに行ったようなものです。周瑜の子供を身ごもっているというのに・・・




たった一人の女を我が物にしたくて、この戦争を始めた!?
それが女性客を呼ぶためのウリ文句のように、PARTⅠの最後の方でも曹操の側近がそんな台詞を言ってましたね。
これがジョン・ウーが計算した、赤壁の戦いの膨らませ方、だっんでしょうか。
でも、あるべきはずの、ラストにあのエピソードをごっそり削ることはなかったと思いますよ。




それでは、PARTⅠで関羽が単騎で曹操軍に突っ込み、引き上げていく関羽を追撃命令もせずに曹操が見送ったエピソードがまるで活きてこない、ような気がします。
この映画では、関羽は曹操に対して何の恩義も感じてない、憎むべき敵将でしかないですからね。
史実では、関羽に曹操の追撃命令を孔明が出して、追い詰めたもものの、曹操に命乞いされて過去の恩義から、曹操を見逃してますからね。




孔明は、関羽が曹操に過去に恩義あり、曹操を逃がすであろうと承知の上で追討命令を出しています。
張飛なら、何のためらいもなく曹操を討ち果たし、曹操の首を持って帰ってくるであろうが、それでは孔明が提唱した゛天下三分の計゛が崩れてしまう。
これがよく語られた、赤壁の戦いの顛末でしたが、このエピソードがレッドクリフでは、ごっそりと抜けているのです。
黙っているつもりでしたが、あ・・言っちゃいましたね。




だから、どうでしょう!?
三国志知らない人には、単純に楽しめるPARTⅡになっていると思いますが、なまじ知っている人は不満が残るのではないでしょうか。
何せ、ラストで呉と蜀の英傑が揃いも揃って・・・ですからね。(・・の部分を言っちゃうと、完全ネタバレになりますので伏せました)
ジョン・ウーの新解釈とでも言いましょうか、あの終わり方はないだろう!というような結末でしたから・・
う~ん、個人的には納得いかない・・・




メインの赤壁の戦いも、確かに今までの三国志映画の中で一番際立つ迫力あるシーンなのですが、少し予想通り過ぎて、こんなものなのかなという感じは受けました。
どちらかというと、PARTⅠのようにいろんな陣形が出てきて、それを孔明の采配で崩していく戦闘シーンの方が綿密に描かれていて、面白かったですね。




むしろ赤壁の戦い前哨戦を描いたPARTⅠの方が好きかな。
本来は逆になんなきゃいけないんですけどねぇ~
まあ、それなりに見所のあるPARTⅡであることは間違いない、です。




最後にトニー・レオンの周瑜が言い放つ・・
勝者などいない。
何、言ってんのぉ~完全勝利以外の何物でもないぢゃない!?
ジョン・ウーは、何を持ってして、あの七人の侍の志村喬の名台詞を、言葉を変えて再現したかったのだろう。
゛また負け戦だった。勝ったのはわしらではない。百姓たちだ゛
この志村喬の名台詞を・・・
う~ん、口直しというわけでもないけど、何か七人の侍を見直したくなりました。
一本の映画を二つに分けたことで、後半が散漫になった印象です。
決してつまらなくはない。だけど、何かが足りない超大作になりましたね。



LOST Season5 Episode12 "Dead is Dead"
2009/04/16
23:23/Thu




LOSTが遂に、ホラードラマになってきたーーっ!!
まあ、思い起こせば、始まった当初からそんな感じでスタートしたドラマでしたね。
ただ、シャーロットが最後に遺した言葉。
゛ここは死後の世界よ゛
その言葉が信憑性、というより現実味を帯びた展開になってきました。
そうです。ここは死者が蘇る゛死後の島゛なのです・・・
下にスクロールすると、重要なネタバレが待っていますので、先を知りたいない方はここで、゛さよなら゛して下さい。




少年はやがて大人になり、そして・・
このエピソード12は、少年ベンが青年が大人になる過程で味わったことが、それがやがて罪と罰となるといった内容で非常にドラマの行方を示唆する重いものでした。
今回のエピソードは、ジャックが執刀を拒否したことで、負傷したベンを助ける為に、やむなくソーヤとケイトはアザーズに預けた、その後が描かれています。
やはり、ベン少年は助かりました。謎の男、リチャード・アルパートの手によって・・・




少年ベンが助かったことで、大人のベンもようやく意識を取り戻し、生き返ったロックと対面をします。
目の前に死んだはずのロックがいることに、驚きを見せるベン。
ベンは噂には聞いていたようですが、実際に死者が蘇ったのを見るのは初めての体験だそうです。
ロックは不思議なことに、自分を殺したベンに対して、憎悪を抱いているというわけでもなさそうなのが何とも不思議ですね。
生き返ったら、逆に殺してやりたいと思うのが普通のような気がしますけどね。




そればかりか、ロックはベンに協力姿勢を見せて、以前ベンが住んでいた島に一緒に戻ります。
いつにまにかリーダー格になっていたアジラ航空316の乗客・シーザーはそのことに反対しますが、ベンはそのシーザーを簡単に銃で殺害してしまいます。
ボートで、以前住んでいた島にロックと一緒に帰ってきたベンでしたが、既にサンと機長のフランクが先乗りしていました。
そこでサンは生き返ったベンとのご対面となったわけですが・・・
意外とそんなに驚いてはいなかったですね。
サンはベンの死をジャックたちから聞いただけで、実際に遺体となったベンを見たわけではありません。




だから、サンはジャックが嘘をついて自分を騙したと思っています。
サンでなくとも、死者がある島に来たら蘇るなんて、どう考えても、有り得ない話ですからね。
ベン自身も、死者の遺体を島に持ってきたら、死者が蘇ると噂では聞いてはいましたが、それが実際に目のあたりにしたのはロックが初めてのようです。
ロックの遺体を見たのは、ベンを除いたら、仲間の中ではジャック唯一人なはずです。
医師であるジャックは、ロックの検死もしているはずですから、生き返ったロックと対面して一番驚くのは、多分ジャックでしよう。




話は遡って、少年ベンが助かり、青年に成長したベンはアザースのキャンプに入隊しています。
青年ベンいっても、髪が少しふさふさした程度ですけどねぇ~
ある夜、青年ベンはジャングルで気が変になっている女性、ダニエル・ルソーに出会い、その赤ん坊を無理やり強奪します。
それが、ベンの娘になるアレックスです。
アレックスはベンの本当の娘ではなかったんですね。養女のようです。
でも、ケイトにおけるアーロンのように、血のつながりはなくても、赤ん坊の時から育てていれば、当然情が移り、親同然になってしまうのでしょうね。
このエピソード12は、娘アレックスを助けられなかったベンの贖罪がテーマのようです。




ただ、このアレックスの母親、ダニエル・ルソーって、シーズン4で娘と同様に殺されたアレックスの母親と同一人物ですかね?
何か風貌が余りにも違いすぎてませんか(上の写真、参照)・・シーズン4で出てきた、アレックスの母親も、養母なのかなあ?
今回も、過去のフラッシュバックでリチャード・アルパートは至るところで登場します
部下(1954年当時)のチャールズ・ウッドモアは登場する度に、年老いていくというのに、アルパートは一向に変わりません。
このアルパートという人物、いったい何者なのでしょう?
ウッドモアは、ベン少年が重症負ってアザーズのキャンプに運ばれた時や、老人になって遂にベンに島から追放されて潜水艦で護送されていくシーンでは登場します。
でも、その前後のシーンはなしでいきなりですから、どうしてベンに追放されたかは、今のところわからないままです。




また、一度島から出たベンは、殺されたアレックスの復讐になんとペニーを殺そうとします。
よく把握してなかったのですが、あの墜落事件の黒幕で、ベンの娘の殺害命令を出したのは、どうやらペニーの父親だったようですね。
娘アレックスを殺したから、その同じ痛みを味あわせるために娘・ペニーを殺そうとするなんて、いかにもベンらしいですね。


まず、ボード乗り場で、邪魔者のデズモンド目掛けて発砲しますが、デズモンドも運がいいことに買い物途中袋の中の物に当たり一命を取り留めます。
激怒したデズモンドは、ペニーに銃を向けているベンをつかまえ、激しく殴打した上にベンを海に放り込みます。
島に戻る直前、ベンは血だらけになって飛行機に乗り込みますが、誰にやられかと思えば、デズモンドにやられたようですね。




さて、話は現代の2008年のベン、ロック、サンのいる時代に戻ります。
未だに死んだロックが生き返ったことを信じられないサン。 それは、ベンも同じでした。今、そこにいるロックは亡霊でもなんでもなく、まさしく生き返ったロックなのです。
死者は死者だ。サンにそう語り、ベンが以前と変わらない姿で今ここにいることが、゛生き地獄のように恐ろしい゛そうです。
サンと同行していた、機長のフランクはベンたちと一緒に行動することを拒否しますが、サンはジンに会いたくて島に戻ってきたのですかせ、今更戻りするつもりはありません。
実際、そのロックを殺した張本人のベンですら、ロックが本当に生き返るとは、予想外の出来事だったようです。




しかし、今ベンたちとジンたちとでは存在する時代が違いますが、勝手知ったる我が家に帰ったベンには、ジンに会う方法があるようです。
なにやら仕掛けのある部屋を開けると、そこには穴のようなものがあり、水を抜くと大きな入り口が見えてきました。
灯りを照らしながら、一人降りてみるベン。そこには・・・
かつて救えなかった娘・アレックスが殺されるときのシーンがベンの前にフラッシュされて・・・




パパ・・・暗闇の中から現れたのは、幻ではなく・・・死んだはずの娘・アレックス。
出たーーーーっ!!
このアレックスは、まさしく、お化けでしょう・・・・それともロックのように生き返ったのか・・・
二度と会うが出来なくなったはずの娘に会ったベンは、゛すべて自分のせいだ゛とアレックスに謝りますが・・
アレックスは父・ベンに詰め寄り警告します。




ジョンを殺すつもりなのは知っている。もし、そんな素振りを見せたら、私は追い詰め叩きつぶす!
誓いなさい!彼に従うと!そうベンに言い残し、アレックスはふたたび闇に消えていきました。 もう、そこにいるのはかつてのアレックスではない・・・ようです。


う~ん、これをホラーといわずして、何とゆうのか・・・
まさか、これから死者によるゾンビサバイバル戦争にはならないでしょうけど・・・一体、どういう展開になるのでしょう・・・
私は・・・生かされた。ラストで安否を心配するロックに向かってつぶやくベン。なにやら、愛しき亡き娘との再会に放心状態になっています。
死者が蘇る島は、これからベンたちにどんな裁きをするのか・・先が見えそうで、全く見えない展開になってきました。
果たして、次に蘇るのは誰だ!?



ICHI
2009/04/20
23:20/Mon
LOST Season5 Episode13 "Some Like it Hoth"
2009/04/24
01:54/Fri




次々と死者が蘇る島・・
怒涛の展開を見せた前回と打って変わって、静かな立ち上がりで、エピソード13は、マイルズが主役です。
マイルズなんて、どうでもよくね?
なんて思っていましたが、マイルズは島のある人物と重要な関係があったのです!
それも、1977年の時代でこそ生きてきたエピソードなのです。
LOSTに関しては、完全ネタバレでいくますので、それでも構わない方のみ進んで下さい。




今回のエピソードでは、ある男の少年の回想から始まります。ベンではありません。
マイルズの少年時代でした。
彼は少年の頃から、死者の声を聞くことができる特殊能力を持っていたようです。
知るはずのない、向かいに住む男のアパートのカギの在りかを知り、その扉を開けるとその男の死体が・・・
その男の名前すらも言い当ててしまうマイルズ少年・・・




そして、今マイルズがいる1977年。
モニタールームで、雑誌を読んでいたマイルズにソーヤから連絡が入ります。
今、自分たちがいるフェンス周辺の映像を間違ったフリして消せ、との指示でした。
瀕死のベン少年を敵対するアザースに渡したと、バレたら、かなりまずいことになのますからね。




ソーヤに指示された通りにした後マイルズに、ホレイスがやってきてある物をラジンスキーに届けて、代わりにある物を引き取って来いと依頼されます。
ラジンスキーの元に依頼されて物を届け、代わりにマイルズが引き取ったものは・・・
それは既に死んでいる男の遺体でした。
どうやら、その遺体は逃亡したサイードではなく、マイルズの知らない男でした。
言われた通り、その遺体をホレイスに持っていったところ、それを今度はチャン博士の所に持ってけとの指示を受けます。




そのピェール・チャン博士とは、シーズン3でデズモンドがあのハッチにいた頃、よくビデオに登場していた男です。
それを届けようとしたときに、ハーリーがやってきて自分も昼食のサンドイッチを届けに行くところだから同行させろと強引にマイルズの車に乗り込んできます。
最初は事情を知らないハーリーでしたが、車の中から出る異臭に気付き、車を止めた時に遂にハーリーに遺体を見られてしまいます。
マイルズは、その男の死因を歯の詰め物が脳に突き抜けたとハーリーに説明しますが、どう見ても銃で撃たれたのは明白です。
そして、数回マイルズの過去のフラッシュバックが入ります。




マイルズは父親を知りません。彼が、赤ん坊の時に死んだということです。
寝たきりになった年老いた母親に聞いても、父については多くを語ろうとしません。
マイルズが母に父を埋葬した場所を訊ねても、゛そこは決して行けない場所゛としか答えてはくれません。
でも、その数年後、奇妙な縁でマイルズは゛死者と会話できる能力゛を買われて、ある調査チームに加わり、父がいる場所に来ることができるのですから・・・


それからしばらくして、マイルズの元にナオミが尋ねて来て、ある島に行くから自分のチームに加わることをマイルズに依頼します。
シーズン4でナオミがロックに殺される以前の話です。
ナオミは、マイルズが死者の声を聞けるという特殊能力を聞きづいて、彼をチームに加えようとします。
だから、島に来る前の計画段階でのナオミの過去のフラッシュによる再登場です。
ロックのように、死んだナオミが生き返ったわけではありません。
最初はナオミの依頼を断ったマイルズでしたが、思いもよらない多額褒賞金に心変わりし、その計画にマイルズは乗ります。




さて、話は1977年時代に戻ります。 チャン博士に男の遺体を届けたマイルズがハーリーに衝撃的な告白をします。
あの男は、俺の親父だ・・
ああ!それで、マイルズはこの島とつながっていたのか!!
つまり、自分がタイムスリップしたことで、赤ん坊の時に死んだ父親と会うことができた、ということなのです。




どこでわかったとハーリーに尋ねられて、ここにタイムスリップした三日後にカフェで若い頃の母親と一緒にいるところを見て、わかったそうです。
そうなると、マイルズにとってこの島は生まれ故郷となりますね。
そのマイルズの父親であるチャン博士は、ラジンスキーの所へ連れて行けとマイルズはと父とのドライブとなります。
会話のない゛親子゛に事情を知っているハーリーが、チャン博士に話し掛け、生まれて間もない息子がいる博士の身の上話をします。
何とも奇妙な話ですね。成人した息子の車に、自分が赤ん坊の頃の父親が乗っているとはね・・




しかし、ダーマはやがて全滅します。
そのことをハーリーがマイルズに問い詰めても、マイルズは過去は変えられないと、父に教える気はないようです。
一方で、ソーヤの元に部下のフィルが深夜に一本のビデオテープ持って尋ねてきました。
あの時の犯人が判りました。それは、ラ・フィール、あなたです。
やはりサイードが脱走する前に火を付いたバンがダーマの集落に突っ込んできたのは、ソーヤの仕業、だったのですね。
知られてしまった以上、ソーヤはフィルを殴って気絶させてしまいます。
これでソーヤの立場もかなりヤバくなってきましたね。




また、この1977年は、そのチャン博士の指導の元に島ではある電波塔が建設されいる真っ最中でした。
その建設工事のさなか、鉄筋に刻まれる数字を遠くから見ているだけのハーリーが車から言い当ててしまいます。
何故、分かる?不審がるマイルズにハーリーが答えます。
それが墜落した原因さ。




それにしても、本来主役なはずのジャックの存在が益々影が薄くなってきましたねぇ~
今回のエピソードでは、ジャックはベンの父親が息子がいなくなったことで荒れているシーン、そのことをソーヤに報告するシーンぐらいしか登場しなかったですね。
このシーズン5に関しては、エピソードごとに主役が変わってます。
今回のエピソードでは、もう一人のダークな主役、ベンが一度も登場しなかったですから、ちょっと拍子抜けでした。




1977年といえば、スター・ウォーズの第一作が公開された年でしたね。
ハーリーがそのスター・ウォーズの大ファンという設定で第二作の帝国の逆襲を200回見ているそうです。
ハーリーは、マイルズが父親と会話するのを怖がっているのを見て、その関係をスター・ウォーズのルークとダースベイダーの親子関係を例えて言います。
もっと前向きに父親に向き合え、と・・
そういえば、ボクもスター・ウォーズは何故か、そのハーリーの話に出てきた帝国の逆襲だけを見てませんが、他の五作品(全6部作)は見ています。
その映画も最初は、主人公ルークと、そのルークの父であるタースベイダーは敵対していて、父親によって息子・ルークは片腕を斬り落とされてしまいます。
完結篇の第三作では親子が和解してダースベイダーの死で終わるんでしたっけね。


ハーリーの言葉で背中を押された感じのマイルズは、赤ん坊の頃の自分をあやす父親・チャン博士の姿を見て、目を潤まします。
けっこう、このシーン良かったですね。
タイムスリップして、若い頃の父や母に会うなんて現実には有り得ないですけどね。
まあ、いつの時代でも父と息子の関係なんて時を越えても、あまり変わらない、ということなのかな・・・


マイルズは丁度、その場に居合わせた為、チャン博士に、潜水艦で来る新しい科学者の送迎に父親と同行することになります。
その潜水艦から出てきた人物とは!?
あのシャ-ロットの死を見取った、ダニエル・ファラデー博士でした!
ソーヤやマイルズと離れて、この博士は一体今までどこにいたんだ?


どうなる次週!?と言いたいところですが、一週休み だそうです。
シーズン5は、残すところあと4話分のみとなってきました!
いろんな人物の島との隠された関係が次々と出てくる中、次回はどんな新たな謎解きが待っているのか!?
次のエピソードを待つ、この二週間は長く感じられる、かもです。



フレフレ少女
2009/04/27
22:34/Mon

行けーーーーーーっ!!
白球は飛ぶ、ガッキーの夢をのせて・・・
そこにありえない奇跡は、起こるのか!?




今、一番輝いているアイドル女優・新垣結衣ことガッキーの青春ラブコメ映画ですっ!
昨年の10月に公開されて大ヒット!?と言いたいところですが、この映画も興行成績では、「櫻の園」とほぼ同レベルのお客が入らなくて、大コケしちゃってましたねぇ~
配給は松竹で、前年東宝で同じガッキー主演の「恋空」が40億円の大ヒットしたもんだら、二匹目のドジョウを狙ったんですが、二匹目はいなかったという残念!な結果に終わりました。
ガッキーが学ラン着て、野球部の応援団長やるというので、それなりに話題になった映画でしたけどね。




この映画が公開された頃は、丁度あの「おくりびと」も公開されていた時期で、フレフレ少女と次の櫻の園が記録敵な不入りをしても、その不足分を、おくりびとの米アカデミー賞の外国語映画賞の快挙で、松竹は取り戻せましたね
そのおかげで、おくりびとをムーブオーバーして稼げたのですから、松竹としては結果オーライでしょう。
おくりびとがなければ、昨年の松竹は東映と肩並べてボロボロでしたでしょうけどねぇ~




監督は渡辺謙作。2003年に寺島しのぶが初ヌードになって話題になった、赤目四十八瀧心中未遂を撮ってた監督です。
脚本は橋本裕志。出演は、新垣結衣 、 永山絢斗 、 柄本時生 、 斎藤嘉樹 、 染谷将太 、 内藤剛志 上映時間 1時間54分。




この映画、良くも悪くも(?)ガッキーのアイドル映画、ですよ。
そう思えば、そんな大きな期待をしないで見るでしょ?
作品としても、ちょっと残念な出来でしたね。大きな期待は元々してなかったけど、コメディーにもなってなければ、櫻の園のようなクオリティーの高い青春映画、でもなかったです。
櫻の園、がクオリティー高いかどうかも、見る人次第なので、評価は賛否両論だと思いますけどね。




ストーリーは、文学少女の百山桃子(新垣結衣)がある日野球部の球が頭に直撃、そこで介抱してくれた野球部員に恋をして、潰れかけの応援団に入り応援団長になってしまうというものです。
まあ、そこから青春ドラマにありがちな、失恋や挫折をしながらも、ひとつの目標に向かって一致団結、という実にベタベタな展開で進んでいきます。




個人的な好みから言わせてもらえれば・・・
なんでガッキーが学ランなんか着てるんだーーーーっ!!
ガッキーのチアリーダー姿が見たかったぁーーーーっ!!
でも、後半からの学ラン着ての応援はなかなかサマになっていて、ガッキーカッコイイですよっ!
ガッキーはかわいい顔に似合わず(?)に身長ありますからね。(推定168cm)
ガッキーが小さい子なら、やはり応援団長はマスコットになっちゃったでしょうね。
ガッキーが背が高い分、同級生の女の子とのシーンでは、頭ひとつ飛びぬけた感じでしたけど。


セーラー服のスカートの長さに注目してみて下さい。
何故か、ガッキーだけがスカートの丈が長いんです。
他の子は、今ドキJKですよ。別にガッキーの桃子役が男っぽいという設定というわけでもないし・・・
ドラマのマイ・ボスの時の制服のガッキーが一番かわいかった、ですね。




ただ、この手の青春ラブコメだと、男子のエッチな妄想が入ったりするものなんですけどねぇ~
だって、男の部員の中にガッキーみたいな女の子が一人ですよ!
絶対、ガッキーの着替えを覗いたりする男子の一人や二人はフツーのシュチュエーションでは、いますよ。
せんせーのおっぱい、見せて下さいっ!
今、公開中の、おっぱいバレー、みたいな展開が・・・
まるで・・・ないっ!んです。




高校生の男子の頭の中なんて、エッチなことでいっぱいですよっ!
この若い世代から、性欲を抜いたら何んが残るだーーーっ!ってくらいにね・・・
でも、それが正常な若い男の子です。10代のうちから性欲減退、女性の体に興味なかったら、それこそ異常です。




う~ん、だからずいぶんとガッキーに気をつかっている作りなんです。
ガッキーのお風呂シーンは二回ぐらいありますけどねぇ~
それに、女優の方ではガッキー以外に、これといった子を配役してないんですね。
普通は、恋のライバルに、主演女優に次ぐくらいのNo.2の子をキャスティングするんですが、この映画に関しては、ガッキー以外は余りにも微妙過ぎます。




青春映画に挫折は付き物、って前半の展開はちょっとダルいですが、後半からは一気にダーツといきます。
最初、まるでお遊戯だったガッキーたちの応援団も、決勝戦ではビシッビシッと決めて、しっかり゛熱血゛やっています。
その応援のゼスチャーというのは、やはり女の子ぽい振り付けで、いかにもキュートな感じでカッコいいガッキーになっていますよ。




最初から、B級アイドル映画、と思ってみれば、それなりに見れます。 (ガッキーはAランクですけどね)
昔の漫画を実写化したドカベンや野球狂の詩なんて、もっとひどい出来だけど、それはそれで面白いって部分はありますからね。
ICHI同様、映画は主演女優が魅力的なら、それで見れるんですっ!




やはり見せ場は、ガッキーの心から振り絞った叫びにも似た応援シーンです。
心の底から伝えてほしい!
人の力を櫻木にハーツ!ハーツ!ハーツ!GO!
ガッキーたちの熱い思いを乗せて、白球が外野スタンドめがけてへ飛ぶ。
果たして、有り得ない奇跡は、櫻木高校に起こるのか!?




やはり、ガッキーはスマイルが一番似合う、ステキな女優さんです。
ガッキーの素顔のちょい暗めのキャラは、女優が開花する時のステータスのようなものです。
ガッキーがこれから、どんな女優さんになってくれるか楽しみです。
心が少し疲れた時に見たら、少し元気になる映画、かもしれませんよ。




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