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20世紀少年番外篇 平愛梨と金八先生
2009/02/01
22:26/Sun



20世紀少年、第二章・最後の希望は1/31に封切られて、翌2/1は映画千円デーでしたから、劇場はさぞかし賑わったでしょうね。
その前日に短縮編集した第一章をテレビ放送して、観客を煽ってパート2の動員を伸ばす戦略はデスノートで実証済みですからね。
ただ、デスノートの時は映画公開が6月でテレビ放送が後編直前の11月で、劇場公開から正味三ヶ月しか経っていなかったため、業界内からかなりの批判を浴びました。
特にフジテレビの亀山千広プロジューサーは、劇場公開から最低でも半年経たないとテレビ放送してならないとの公約があるそうで、日テレに厳重に抗議したようですね。




それにしても、カンナ役の平愛梨、よく泣く子ですねぇ~
第二章の舞台挨拶で、満員の観客の前で感極まって、泣いたそうですね。隣にいたユースケがハンカチ差し出して、それ片手にスピーチしています。
第一章のDVDの特典映像のインタビューの途中でも泣いてました。オーデション受けてから、事務所から、今後の展開を考え直したいと呼び出されて、てっきり契約解除と勘違いしたらしいです。
だから、このカンナ役が決まるまで、崖っぷちな位置にいたようですね。
事務所行って、オーデションの結果通知開けて、それが合格通知だったから、出てきたのは涙ばかりで、言葉にならなかったそうです。




まあ、女優デビューしたからといって、名前を残せる人は、ほんの一握り。ほとんどの人は、名前の顔も憶えてもらえずに消えていく人の方が圧倒的に多いのですから。
平愛梨にとっても、20世紀少年のカンナ役は、女優としての<最後の希望>だったんですね。




平愛梨に興味を持って、いろいろとググってみたら・・・
えーっ!金八先生に出てたんだあーっ!
平愛梨が金八先生に出ていたのは今から8年前の、2001年の第6シリーズです。上戸彩が出ていたシリーズですね。その第6シリーズは、生徒の中では上戸彩中心のストーリーでした。
デビューこそ違うものの、平愛梨は上戸彩と金八先生第6期同期生ということになりますね。
当時、金八先生に出てた頃の平愛梨は17歳でした。
平愛梨は、見てわかる通り、美少女系の優等生だったと思います。リアルタイムで見ていたわけでなく、後からDVDで見ました。
どちらかというと、ボクは数年前までは金八先生をバカにして、全く見てませんでした。ハマったのは、つい最近の去年放送していた第8シリーズからです。
でも、金八先生って、 ケッコー泣けるドラマですよっ!
このシリーズは、先生と生徒のつながりよりも、友達との絆の方に重点置いていて、押し付けがましいと言われるとそれまでですが、そこが結構感動できたりしますよ。
このドラマ、食わず嫌いの人かなりいると思いますけどね。




金八先生に出ていた平愛梨は、あまり金八先生にを手焼かせない優等生的な生徒役でしたから、そんなには大きく騒動には絡んでなかったような気がします。
このシリーズは上戸彩シリーズでもありましたから、
俺は男だ!ペニスがほしい! これは、上戸彩の台詞で実際にありました。作ってはいないですよ。
性同一性障害。 最近、よくニュースなどでこの性障害が報道されるようになりましたね。
体は女の子なんだけど、心は男の意識で生まれてしまい、自分を男だと思い込み、女の体がイヤで仕方がない。それがその当時の金八先生で上戸彩が演じた、鶴本直、という役でした。




この時の上戸彩の役は、かなり激しい役でした。
男子生徒とグーの殴り合いのケンカしたりとか。そのうち、対立している男子生徒ミッチーから、
アタシが直(上戸彩)をレイプして、妊娠させて、女であることを体で、わからせてやるわっ!
その男子生徒ミッチーは、おねえ系だから女の子言葉になっているんです。でも、仲間の女の子に金八先生にチクられて、結局は何もなしになりましたけどね。




平愛梨も、その上戸彩の第6シリーズに生徒役で出ていましたが、チョイワルグループには加わらない優等生だったので、あまり印象に残らない生徒になってしまいました。
昔から、金八先生で出演した子はブレイクする傾向にありますが、出演していた子が皆この世界に残れるわけでもないですからね。残れるのはごくわずかです。
最近の第8シリーズでは、忽那汐里(くつなしおり)と草刈麻有(草刈正雄の娘)がブレイクしそうな感じですね。
忽那汐里は最近では、ポッキーのCMなどで活躍中です。金八先生の最後の生徒に゛贈る言葉゛では、一番顔をグチャグチャにして泣いてましたね。
平愛梨もよく泣く子ですが、その時の贈る言葉シーンでは忽那汐里ほどはグチャグチャではなかったですけどね。




その金八先生出演後の平愛梨は、CDも出してアイドル路線狙ったようですが、ブレイクしないまま泣かず飛ばずだったようですね。
それが、この20世紀少年のカンナ役でブレイク!したと言ってもいいでしょう。
特に今回の作品は、原作の漫画のイメージが前提にあるから、観客に認めてもらえるか不安だったんでしよう。突然、劇場で起こった゛カンナコール゛に感極まったのも、わかるような気がしますね。
女優デビューしたからといって、名前の残せる人は、ごく僅かです。平愛梨のこれからに期待したいですね。
また一人、気になる若手女優が増えてしまいました。


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蛇にピアス
2009/02/04
01:30/Wed

今回の映画は2004年に芥川賞を受賞した金原ひとみの原作「蛇にピアス」を映画化した作品です。


その年は(2004年)の芥川賞は、「蹴りたい背中」の綿矢りさとの同時受賞でした。両者とも二十歳そこそこの若い女性だったので、当時は結構話題になりましたね。
この映画は去年の9月に公開されました。芥川賞取ってから、4年もの間空いて映画化されたのですから、少し遅い映画化でしたね。
2016年3月25日、画像の一部をBlu-ray版に差し替えました!
それでは、続きは下の追記を読む、から御覧下さい。
LOST Season5 Episode3&4
2009/02/07
04:35/Sat





第三話゛Jaghead゛は、ちょっと理解に苦しむ内容だったので、今回は第4話の゛The Little Prinse゛と合わせて紹介します。
紹介といっても、極力ネタバレは避けたいと思っていますが、話の都合上で避けて通れない部分が出てしまうのは、ご容赦下さい。




といっても、ボク自身が第三話については未だに理解してませんからね。忘れていることも多くて、今更、アザーズって何だっけ?ってな感じで困惑しています。
第三話はデスモンドとペニーの新しい命の誕生から始まります。難産の末に、やっと生まれた男の子は、次のシーンで三歳児になり、船でパパ・デズモンドの昔の島の話をします。
小さな息子には、もう島に戻るつもりはないみたいなことを言いますが、デズモンドは、ジャックたちとは別に、自分に課したある使命があるようですね。
それが何であるかは、まだわかりません。




どうやらシーズン5は、完全にタイムスリップが絡んできてますね!
以前のような過去へのフラッシュバックではありません。島に残されたロックたちが過去に飛んでいるんです。
でも、それは一時的のことだから、尚更始末が悪いです。
これが混乱の元凶ですねぇ~




博識なロックは、自分たちが過去に飛んだことを悟り、確信を持った上で、自分たちを襲った兵士たちのリーダーに丸腰で会いに行きます。
今は何年だ。とロックがそのリーダーに問うと1954年だ。
おいおい!はるか50年以上前の過去にロックたちは飛んだのかいっ?
ロックは顔色も変えずに、その二年後に自分は生まれると、そのリーダーに告げた後、また異変が・・
その直後、シャーロットが原因不明の鼻血を出して倒れ、第三話はここで終わります。




第4話 The Little Price
こちらの4話の方が話は判りやすくて、面白かったですねっ!
このLOSTというドラマ、シーズン4でもみられましたが、必ずしも次の回が前回とつながっているとは限りませんが、四話に限っては、前回からの続きでした。
サブタイトルの゛リトルプリンス゛とあるように、アーロンの争奪戦の様相ですが、まだ前哨戦に過ぎません。
ケイトはすっかりアーロンに情が移ってしまい、クレアから預かったというより、完全にアーロンの母親になってしまっています。




そのアーロンの母親、クレアも久々に登場!
といっても、それは過去のアーロンを島で産むシーンで、ソーヤが見たのですが、それは過去のフラッシュバック、ではなく・・・
ソーヤが一時的に過去にタイムスリップ して見た光景です。
そこには島から出て、いるはずのないケイトがクレアの出産を手伝って、ソーヤの目の前にいたのですから・・・




クレアの母親も出てきて、ケイトはてっきり弁護士がしきりに家を訪ねてくるのは、クレアの母親が孫であるアーロンを取り返そうとして、画策しているのではと疑っていましたが・・・
それは間違いでした。
そういえば、ジャックとクレアは異母兄妹なのですから、アーロンはジャックとって、血のつながつた、可愛い甥っ子になりますね。
その割には、このおぢちゃん薄情で、島から出た後は、あまりアーロンに会いに来ませんし、アーロンと遊ぶシーンもありませんね。
ケイトとは、たまに会っていますが・・




三話では影を潜めたベンがやっぱり、4話では裏で糸を引いてました!
でも、ジャックから意外な言葉が出てきます。
ベンは我々の味方だ。 島を出て初めてベンに会ったサイードやケイトは、ベンに対しては敵意しかありませんけどね。そして、ジンを失った復讐に燃えるサンは・・・
とするとベンは島を消したのではなく、島を過去に飛ばしたということなのかな?
だったら、何故ベン一人だけが、あの後に島から出れたのだろう・・
ロックたちと一緒に島にいていいはずなのに・・




そして、死んだと思っていたあの人が生きていた!
何となくでしたが、予想が的中しちゃいました。誰とは言えません。重要なネタバレですから。
髪型でわかっちゃったら、ごめんなさい、です・・
どんどん新しい展開になって、引き込まれて正味40分はアッという間に過ぎてゆきます。
シーズン5に突入して、LOSTは益々、面白くなってきましたよっ!


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ラブシャッフルにおける野島伸司論
2009/02/09
10:34/Mon





2009年になっても、やはりドラマ冬の時代は変わらないようです。
但し、それはあくまでも視聴率の話で、作品的には幾つかは見るべきものがありますね。
しかし、火曜夜10時日テレの「神の雫」が早くも5%の最低記録だとは・・深夜枠ならともかく、プライムタイムでこれは信じられない数字ですよ!
日テレは早々と、今春からその枠でのドラマ撤退を決めたらしいですね。
この続きは、下の追記を読む、からご覧下さい。
ラブシャッフルその2、心に響く言葉はあるのかいっ!
2009/02/11
07:06/Wed





写真の説明文の確認のために、このドラマを何度も見直してみました。 (マウスを写真に合わすと、その時の役者の台詞を出てくるようにしています)
これはやっぱり野島伸司ならでの作品ですよっ!
かる~いコメディーと思わせといて、やはり野島伸司ならではの゛過去の贖罪゛が見え隠れする名台詞がポンポン出てきます。
いつものような、ドロドロ劇はこれからですよぉ~の・ような気がしますね・・
この続きは下の追記を読む、からどうぞ!
デトロイト・メタル・シティ
2009/02/13
01:03/Fri





僕がしたかったのは・・こんなバンドじゃない!!
続々と映画賞の授賞式の季節ですが、多分この手の映画は対象外!?
でも、それでいいんです。評論家先生たちは昔から、わけ判らない小難しい映画が好きなのです。
それが識者たるゆえんみたいな感じでね。
だから、一応各映画賞は気にはなりますが、はっきり言って何の鑑賞の参考にもならないと思っています。




だから、自分の見たい映画見て、人の評価なんて、どうでもいいと思いますよ。
そもそも映画なんてエンターティーメントでしょ!?
昔の日本映画にはそれが決定的に欠けている作品が多かった。だから、外国映画に興行的にも作品的にも負け続けていた、ような気がします。
それが昨年は、何年かぶりに年間の日本映画の興行成績、外国映画を逆転しましたからね。




ぶっちゃけ、映画は面白ければ、それでいい!じゃないですかねぇ~
昔、日本映画にプログラムピクチャーという、作る前から映画賞を無視したジャンルがあったじゃないですか。とにかく観客を楽しませることに徹した映画がね。
芸術性とか、そんなものはどうだっていいじゃん! そう思いますよ。




なぁ~んか、のっけから作品から離れた関係ない話になっちゃいましたね。
今、「未成年」見ているから、あのドラマのいしだ壱成のように、語りたくなっちゃいました。
簡単に言えば、 この映画は面白い!絶対の太鼓判押せるかっーたら、それはビミョーですけどね・・
こんなお先真っ暗なこんな時代ですからね。だだ 単純に見て笑える。
それだけでも、軋んだ心が緩むような気がします。




それが映画やドラマが持つ、見えない力のような気がします。
この映画の監督は季闘士男。 はじめて名前を聞く監督だったので、ググってみるとテレビのバラェティーの演出から、映画の世界に進出して映画監督になった人らしいですね。
これが映画二作目になるそうです。テレビ朝日で長澤まさみ主演の「ガンジス河でバタフライ」のドラマも監督していますね。




出演は、根岸崇とクラウザーの二役(?)に松山ケンイチ。その恋人・相川由利に加藤ローザ。そのクラウザーをプロジュースする芸能女社長に松雪泰子。その三人がメインで、高橋一生、美波、大蔵孝二がからんでいきます。
上映時間は1時間44分。丁度いい時間ですね。
この原作の若杉公の漫画は一度も見たことがないです。情報がない分、それが返って、面白く見れたのかもしれませんね。
どこが一番面白いかって、やっぱマツケンがクラウザーに変身したら、まるでD.M.Cという悪魔に憑依されたかのように、人格まで変わってしまうとこですね。
というより、素顔がバレないように、わざと悪ぶっているんでしょうね。
それにしても、あのクラウザーのあの声と、歌は本当にマツケンですかね?




声だけだったら、後からアフレコで変えることもできますしねぇ~
マツケンの変身ぶりも凄いですが、そのクラウザーのマネージメントをする芸能女社長が誰だか判らないくらい、松雪泰子の変貌ぶりもなかなかですっ!
松雪泰子から過激でエロい言葉がポンポン出てきます!




アタシのアソコは、ビチャビチャだよ!
そんなんぢゃ、濡れねぇんだよっ!
これ、松雪泰子の台詞です。
この台詞だと、テレビ放送する時、アフレコし直さないと放送できないですねっ!
でも、エロいのは言葉と格好だけです。どちらというと、それは加藤ローザの担当?
う~ん、それにしても、あんな幼児パンツ。今どき、小学生でも穿かないぢゃない?原作からしてそうなんですかね。




で、どんな内容の映画かと言いますと・・
大分の田舎からポップスシンガーを夢見て上京した根岸崇(松山ケンイチ)が、何を間違ったかデスメタル悪魔バンド、デトロイト・メタル・シティ、通称D.M.Cのカリスマバンドボーカルに仕立て上げられて、恋人とドタバタコメディーを繰り広げるという、コメディー映画です。


ただ、クラウザーの使い古されたダジャレシーンだけは笑えない・・
そこはもう少し、ひねってほしかった。
何にも余計なこと考えなくていいから、疲れた時、ただ楽しみたい時に最適な映画かも、しれないですね。

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未成年 第一回 赤い傘と兄貴の恋人
2009/02/14
14:33/Sat





現在放送中のラブシャッフルを見ていたら、無性に昔の野島伸司の作品が見たくなりました。
今のラブシャッフルが物足りない、というのでは決してありません。
むしろ、こちらもかなり面白くなってきました。
ただ、昔の野島作品って強烈なメッセージ性がありましたよね。それが時として、余りにも過激な描写で極端な方向に行ったりするもんだから、作品によっては、好き嫌いのはっきり分かれる作家であったわけですけどね。
一方で、野島信者と称される、彼の作品を熱狂的に支持するファンもかなりいて、ボクもその一人ですね。




くだらねぇ、まるで季節外れのカエルみたいだ。ゲロ、ゲロ・・
毎回、ドラマの最初と最後に入る、主役のいしだ壱成の独り言のナレーションは、この作品の強烈なメッセージ性を高めています。
別に、青年期に限らず、誰しもが持っている日常にある小さな不満はあるものです。
ただ、それを口に出して言うか、言わないかだけの違いでしかありません。
13年ぶりかで、このドラマを見直ししました。1995年、10月の放送当時からリアルタイムで見ていましたが、不思議と改めてみる機会は余りなかったですね。
この続きは下の追記を読む、からご覧下さい。
未成年 第二回 彼女のハートにダイビング
2009/02/15
03:26/Sun





このドラマは、かなりヤバイっ!
リアルタイムで見ているのに、これほどハマる野島作品も珍しいです。
言葉に温度があるように、見る温度にもよって、その時の思い入れも変わってきます。
その作品というより、登場人物に感情移入できるかで、その作品が面白くもつまらなくもなるような気がします。
続きは下の追記を読む、からご覧下さい。
未成年 第三回 俺たちのクソッタレ人生
2009/02/15
10:12/Sun





夏が来ると思い出すぅ~
この三話から四話にかけてが、ドラ序盤のひとつの山場ですね。特に、この三話のラストシーンは、泣けて仕方なかったですね。
第三話は、まさに青春残酷物語、です。
この続きは、下の追記を読む、からご覧下さい。
未成年 第四回 汚ねぇ大人になるように
2009/02/17
23:21/Tue





今回は、バイオレンスと熱い友情!
第四回のテーマはそれですが、かなりエスカレートした描き方になっています。90年代の野島作品は、性と暴力という、それは青春ドラマに欠かせないテーマなのですが、それが時として極端な方向に行った時がありますね。
この続きは、下の追記を読む、からご覧下さい。
LOST シーズン5 第5話 The Place is Death
2009/02/20
01:54/Fri




LOSTは、シーズン5が一番面白い!
前のシリーズのように、現在と過去を行ったりきたりすることなく、現在進行形で話が進んでくれてるから、かもです。
極力、ネタバレはしないつもり(?) でしたが、それでは何も書けなくなってきました。先を全く知りたくない!という方 は、ここで引き返して下さい。
ネタバレの写真が目に入ってしまったら、ごめんなさい、です。




このシーズン5は、過去移動という、これまた混乱する話なんですけど、まあ、現存する者が過去に一時的に飛ぶ、という点ではわかりやいかな。
まさかタイムスリップが、からんでくるとはね・・ 予想だにしてませんでしたよ。
さてと、そろそろシーズン5の第5話の話に入りましょうか・・




前回、ジャックがケイトに会わせたい人がいると、ケイトをベンに会わせますが、サンもアーロンを預かりながら車の中で、その様子をうかがっていました
そして、やはりベンの復讐に燃えるサン。
誰から送れてきたか不明の銃をベンに、つきつけます。
でも、そこは口の達者なベンですから、サンをまるめこもうとします。




ジンが船の爆発で巻き込まれて、死んだと思っているサンは、その原因はすべてベンのせいだと、激しい憎悪を持ってます。
しかし、ベンから意外な言葉が・・・
ジンは死んではいないよ。
そう、やっぱりジンは生きていたのですっ!




その九死に一生を得たジンですが、漂流の果てにダニエル・ルソーの科学捜査隊と合流します。
その、ダニエル・ルソーに今は何年だとジンは問いかけて、
返って来た答えが、1988年。またもや驚愕な、新たな謎です。
前回、ロックが遭遇した軍隊が1954 年からの使者でしたからね。この関連性って、一体何なんでしようね。




またもや、ジンにもフラッシュが来て・・
ジンが気がつくと、いつの間にか、その科学捜査隊の死体が転がり、ダニエル・ルソーがジンに向かって銃を向けてきます。
逃げるジンでしたが、背後から銃をつきつけられます。その相手とは・・




何と、それはソーヤでした!
ということは、ジンが漂流して、たどり着いたのは、あの島ってことなのかな?
ソーヤやロックとの、久しぶりの再会に喜ぶジンでしたが、また新たな謎が待ってました。




またもや、またもやフラッシュが皆を襲い、シャーロットがまた倒れます。
シャーロットは、以前この島に住んでいたという記憶があり、井戸があるから、そこに行けば島から出れると言い残し、息絶えます。
今わの際に、非常にショッキングな言葉が出てきました。




ここは死後の世界よ。
う~ん、それって、どういう意味なんだろう~
ということは、だから死んでいないはずの人間が存在するということなか・・・だとしたら、生き残っている彼らは・・
そして、久々に現れた、黒い雲のようなモンスター!
ジンは前に遭遇してますら、必死に逃げますが、科学捜査隊は全く分からないから、格好の餌食となってしまいます。
ダーマ・インニシアティブ。これも久々に聞きましたね。
またまた、新たな謎だらけで、頭がパニックになりそうです。
でも、だからこのドラマは面白いのかも。




ロックが率先して、その井戸に・・・そこで会った人物は、死んでもうこの世にいない、あの人でした。
そういえば、クレアってどうなったんでしょうね。
シーズン5ばかり見ていると、その前のシリーズの部分的なことは、忘れてしまっています。




一方で、何とかジンの生きている証拠をサンに見せたジンは、ある場所に皆を連れて行きます。但し、ベンを信用できないケイトだけは、アーロンを連れて帰ってしまいました。
多分、アーロンを引き離そうとする黒幕がベンだと知り、ベン側にいるジャックも信用できくなってしまったのですね。
ケイトは、完全にアーロンの母親になってしまい、アーロンを我が子のように溺愛してしまっていますから。




そして、ベンが誘導して、教会にいた、その人物とは・・・
回を進むうちに、新たな謎が飛び出し、息つかせない展開で、ぐいぐい引き込まれていきます!
やっとの思いで島から出たのに、何故彼らは島に戻る必要があるのか!?
このシーズン5は、マジにヤバ過ぎですっ!


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LOST シーズン5 Episode 06 ゙316゙
2009/02/24
00:34/Tue




エピソード6は、いきなり、ふりだしに戻りますっ!
といっても、過去に戻るのではなく、同じことを繰り返して、またスタート地点に戻るということです。
いつものように、これからネタバレのオンパレード!に、なりますので、先を一切知りたくない方は、いつものように、ここで引き返して下さい。
どうせ、日本で正規版レンタルがリリースされるのは、一年後の来年の今頃でしようけどね。




さて、今回のエピソードは、シーズン4の最後の方の映像をプレイバックで出した次に、ジャックがジャングルの中で意識を失っている、ところから始まります。
しばらくして、意識を取り戻したジャックの耳に゛助けてくれ!゛と、何やら聞き覚えのある声が近くでします。声のある方に行ってみると、なんとハーリーが川で溺れていました。
ハーリーを助けたそばから、ケイトも近くに倒れていて、ジャックが呼びかけて、意識を取り戻します。




そうです!彼らは、またあの島に戻ってしまったのです!今度は自らの意思で・・・
その46時間前・・・
ベンの誘導で、ジャック、サン、デズモンドらは、ある教会でエロイーズという老婆に会います。
そのエロイーズに案内されて、教会の地下に誘導されていきます。




案内された部屋には、何台ものコンピューターと、大きな振り子が振られていました。
皆にその説明をするエロイーズですが、この人物はさてダーマ側にいる人物なのでしょうか!?
イマいち、このエロイーズというお婆ちゃん。ボクはまた、誰なのかキャラを把握していません。
どうやら、ダーマ側も島のある位置を把握していないようですね。
島は常に移動している。この振り子を作った人物は、そう推測した。 とエロイーズは、講釈します。




ちょっと、待てよ!
そしたらロックが爆発させた、物資や島から行ききしていた潜水艦が、どうやって、島の位置を把握してたんだ?
ベンが歯車を動かしたことで、常に島は移動する、から位置が再びつかめなくなった、ということなのかな。
あの島は、強力な電磁波あるから、空からの便では無事に着陸することは極めて困難ですよね。
ジャックたちが、島から出れたのも、ペニーの船でした。
それは、たまたま、デズモンドを捜索しているペニーの船が通りかかって、単に運が良かったに過ぎません




う~ん、そこらヘンが、よく理解できませんねぇ~
相変わらず、謎ばかりが大きくなる展開です。
エロイーズは、また皆が島に戻る必要があると説き、その島の頭上を通過しそうな旅客機をコンピューターで、弾き出したデータをジャックらに見せます。
それが、LA発グアム行き、アジラ航空゛316便゛




今回のエピソードの゛316゛は、今度ジャックたちが乗る便名だけで、数字的な意味はないようです、多分・・・
ただ、デズモンドだけは 冗談じゃないとばかり激怒して、その計画には乗る気はないらしく、ジャックに・・
これはゲームで、あんたらはピースだ!利用されるだけだ!
そうジャックに言い残して、去っていきます。




そして、エロイーズは、あるメッセージの書いてある紙をジャックに渡します。
それは、なんとロックの遺書でした。
エロイーズは、ロックの遺体を旅客機で運ぶ際に、ジャックの亡き父の遺品を身につかせるように指示します。
不審がるジャックでしたが、老人ホームにいる祖父を訪ね、亡き父の遺品である靴をもらい受け、それをロックに履かせます。




えーっ、あのロックが自らで命を絶った!何でだーーーーっ!!
銃で撃たれても死ななかった男が・・・
ジャックは、既に遺体となったロックを飛行機で運んで、あの島に戻そうとするのですが、その意味は何があるのでしょう?
まさか、あの島に戻れば死んだロックが生き返る?
そんなことは、ありえねぇー!でしようけど、あの島は何があるかわかりません。
現に、死んで三年も経つ、ジャックの父が、あの島では時々出てくるのですから。




空港で、ロックの遺体を運ぶ手続きをしているジャックは、サン、ケイトらと合流します。その場で偶然、手錠をかけられて警察に護送されている、サイードと出くわします。
そして、あの警察に自首して拘置されているはずの、ハーリーも、どこでこのことを知ったかわからないまま、ジャックたちと合流します。
その機に護送されるサイードも乗っており、出発ギリギリで、顔を血だらけにし、腕を骨折しているベンも乗り込んできます。
あれっ、ベンは島に戻っちゃったら、殺された娘の復讐の旅はどうなるの?


しばらくして、飛行機が大きく揺れ、またフラッシュが・・・
次の瞬間、ジャングルの中で意識を取り戻したジャックは、他の仲間を探します。
川で溺れていたのはハーリーで、ケイトも側にいましたが、サン、ベン、サイードはその場にはいませんでした。


そもそも、ジャックは何故、島に戻りたがるのだろう?
残された仲間を助ける目的なら、航空機では墜落するだけだから、船で行くしかないでしよう。
でも、それでは常に移動している島は見つけられない・・・
特に、サンは母国・韓国に3歳になる娘が、ケイトにはアーロンがいるのに・・・アーロン、愛しのマミーが突然いなくなっちゃって泣いちゃうよっ!




島に戻ってしまったジャックたちに、一台のバスがやって来て、中から出てきた男は銃を向けてきます。
しかしその男は、ジンでした!
余りにも、急展開し過ぎっ!
こんな謎だらけの展開じゃ、次の回が待ち遠しくて仕方ないぢゃないかぁーーーーっ!!


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闇の子供たち
2009/02/27
00:41/Fri




この映画は、衝撃の問題作ですっ!
昨年の夏、8月2日に渋谷シネマライズで単館公開されて、あっという間に口コミやネット情報で衝撃的内容がセンセーショナルな話題を呼び、上映館を増やしての拡大公開になりました。
結局、東京都内では確か10月17日頃まで上映館を増やして公開されていました。ボクは、その上映終了する一週間前に、有楽町のスバル座 で見ました。




昨年の公開当時から、かなり物議を呼んだ作品でしたね。
何せ、テーマが 子供の臓器売買と、幼児売春による性的虐待もからんできて、かなりハードなものでしたから。
映画の舞台が、タイのバンコクでしたので、当初はバンコク国際映画祭に出品予定だったようですが、突然の上映中止になったようです。




バンコク側から、著しく国のイメージを低下させる゛国辱映画゛のように取られたのかもしれませんね。
あたかも、今現在もタイで少女売春や、臓器売買が横行しているように描かれていたら、たまったものじゃないですからね。
どこまで、フィクションで、ノンフクションンかの線引きは難しいところだと思いますよ。




この映画は、原作は梁石日の同名小説です。
これが全くのデタラメなら、この小説そのものが問題となりますので、この映画で描かれていることが、必ずしもすべてが゛嘘゛とは限らないと思います。
ただ、我々だって、そんな現実を見てきたわけではありませんからね。あくまでも、映画としてのフィクションとして捉えた方が無難かな、という気がします。




監督・脚本は、阪本順治。映画主題歌に桑田佳祐が、この映画の為に書き下ろした現代東京奇譚。出演は、江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、豊原功補、鈴木砂羽、佐藤浩市。上演時間 2時間18分。
阪本順治といえば、「顔」や、「新・仁義なき戦い」等で、これまでアウトローを描いた映画が多かったですが、今回は社会の暗部を描くという、阪本順治にしては珍しく、社会派問題作を撮りました。




ストーリーは、日本の新聞社のバンコク支局に駐在する新聞記者、南部浩行(江口洋介)が、タイで子供の臓器売買や幼児売春が行なわれていると知り、その調査をしていくうちに、自らも事件に巻き込まれていくというものです。
新作ですので、いつものようにあまり詳しくは紹介しません。
しかし、子供の臓器売買といっても、脳死の子供の臓器移植ではなく、子供を誘拐して、健康な子供を手術台に乗せて、臓器を抉り取るという衝撃的なものでした。




この子供の臓器売買というテーマは、9年前の2000年にも日本テレビ「リミット~もしも、わが子が・・」で、野沢尚の脚本でドラマ化されています。出演は、安田成美、陣内孝則、田中美佐子、佐藤浩市、妻夫木聡子らです。
このドラマもかなり見応えのある作品で、ビデオ化されてはいるものの、未だDVD化されていないのは残念ですね。
ドラマで描かれていたのは、日本で幼児誘拐事件が起き、海外に連れ去られて臓器移植というもので、この映画のように幼児売春までは取上げられてはいませんでした。
そのドラマと、今回の映画では佐藤浩市と妻夫木聡がダブって出演しています。どちらも、そのドラマの中では、血も涙もない犯人グループ役でした。




特に佐藤浩市は、その「リミット」というドラマの中では、日本側の闇ブローカーの主犯格の犯人役で出演していました。
今回の映画では一転して立場が全く違う、臓器移植しないと半年しか余命がない子供を持つ父親役で出演しています。
江口とその同僚の豊原、それに同行したボランティアの宮崎あおいらの突然の訪問により、自分の息子が助かるためには、一人の健康なタイの子供が殺される事実を知りますが・・・
それでも、わが子を助けたいと願う父親です。
悪魔に魂を売った・・という点では、その「リミット」というドラマと、この映画の佐藤浩市の役は共通していますね。




一方で、宮崎あおい演じるボランティアは若さ故の暴走をします。
一人救えたとしても、また別の子供が誘拐されて手術台に乗せられるだけだ・・
主人公の南部を演じる江口は、熱くなり過ぎる恵子(宮崎あおい)に、そう言ってたしなめますが、恵子は、そんな南部の忠告も無視して、体を張って、要済みとなって、ゴミのように捨てられた命を助けます。




年端もいかない、少年、少女たちに避妊具無しで、腰を振るヘンタイ大人たち。
HIVに感染して、黒いビニールにゴミとして棄てられていく子供たちの命。
そんな目を背けたくなるような描写がいくつかあって、ある意味でこれは現実の出来事ではなく、フィクションの世界であってほしい、と願いたくなります。


ただ、現実の問題で海外で子供を買っている外国人もいるという事実は、やはり存在するのです。
淋しくて、淋しくて、心に死化粧
ラストのエンドロールに流れる、桑田佳祐の主題歌の現代東京奇譚のこの部分は、まさに江口洋介演じる主人公の心の闇を示唆していて、すごく意味深です!
決してヒロイズムには酔わない。そんな阪本順治ならではの作家性が出ていますね。


銃撃戦の果てに、待っている衝撃のラストとは!?
いろいろと考えさせる、人間の欲望と切なる願望の間にある悪魔の囁きを描いた問題作です!
ガツン!とくる衝撃的な映画も、たまには、いいものです。
ラストの桑田佳祐の主題歌が、哀しい余韻を残して、心に染みます。

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